舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

ハロウィン蝙蝠ネイル

2007-10-29 23:33:08 | 創作活動
間近に迫ったハロウィンに向け、マミちゃんの爪にもハロウィン柄を描くことにしました。
ちなみに先日自分の指に描いたカボチャと蝙蝠柄はトップコートを塗り重ねた甲斐あって未だに無事で、ハロウィン当日まで保ちそうです。よかったあ。
ただし自爪が大分伸びてきて根本に謎の空白ができつつありますが(笑)。

マミちゃんはネイルサロンに赴き、そのジェルネイルを色付きでお願いしました。
一緒に二人でフットケアもお願いしました。私は臆病ゆえ他人に足を触られるのを好まず、本当は自分でペディキュアを塗り直したいけど手がばりばりアートで除光できないので、やむなく最低限のファイリング(削り)と塗り直しのみ依頼。マミちゃんは角質除去などのケアもやってもらうことにしました。

このネイルサロンは「フット用個室」があるんですね。なんでも、スカートなどをまくり上げて足を出しますから、人目を気にせずにすむようにという配慮らしいです。
小さな部屋の一辺が長椅子になっており、足下にはフットバスが埋め込まれています。
私が黒川紀章さん(私この人かなり好き)のインタビューを読みつつ紫のペディキュアを塗ってもらった後、ハンドケアをやってもらいつつ待っていたマミちゃんに交代してカカトを削ってもらいました。
チト削られ過ぎて流血沙汰になりましたが。

流血沙汰になってフットケアを続けられなくなったので、マミちゃんは手用スペースに戻りマニキュアを再開。
ジェルネイルの色として選んだのは、本人の好きなピンクがかった淡い紫です。これを絵の具のようにブレンドして作ってもらうのですね。
色ができてしまえば、後はクリアのときと同じく「塗る→UVライトで固める」の繰り返しです。

こうしてサロンで作ってもらった土台に、いつものアクリル絵の具でお絵描きします。
マミちゃんから10回ほど「多色遣いするなッ!!」と厳重にいい含められていたので、描くモチーフはこうもりをチョイス。

最初に描いたのはやたら巨大になり爪を覆い隠す勢いになってしまったので、次からはもう少し小さめにしました。
しかし人の爪って描くの楽だなあとおもいつつ、片手3本ずつに計6こうもりを描きました。
黒でこうもりのシルエットを描いてから、黄色で目を描きました。余ったスペースに月や星を散らし、アートの完成です。

ただし、2匹並んだこうもりの片方の翼を描くスペースがなくなり、顔と身体のみ描いたらちょっと黒猫みたいになっちゃいました。しかし私もマミちゃんも黒猫に激しく萌える人種ですから、せっかくなのでこの子は黒猫ということにしようという結論になりました♪

F1ブラジルGP

2007-10-26 23:45:45 | 徒然話
パンパシの日はF1最終戦・ブラジルグランプリの決勝日でもありました。
私がシーズンを通じて(というより何年も前から)応援しているのは、闘志とテクニックにかけては右に出るもののない2年連続王者フェルナンド・アロンソです。
アロンソはルノーで2連覇を成し遂げた後、今季よりめでたく名門のマクラーレン・メルセデスに移籍。

これで鬼に金棒と思いきや、なんとチームには新人とはいえ子供の頃からマクラーレン・メルセデスの秘蔵っ子だったルイス・ハミルトンがいました。
もちろん、チームはハミルトンを贔屓しまくり、現王者であるアロンソとルーキーをあたかも同格かのように扱う上、アロンソの培ったデータを教材にずんずんと成績を伸ばし、気付けばアロンソを脅かす強敵になってしまいました。

まあ、アロンソがそれを快く思うわけはないですね。
というわけでマクラーレン・メルセデスは「チーム・アロンソ」と「チーム・ハミルトン」にパッキリ分裂。アロンソはハミルトン側へのデータ提供を拒みました。当たり前です。
それ以降、破竹の勢いだったハミルトンに翳りが現れはじめ、前回の中国GPではついにリタイヤの憂き目に遭いました。

こうして迎えた最終戦です。ハミルトンが好調な頃に築いたポイントがあまりにも凄いため、そのまま逃げ切るかと思われていましたが、ここ数戦の不調によってそれも分からなくなっております。
それでも一番有利なのはやはりハミルトン。次に逆転の可能性があるのはアロンソで、フェラーリ様のキミ・ライコネンがそれに続きます。
つまり、総合優勝の可能性はこの3人にあるということですね。
そこまでもつれ込むのは非常に珍しいようで、数十年ぶりの三つ巴の最終戦と相成りました。

前日の予選の結果により、ポールポジションはフェラーリのマッサが得ました。
しかも次はキミです。だから一列目をフェラーリ様が占めた状態ですね。マクラーレン・メルセデスがスパイ行為によってチームランキングから姿を消した今、フェラーリ様のチーム優勝は約束されてます。
2列目は予選3位のハミルトンと、4位のアロンソです。あああ、要するにアロンソは4強中最下位....。同じ列といっても、順位の高い方が有利な側につきますからねえ。

アロンソの位置に不安をいだきつつレースがスタートしました。
とたんに飛び出す2台のフェラーリ様!!後ろのライバルに抜かれまいと、仲良く飛び出る算段になっていたのでしょう。
すかさずハミルトンがそこに割り込もうと追い上げます。その好機を逃さなかったのがアロンソ。
ハミルトンが前を抜こうと躍起になっている間に出来た隙間から、一瞬の隙をついてアロンソが前に飛び出したのです!!おおおお、これぞ私の大好きなアロンソ!!!

慌てたのはハミルトンです。なんとか抜き返そうとアロンソに追いすがり前に出ようとしたわけですが、無茶な操作にタイヤが悲鳴を上げました。
マシンに不調を来し、これによってハミルトンは順位を大きくダウン。黒いの承知で言うけど、シメシメやったね。

ハミルトンはこの日、幸運に激しく見放されたらしく、その後もマシントラブルが発生してあわやリタイヤかというシーンまでありました。
そこは切り抜けたハミルトンでしたが、これでさらに順位がダウン。佐藤琢磨より後ろになってしまいました(←だから毎度ここで佐藤さんを引き合いに出すのはどうよ)。

あっ、日本人ドライバーといえば、中嶋悟元レーサーの愛息がこのレースでデビューしました!!おめでと~。
...と、脳天気に喜んでいる場合ではございません。なんと中嶋Jr.、ピットイン時にクルーを轢いてしまったのです!!!
こ、こ、こんな大ミス、今まで見たこともありません。ハミルトンが給油の完了を待たずに出発しようとしたのは見たことあるけど、生身の人間を轢いてしまうなんて、プロのレーサーとしてどうなんでしょう。

まあそんな後方での出来事より、問題は先頭集団です。
集団...といっても、3位のアロンソは1位2位のフェラーリコンビから引き離されてゆく一方。ほかのマシンに抜かれることまであるほどです。
せっかくハミルトンが遥か後方に行ったのに、思うように追い上げられないアロンソ。ううう、フラストレーション~~~。
でも一番フラストレーションだったのは間違いなくご本人でしょう。マクラーレンのマシンと合わないんじゃないのか。じっさい、今回の騒動が原因で、移籍(or古巣にカムバック)説も浮上しているようです。契約などの条件から考えると一年待った方がいいという見方もあるそうですが、私としては彼が早くこのチームから足を洗って、もっとやりやすい条件の下のびのびと負けん気を発揮する姿を見たいです。
まあ、移籍をちらつかせて年俸などの待遇アップを狙うというのもよくある手ですから、アロンソの動向はまだわかりません。

けっきょく1位だったマッサをライコネンが抜き(抜かれた後けなげにライコネンの走りをサポートしたマッサのスポーツマンシップは最高でした)、そのまま年間チャンピオンの座をゲットしました。
最有力候補ハミルトンがまさかの不運に見舞われた上、優勝候補3人の中で最も可能性の低かった人の優勝とは、まさにドラマチックな展開でした。
個人的にアロンソが好きな気持ちをさておけば、ずっとそこそこまで良い成績に達しながらチャンピオンを逃していたライコネンがついに優勝を果たしたことはとてもめでたいと思います。頭脳とテクニックを駆使したクールな戦い方にも好感が持てますしね。

パンパシ2007

2007-10-24 23:33:59 | ダンス話&スタジオM
昨日はうっかり佐世保バーガーに意識が飛んでしまい、遅ればせながら今日こそ日曜日に行った「パン・パシフィック・フラ・エキシビジョン」の鑑賞報告をいたしませう。

パンパシはハワイの著名ダンサーの出演数などからいっても日本で開催されるうちでは最大レベルのフラ公演ですが、不肖私共はまるっきしフラやハワイとは無関係の扮装で出没しました。

というのも、先日チラと書いたとおりこのイベントの前にはラフォーレ原宿にファッションショーを観に行っていたのです。
ラフォーレといえば表参道。そしてこの時期の表参道といえばハロウィン
よって、二人揃って正体が魔女なのがモロバレな仰々しい装い(+仰々しい帽子)で行くことと相成りました。

この扮装で歩いておりますと、栃木県内や浅草程度までは人から振り返って見られていましたが(ま、そんなことには生まれた時から慣れっこです)、さすがに原宿までいくと然程注視の対象とはなりませんでした。
今回の装いのパーツにはあの界隈で買ったものもありましたから、ごく自然に溶け込めたようです。特にファッションショーの時なぞ周りの皆さんもそういった装いで、むしろ地味な方だったかもしれません。
おまけにそのファッションショーを見て特に気に入ったショップに早速出向き、装飾過多のコルセット風ベルトをゲットして装着したところ、我々の出で立ちはさらに魔女っぽさが増しました。

母マミちゃんは原宿(特にラフォーレ)をとてもとても愛していて、国内のどこを歩いても滅多にお眼鏡にかなうファッションに巡り会えない彼女が、ここではきっとお気に入りの店を見つけて長居しています。
原宿の中でも特にコスプレなのか個性的な服なのか判然としない代物を取り扱う店ばかり好んでいます。
だから私も小さい頃、ラフォーレあたりの子供服(※例:ふりふりごてごてエプロンドレス)ばかり着せられていました。母は幼稚園から「子供にそんなコスプレさすな」と言われていたようですが、うちにはそういう奇天烈な服しかなかったんで仕方ないんです先生。

ともかく根本的に当時とあまり変わらない奇天烈な服装でパンパシの会場に乗り込んだものですから、旧知の主催スタッフTさんには「遠くからでも一目でわかったー!!」とかいわれるし(っていつもここまで激しい格好か?)、久々の再会を果たした顔見知りの皆さんには帽子を目印にされるし、私の背中では蝙蝠の翼がはためいているし、あの空間においてそうとう浮いたキャラだったようです。

今回のパンパシは、例年以上に日本とハワイの演目が入り混ぜられていました。
そうすると、日本人とハワイの人の踊りの違いがクッキリ浮かび上がることになります。
それは技術の違いではないし、ましてや順番を覚えているかどうかもたいした問題ではありません。
なんたって暗がりに入場するシルエットですでに日本人かハワイの人か明白なのです!!
体格も顔立ちもハッキリしない暗がりであっても、入場時の姿勢や歩き方ひとつにダンサーのオーラとでも呼ぶべきものが分かってしまいます。
うちの生徒さんも何人か観に行っていたそうですが、あの入退場を見れば、うちがいつも「入場時にもダンサーの自覚を持って気を遣ってね」と口を酸っぱくしていっていた意味をお分かりになったのではないかと思います。
ホント、入退場の姿って見えてるんですよね~。出演者はつい暗いもんでウッカリしちゃうんだけどね。そこで気を遣えるか遣えないかにダンサーとしてのレベルが顕れるといっても過言じゃありません。

かくいう私も、ついこないだまで踊り終わると猫背になってひょこひょこ袖に引っ込む無様な姿をさらしていたもので、ほんとはあまりえらそうなことはいえません(笑)。
しかし確かにその頃の自分の踊りは今に比べるとかなり荒削りで優雅さに欠けていました。逆にいえば、踊りが研ぎ澄まされていくのと同時に、そういう細部にまで目を向けられるようになっていくのでしょう。

何より肝心なのは、気持ち良く踊って自己満足に終始するのではなく、お客さまを楽しませようとする気持ち、それこそが何よりレベルアップにつながると思います。
そしてそのためには、パンパシに出てたハワイのダンサーのごとく「質の高い本物の踊り」になるたけたくさん触れて見る目を養うことが望ましいですね。

佐世保バーガー

2007-10-23 22:56:14 | 美食礼讃
マミちゃんが東武デパートの「長崎物産展」でまたしても魅惑のブツを購入して参りました。
一つはなぜか桐箱入りの長崎カステラ。そしてもう一つが、長蛇の列となっていた佐世保バーガーでございます。

「佐世保バーガー」の噂は聞いていましたが、実際にいただくのはこれが初めてです。
しかしそれにしてもとんでもない大きさですね。マク●ナルドごときのハンバーガーのボリュームにいちいち罪悪感を感じていた自分がえらく小さい人間に思えてくるほどです。
まあ彼の店と違ってフレンチフライとかチキンナゲットとかシェイクとかマックフルーリーといったオプショナル誘惑がないのはありがたいことですが。

この巨大ハンバーガーの正しい食べ方はなんと!!掌で盛大にプレスしてかぶりつくのだそうです。
つ、潰さないと食べられないほど巨大なのか~~。カルチャーショックを感じつつお皿に出してムギュッとプレス。端からマヨネーズやらベーコンやらがはみ出しますが、それらをかじり取りつつプレスし続け、かぶりつけそうな薄さになったところでいただきま~す。


...............。


お、お、おいしい~~~~。
ハンバーガーの常識を覆すようなおいしさです。というか、中身はオーソドックスなハンバーガーなんだけど、ソースや具の一つひとつがきわめて美味しいのですね。

幸せを感じつつ、我々は重要なことに気付きました。
あの食前にハンバーガーをプレスする行為、あれは食べやすい薄さにするためだけではなく、マヨネーズなどのソースがパンにしみ込んで美味しさを倍増させるという素晴らしい効能があったのですね。
おかげでパンがいっそうしっとりし(※あくまでも「水っぽい」じゃないのがミソ)、お肉もベーコンもジューシーで、ドリンクに頼らなくても口の中がパサパサすることなく最後まで美味しく味わえました。

ただ問題は、人前で食べるには口紅が千々に乱れるなどちとワイルド過ぎるということと、そうとうなボリュームなのでほかのものはいっさい、一口も食べられなくなるということでしょうか。
そんなわけでせっかく一緒に買ってきたカステラまで行けなくなってしまいました。長崎フルコースの夢、潰えたり。
まあ、カステラの方は時を改めていただくことといたしましょう。

パンパシとラフォーレ

2007-10-22 01:55:42 | 徒然話
今日はラフォーレ原宿で行われたファッションショーを観た後、日本最大のフラ公演、パン・パシフィック・フラ・エキシビジョンに行きました♪これまた180度違うイベントだな~(笑)。

その報告は改めてすることにいたしまして、今はなんとF1最終戦ブラジルGPの真っ最中!!想像以上の混戦で、誰が優勝しても全くおかしくない状況です。アロンソが連覇できるか否かの瀬戸際なのです!!
只今、渋谷のホテルの一室で固唾を呑んで見守っております。頑張れアロンソ、負けず嫌いのラテン男の意地を見せてくれ~!!

スタジオM診療所

2007-10-21 00:57:49 | ダンス話&スタジオM
最近、ダンスを教えるという生業は思いのほかお医者様のそれと近いんじゃないかと思うことがあります。

それは基本練習のときですね。
生徒さんたちの動きを見て「診察」し、ご本人の「自覚症状」をうかがうことによって、ひとりひとりの踊り方にある注意点や改善方法を「診断」するのです。
今日も「私、踊ってるとここが痛むんですけど」とおっしゃる生徒さんに、「じゃあ、そこに力が入ってるんですね。余計な力はこのようにして抜いてください、姿勢はこんな感じで」などと説明しながら、まるっきり医者と患者さんの会話だなあと思いました。

お医者様が薬さえ出せばそれで良しというわけではないのと同じで、ダンスの指導者も振り付けだけ教えてればいいのではありません。
基礎をしっかり伝えるためには、「よくある症状とその原因」そして「治療法」を知識と経験の両方から十分に理解している必要があるのです。
しかも一般論を説明するだけでなく、その場にいる生徒さん本人にとって大切なことを見極めるスキルが要るのですね。

重要なのは、ただダメ出しをすればいいのではないということです。
(うちはめったにしませんが)生徒さんの踊りの問題点を指摘するからには、「なぜそうなるのか」「どうすればなおせるか」を納得のいくまで解説できるようでなければ、問題を指摘する権利はありません。

一番まずいのは「動き(特に腰の)が小さい」という指摘です。ただそう言われただけの人は、それ以上に動かしてはならない場所もあるということを説明されないまま、間違った方法であってもおかまいなしに闇雲に動こうとし、下品な踊りになるだけでなく、そのまま身体に悪い変な癖がこびりつくことにつながります。

「もっと大きく動け」と言いたいなら、(1) どうやって大きくするか(2) どの部分の動きを大きくするか(=どこは抑えておくべきか)を、キッチリ説明できなければなりません。

尤も、うちのスタジオでは「もっと大きく動け」と言われることはめったにありません。
なぜならば大きく動くことより抑えることの方が遥かに難しく、遥かに大切だからです。
抑える技術さえ身につけばほかの部分を大きく動かすのなど簡単ですし、第一よけいなところが動いていなければ、そんなむやみに大きく動かそうとしなくても本当に見せたい動きのみが引き立ちます。

...と、いくら文章で書いても伝えるのは難しいものですね、やっぱり。
具体的にはわがスタジオM診療所、じゃなかった、ダンスアカデミーのレッスンにてお訊き下さい。納得のいくまでじっくり「診察」させていただきまっす。

ちょっと切ないガス・パッ・チョ

2007-10-20 01:27:52 | 徒然話
東京ガスがここしばらく放映しているCM「ガス・パッ・チョ」シリーズは私の好きなCMの一つです。
毎回ナルニア国ものがたりよろしく洋服ダンスから歴史上の著名人が登場し、現代の日本人青年の生活をかき乱す素敵なストーリーが展開します。

その中でも特に好評だったのか数パターン作られていたのが「織田信長」シリーズ。
この信長がもう、徹底的にうつけのかぶき者で、青年宅のガスコンロで気まぐれに料理とか作っちゃうお茶目な天下人なのです。

今回の最新作もその信長が登場。相変わらずの気まぐれっぷりで、あたらしいグリルで作れる料理に無邪気に感嘆の声を上げます。

そしてカエル段になり、信長は洋服ダンスに入る間際に青年へ言ったのです。

「じゃオレ、本能寺帰るわ」

本能寺...!!!
あああ、本能寺に行ってしまったら、このお茶目なうつけ者の運命は明らかです。
見送る青年もそれはよく分かっていて「そ、そこには行かない方が...」と言いさしましたが、信長はただまっすぐな笑顔を青年に向け、二人で撮ったプリクラを貼った印籠を投げてよこすと、「達者でな」と言い残してタンスの中に消えてしまいました。
切ない笑顔で「達者でな」とつぶやく青年。そして、最後に映る二人のプリクラ。



あああ~~~~~(号泣)


もう、変なツボが涙もろい私の涙腺が全開となり、滂沱の涙を流してしまいました。
今日はやたら沢山このCMが流れているので、その度に泣いてしまって大変です。

マミちゃんは「でも信長が戻らないと歴史が変わっちゃうんでしょ?」と言うのだけど、でもけっきょく、信長の遺体は見つかってないんですよ。
つまりここで信長が戻らなくても支障はなかったんじゃないのかーっ!?!?現代でうつけ者の変わったおっちゃんとして生きていくわけにはいかなかったのかーッ!?!?!?

できるなら信長が洋服ダンスをくぐり抜けたら何かの手違いで別の世界(例えば前作の福沢諭吉の時代あたり)にポコッと出てしまい、そうこうしてるうちに敵は本能寺にありと思い込まれて討ち入られ、ドサクサに紛れて命が助かっちゃった...なんていう展開だったらとっても嬉しいんだけど!!!

こんだけ力説してますが、私は別に信長ファンでも何でもありません。
だから同情してるのはあくまでも「CM」の信長に対してだけなんだけど、実在の信長はともかく、この劇中の信長だけはなんとか命が助かったということにできないかしらと、よけいな気を揉んでおります。

三つ子の魂シリーズ

2007-10-19 02:22:03 | 創作活動
一昨日の記事の話題に関連して、もう13年も前、自分が小学5年生だった時に描いた絵のことをフト思い出して載せてみました。

これは実物ではなく、絵を撮影してパネルにしたものです。
「未来の学校」かなんかのテーマでこの絵を描いたところ、全国規模の賞をいただきまして、はるばる北海道に渡って展示されたところを写していただいたのです。

嗚呼、北海道!!
何を隠そう、私はただただ自分の絵を北海道に飾ってもらいたい一心でこの絵を描きあげたのです。
それも当時私が師と仰いでいた人物が北海道出身だというただそれだけの理由で(※しかも当人は現在東京に住んでいる)。もちろん受賞したからといって北海道に行けるのは絵だけであり、作者が行けるわけでも何でもありません。

なのに担任の「受賞作は北海道に飾られる!!」という一言に目の色を変え、私は俄然やる気を燃やしました。
バカです。動機がなんかものすごいバカです。
これは小学5年生という若さゆえじゃなく、私自身が単純バカなんだな、明らかに。

しかしこの単純小学生は強い動機に突き動かされ、ほかの授業中も一心不乱に描き続けた結果(←あっ、単純以前に人間性の問題が)、本当に受賞して己の作品を北海道に送り出したのでありました。


当時の私はヒロ・ヤマガタさんに傾倒していて、もともと一枚の絵の随所にいろんなストーリーが詰まっている作品や、メインのお話と平行して挿絵の片隅で別の物語がさり気なく進行していくような絵本が大好きだったこともあり、こういういわば「一コマ漫画」みたいな絵を好んで描きました。

図工や美術の時間というのはどうしても人物を写実的に描くことや指導のねらい通りのものを描かせようとする傾向があり、その上時間も限られているので、私みたいなマイペースの天邪鬼にとってあまり快い時間ではありません。
私には私の描きたいタッチがあり、取り上げたいテーマは自分の中からわき出てくるものなので、与えられたものを指示された描き方で描くのがとても下手なのです(与えられたテーマについて果てしなく妄想を膨らませて描くのは得意ですが)。

特に「友達の顔」なんてほんと描きたくなかったですね。自画像や架空の人物の絵ならいくらでもデフォルメして描けるけど、実在の(しかもある程度親しい)人間など迂闊に描けません。なのに毎年一度は描かされるんだよなあ。なんで先生だか指導要領だかはあのテーマが好きなんでしょう。ハッキリ言って拷問でした。
だからクラスメイトなどを描くように求められれば豆粒のように小さく描いたし、学校行事を描けといわれれば、人の顔を描かないで済むように手元のアップを描いたりしてました。

そんな私ですから、実在しないものを妄想し、架空の人物が登場する絵を描くのは大好きで、「理想の学校」というテーマはまさにうってつけ。こうなったら徹底的に好きなように描かせていただこうと、人物の描き方も画材も自己流を貫きました。
つまり、図工の時間に描かされるあのわざとらしく人間臭い顔ではなく徹底的にマンガチックな顔立ちの人間を、絵の具ではなく愛用の水性カラーサインペンで描いたのです。

普段やっているように、まず大した構図もないまま下絵を鉛筆で描きました。構図は頭の中で描けばいいのです。描いてみて、もしバランスが悪かったら清書しながら軌道修正すればよいのです。
それから色をサインペンと色鉛筆と絵の具でつけ、最後に細字の油性ボールペンで輪郭をなぞって出来上がりです。ま、今のお絵描きのしかたとほぼ一緒ですな。意外と基本の芸風(?)って変わらないものですよね。

もちろんこんな描き方を学校の図工の授業ではさせてくれませんが、これが賞をもらったところをみても、感性のままに自分が最も良いと思える描き方で描くのが、いちばんゴキゲンな絵を描ける方法だと思います。

ハロウィンネイル!!

2007-10-18 00:19:48 | 創作活動
ということで完成しました、ハロウィンネイル!!
昨日塗ったのはこの紫の土台だったのです。かなりビビッドな紫で、この紫だけだとホントあまりにも毒々しいんで、こりゃサッサと柄を描いてしまったほうがいいわねと思いまして、けっきょくあの後アート→トップコートまで完成させました。

時刻は既に2時近くに達し、爪を描こうとした矢先にアニメの『ネウロ』が始まってしまいました。
ネウロ。それは私の大好きな『銀魂』を連載している週刊少年ジャンプの一作品で、そうとう黒くてシュールで可笑しな漫画です。つまりけっこう私好みです。
しかし銀魂とネウロって、共通点はほぼ無いに等しいな。強いていえば恋愛臭が限りなくゼロってことぐらいですか。あ、それから私の苦手な格闘ものやスポーツ漫画じゃないことも好きな理由の一つですね。

深夜2時に放映されてる時点でどんな内容かご想像頂ける感じのアニメを堪能しつつ、アニメの黒さにピッタリのハロウィンネイルが完成しました。
それがこちらの画像です。

今回のモチーフは「ジャック・オ・ランタンと蝙蝠」です。
お馴染みのアクリル絵の具のオレンジでもってまず南瓜の土台を描き、それから黒で目と口&蝙蝠を描きました。
蝙蝠はスペースの関係上、顔と翼が部分的に覗いてる感じにしてみました。顔だけ出てるとちょっと黒猫みたいだけど、それより問題なのは、土台の紫と色が近すぎてよく見えないってことです(泣)。
教訓。黒の蝙蝠を描きたいときは、もっと明るい紫にしましょう。

しかし言い訳するならば、この紫は有り合わせの紫で選べなかったのです...。というより、こんな毒々しいド紫が普通に家にある時点で、いったいどういう家庭なのという気もします。

ともかく折角描いたハロウィン用ネイルアート、どうせなら本番の31日まで大切に保たせたいものです。
今後2週間、トップコートをしっかり塗って強度の保持につとめます。

もうすぐハロウィン

2007-10-17 01:47:48 | 創作活動
只今、ハロウィンネイルアートのために爪を毒々しい色に塗ったところです。

いろんな服装に合わせるためには土台を白や透明に近い色で塗っておいた方が無難なのですが、ハロウィンといえばやっぱりポップだけど毒のある色彩ですよね。
しかし土台だけですでにアクが強すぎて、ここにハロウィン的な絵柄を入れたらどうなることやら正直わかりません。
まあ、何事も経験だな。とはいえ皆さんの見本で踊る手前、生徒さんに「うわなにあの爪、キモイ!!!」とか思われないよう気をつけます(笑)。
つーかすでにペディキュアと合わせて見ると若干悲惨な色合いです。ぎゃあ~。こ、このままではとても耐えられない。

ネイルサロンでマニキュアとペディキュアの両方をお願いすると、なぜか(ってたぶん実験や在庫処分のためじゃないかと邪推してますが)ネイリストさんは手と足を別々の色で塗ることを勧めてくることが多いです。それも、足はたいていやたら前衛的な色を勧められます。

でもできれば手と足の色は同一、または同系統の色で塗った方がいいですね。
なぜならば確かに手と足の爪の距離は離れているけれど、衣服は爪の色に合わせて選ぶわけですから、けっきょくは色彩的につながる必要があるのです。
ちなみにディータ・ヴォン・ティース様も足と爪の色は必ず同一のようです。

もっとも小生は色彩のことをとやかくいえるほど色彩センスに優れてないので、爪はとりあえず塗りたいように塗ったくり、着る服をなるたけ黒単色とかにして誤魔化しています(笑)。
そういう塗ったくり方が普通の絵にも現れていて、イタリアの幼稚園児の落書きみたいな(←※あくまでイメージ)色彩の絵が出来上がります。

そういえば、太陽を赤色で塗るのって日本人くらいなんだそうですね。やはり日の丸の影響なのでしょう。世界的には黄色で塗る人が多いのだとか。

そう言われてフト気付いたら私は昔から太陽をオレンジで塗っていました。
つくづく天邪鬼な奴です。

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