舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

落照の獄

2009-09-29 18:42:16 | ぼくはこんな本を読んできた
ヨムヨムで発表された小野不由美さんの人気シリーズ「十二国記」最新作『落照の獄』は、なんと予想を痛快に裏切り、初登場の国「柳」の話でした!!

十二国記という名称通り、このシリーズの舞台となっている世界には12の国があるのですが、そのすべてが描かれている訳ではありません。
登場人物達の話題に上ることはあっても、直接語られたことはなく、王や麒麟の名すらわからない国も僅かにあります。
そんな国の一つが、今回描かれた柳だったのです。

描かれた事はないと言っても、柳は幾度となく間接的に片鱗を覗かせていました。
一つは、長く続いた法治国家として。もう一つは、今や傾国の兆しを見せている国として。
その不気味な様子は、最新の(現時点で最後の)短編集でも触れられています。

今回の短編では、そんな柳の傾国の象徴とも言うべき事件が、法曹界に身を置く主人公の視点から語られます。

柳は、賢帝の下で百年以上にわたって繁栄を維持してきました(以前も触れたように、この世界では善政を敷いていれば王様は何百年でも生き続けられます)。
その根幹となっていたのが良く整備された法制度です。特に死刑は名目のみで実際には適用しないと王によって定められており、良い治安を保ってきました。

ところが、これまでに類を見ない凶悪殺人犯が出現。あまりの悪逆非道に、民は死罪でなければ納得できぬと叫び始めました。
確かにこの罪人は万死に値するほどの男です。しかし、死罪を持ち出せば長年の慣習を破る事になり、そうすれば今後も死罪の濫用が起こるのではないか…? 主人公や周囲の人々は深く苦悩します。

そして、彼らの苦悩をさらに深めているのは、他ならぬ王の態度です。
名君だったはずの王が、この罪人に対しては丸投げとしか思えないような見解しか示さない。のみならず、政全般に対して、もはや王はまともに対応する気がないのでは…?

どうやら、柳を徐々に蝕みつつある荒廃は、王に原因があるとしか思えません。
しかし物語では王自身の登場は一切なし。我々読者も、主人公達と同じように不安を抱かずにはいられません。
王のような傑物でもないのに出しゃばろうとする公子ばかりが目につき、余計不安を煽ります。

おそらく、今回の物語は序章に過ぎず、これから柳全体の様子も王の人物像も明らかにされてゆくと思われます。

小野不由美様、じらすじらす~~!!
あんまり勿体ぶらないで、数年ぶりの文庫新作を出して頂きたいと、無責任なファンとしては願ってしまいますわ。

La'ila'i

2009-09-27 16:50:35 | 徒然話
ふうぅ。久しぶりに、穏やかな日曜日がやってきました。それでこんな有り得ない時間に投稿しています(笑)。

先週は旅行博(まぁこれは遊び半分だからいいですが)、先々週はご存知のとおり発表会、先先先週は発表会のリハ-サル、先先先先…まぁこれ以上は思い出せないしキリが無いからやめましょう(笑)、とにかく、漸く再会できた「穏やかな日曜日」なんですね。

もちろん、穏やかなのは今日くらいです。
来週になれば昨日お伝えした日光けっこうフェスティバルのリハーサルが入りますし、再来週は本番です。その次の週も、詳細は後ほどレポートしますが、すでに予定が入ってます。

…うわ。こうして見ると私、「なんにもしないをする」が大好きな人間のわりには、めちゃ過密スケジュールで動いとるなぁ(笑)。

とにもかくにも、そういう多忙な中での奇跡のような一日なのですから、満喫しなくちゃバチが当たります。

ということで、先ほど早速マッサージチェア1時間やってきました。
…ね? とても有効な満喫法でしょ?(笑)

私はとても肩の凝る人間なので(文字通りの意味でですよ、比喩的な意味ではこれほど肩の凝らない人間もいません…あ、さすがにマミちゃんには負けるか)、時折マッサージチェアにかからないとカチコチになってしまいます。

…それにしても、冷静に考えると1時間(ひょっとするとそれ以上かも)はやりすぎな気もします。
というわけで心機一転、次なる満喫法は…そう、今日発売された『ヨムヨム vol. 12』をゲットしてまいりました~~

ヨムヨムとは、新潮社が出している文芸誌です。
毎回さまざまな有名作家の読みきり短編がたっぷり読める親切な本なのですが、今回の12号にはなんと、小野不由美様の『十二国記』が載っているのです~~

12号なだけに十二国記?…なんつう粋な計らいがあったかどうかは分りませんが(笑)、実は十二国記の短編が載るのはこれが2回目です。
1回目を読んで以来、次に載るのを今か今かと心待ちにしていたのです。

そして、いよいよ迎えた今日・発売日当日。
こないだのもかなり売り切れたそうだったので、間違いなくゲットするために午前中に本屋さんでゲットしておきました。
これからいよいよ読みます。わくわく。今度はどの国の話かなっ

日光けっこうフェスティバル

2009-09-26 23:08:15 | ダンス話&スタジオM
え~、発表会ネタも一段落ついたところで、次のイベント出演のお知らせです
このたび、10月10日(土)に日光運動公園にて行われる「日光けっこうフェスティバル」に参加いたします♪

イベントが行われる日光運動公園は、日光と言っても今市ではなく「旧日光市」です。
とはいえ、場所は結構今市の近くですね。地元の方には、「丸山公園を通り過ぎて霧降方面に向かう途中にある」と説明すればお分りになるでしょうか?

「日光けっこうフェスティバル」は、かなり大規模なイベントで、広大な敷地を使っていろんな催しが行われます。
我々の出演するステージだけでなく、日光下駄飛ばし大会も年々参加希望者が増えて人気のようですし、フリーマーケットも芋煮会もあります。
そして、日が暮れてからは夜空を彩る秋の花火。一日中楽しめるイベントなのです。

我々スタジオMの出演は「ハワイアンダンス&オリエンタルダンスショー」というタイトルで、もっと分りやすく言えばフラとジプシーダンスを踊ります。
詳しくは、間もなく日光市全戸に配られるチラシにてご紹介いただいてます。

チラシに書かれたメンバーに加え、きぬ川ハワイアンズの皆さんも一緒に踊ってくださる事になりました
お客様に喜んでもらえるように、なおかつ、みんなで楽しめるように踊りたいと思います!

スタジオMの出演は、朝10時半からです。
おぉっと、早いね。でも、このイベントはかなり人出が多く混み合うため、渋滞や駐車場探しで大変な事にならないように、どのみち早く来場した方が良さそうです。

このイベントにおきまして、先日の発表会で披露した最新曲&衣装を初めて一般の方の前で公開いたします。
発表会でご覧くださった皆さんからもたいへん好評を頂きましたので、一般のお客様にもきっとお楽しみいただけるのではないでしょうか

証拠VTR(笑)

2009-09-25 23:21:02 | スタジオM発表会
発表会の時プロの方に撮っていただいた記録映像の試作品が出来ました
待ちに待った証拠VTR。早速検証資料(※立ち位置図)を手元に置いて、じっくり検証したいところでするん

って、実は「るん」とか言ってる場合じゃないぞ。
何たって私も某所でやっちゃったもの(笑)。
こりゃクィーン(10月6日新店舗に移転万歳)で贖罪スイーツを買って来るしか無いか...。

そんな自分を弁護するためじゃないけれど、「検証する」とか言ってもべつに間違えた人を責める訳ではないです。
けれど、再び間違いをやらかさないために、「何が起こったか」「何故起きたのか」を検証しておくのはとても大切な事です。
私は「人は常に上向いてないと」と考える人間ですが、そのためには、過去の行いを振り返る事も必要なのです。

といっても、もちろん発表会の映像は証拠VTRとしてだけでなく、普通に鑑賞用としても十二分に楽しめます
会場が今までとはガラッと違うので、今までに無い絵が見られることがまず新鮮です。
そして、カメラとステージの距離が近いため、出演者の表情や手の動きがかつてなくじっくり観られるのも非常に面白いのです

しかしなんと言っても断トツに面白いのは、最後のフィナーレの模様でしょう。
カメラさん、私のつたないマイクパフォーマンスをしっかり聞き取り、紹介したグループをことごとく映像に捉えてくれてます
呼ばれたときのお返事も、グループによって全然雰囲気が違っていて、とても面白いですね。

そして真打ち、例のフィナーレ曲もばっちり映っています(笑)。
会場が一体となって盛り上がる姿も、一人ひとりの楽しそうな表情も、あの会場にいた方ならどなたでも懐かしく思い出せるような貴重な映像が残りました。
是非とも映像で二度楽しんでいただきたいと思います

でも、まさかフィナーレがあんなに受けてもらえるとは思わなかったなぁ。
もの凄い深夜に強強打破の勢いを借りて振り付けたという、あの尋常ならざるテンションが、逆に面白いものを生み出せたのかもしれません。
そして何より、参加者の皆さん(出演者だけではない!)が一緒に参加して楽しんでくださった事が、あのハッピーなフィナーレに繋がったのでしょうね。

メレフラ画像っ!!

2009-09-24 22:29:58 | スタジオM発表会
以前から予告していたメレフラパーティーの写真をしました


ホントは昨日載せる予定だったのに、一晩放置してしまってすみません。
ついったーでも書きましたとおり、昨日面白い小説を送っていただき、うっかりそれにうつつを抜かしてしまったのです。
これ、こないだの冬に読んだ「出版されてないけど珠玉な小説」と同じ方が書いたものです。前作とは驚くほどジャンルが違うけど。

すごい文才の持ち主なのだから、もっとたくさん書いて文学賞とか応募したらいいのにと他人から見たら思ってしまいますが、無から何かを創造するのは非常に大変な作業です。
常日頃から振付け創作に苦しんでる(これが無きゃ我々の親子関係はもうちょっと良好だったと思う・笑)私には、産みの苦しみがよ~~く分ります。

でもねー。面白い小説を読んだら、続編や他の作品をもっと読みたいと思ってしまうのが、人の性でありまして。
つい「何か読ませてようう書きかけでもいいからさああ」と、せがんでしまうのでございます。悪質なファンやな(笑)。
まあ、暫くは今回頂いた作品を堪能すると致しましょう。
ただこれが未完の作品なのだな。ううう続きが知りたい。これもまた蛇の生殺しです。


んで、お待ちどうさまのメレフラ画像です♪
美味しくお食事を頂いて会場に戻ってきてみたら、理想どおりのディスコ状態に模様替されていて、すぐメレフラパーティーに突入しました。

多くの方が残ってくださった事も嬉しい驚きでしたが、それよりもっと驚いたのは、皆さんメレフラ用にばっちりお洒落していた事です。
発表会の衣装のままという方はむしろ少数派で(もちろんそれでもオッケーなんですよ)、夕食時からお色直しをしている方がほとんどでした。
今回お揃いで使わなかった衣装や自前のドレス、はたまた今回のショップでゲットしたばかりの最新ファッションまで、おのおのに趣向を凝らした装いは見ているだけで楽しかったです。
最もすごい生徒さんは、発表と夕食とメレフラをすべて違う服装で参加されてました
もしかしたら、あらかじめ用意しておいた衣装に加えて、新たにショップで見つけたものも加わったからでしょうか?

いずれにしても、やはり女として生きているかぎりは、出来るだけ美しく装いたいものです。
とりわけステージに立つ時やパーティーの席などは、普段は出来ない華やかな衣装を身に纏う、またとない機会です。
そうやって時々お洒落して美しく変身することは、女っぷりを上げるためにこれ以上ないくらい効果があると、私は信じています。

普段から気合いの入ったメイクや装いでいたら流石に疲れますし、何より現実問題として、毎日の生活に追われているとそんな訳には行きませんよね。
でも、こういう特別な機会が人生のほんの数%だけでも加わると、それだけで自分に磨きがかかるものです。
外見上の変身だけでなく、内面から自信があふれるというか、生き生きした自分になれるんですよね。
ホント、自分の努力次第で美しくなる事が出来るわけだから、つくづく女をやってて良かったです(笑)。

残務処理も莫迦にならない件

2009-09-23 03:44:56 | スタジオM発表会
え~~ん、発表会の残務処理に追われていたら、こんな時間になっちゃったよう
今日はメレフラパーティーの画像をしようと思っていたのに、これじゃ日が明けてしまふ~

今日の残務処理は、発表会でお世話になった先にお送りする書類を作って宛名を書いて封筒に入れるという、それ自体はさほど大変ではない作業でした。
でも、どんなに小さな作業でも、積み重なると巨大になっちゃうんだな~、これが

そんな事を思いながらテレビを見ると、ヨン様が過労のため敗血症になって一時入院していたというニュースが流れていました。
なんでも、旅行エッセイの執筆が大変なあまり、疲労とストレスで10kgも痩せてしまったのだとか...。


ちょっと待て。
なんで忙しいくせに痩せないんだ、私。


もしかして、食事時間すらなくなる勢いでないと、「忙しい」うちに入らないのかもしれません。
でも我々の場合、他の何を削っても食事時間だけは確保しようとしているからなぁ。この根性がマズいんだろうなぁ。

発表会ベリーダンス

2009-09-22 02:14:34 | スタジオM発表会
今回の発表会(昼の部)のラストは、ベリーダンスで締めました。
ホントはベリーダンスの性質上、夜のパーティーになってから踊りたかったのですが、それだとダンサー(私含む)がバイキングを思う存分エンジョイできないので、昼の部の最後にした訳です。

踊ったのがこの曲。今年の新作、エロかわ☆ベリーダンスファッションです。
ちなみに、最も左側に写っているのが私ですね。
発表会の最後なので遊んで、横の階段を使わず、舞台前側から上ってみました。

それにしても。
この最後のベリーダンスの盛り上がりには凄まじいものがありました。
確かにベリーダンス(コレの前に踊ったキレイ系ではなくセクスィー路線の曲)は非常に盛り上がります。しかし、これが盛り上がるのは大抵もっと客席との距離が近い会場であり、こんなに広い会場が一帯となって興奮の坩堝と化す事はなかなかありません。
いったい、何故こんなに盛り上がったのでしょう? 一緒に踊っていた生徒さんが「なんでこんなに盛り上がってるのか、是非舞台を降りて客席側に回って観てみたかった」とおっしゃったくらいです。

ま、理由はともあれ、こんなに盛り上がっていただけたのはとても嬉しい事です。
何かアクションを起こすたびに受けてもらえるので、最高に踊りがいがありましたし、ラスト近くの「トゥースにも普段以上に気合いが入りました(笑)。

そして何より嬉しかったのは、このテンションのままフィナーレに突入し、引き続きみんなで盛り上がれた事です。
もう参加者全員で列をなして練り歩きながら踊った時など、知らない人同士がハイタッチとかしていて、忘れられない思い出になりました。
「いつもは骨髄バンクとかで一緒に参加してもすれ違うだけだった他のグループの人と交流が持てて良かった」といってくださる生徒さんもいらっしゃって、本当に光栄でしたね。

それにしても、あの会場で最初にハイタッチを始めたのは誰なんでしょう?
私でない事だけは確かなんですよね。でも、フト気づいたら会場中でハイタッチが行われていて、あれのおかげで更にテンションが高揚しました。
粋な事を始めてくれた方に、この場を借りてお礼申し上げます

旅行博2009

2009-09-21 00:00:30 | おでかけ
東京ビッグサイトで行われた「旅行博」に行ってきました~
ずっと前から行きたいと思っていた旅行博。今回、めでたく休みが重なり、初めて行けることになりました

ってか、最近行きまくってないか、お台場(笑)。
10年以上行く機会がなかったのに、突然畳み掛けるようにお台場に用事が出来て、等身大のガンダムも建設中を含めると3回くらい見ることができました。
今回はもう無かったようですが
本当は車窓からだけじゃなく、近くまで行ってみたかった.....。

とにかく、今日もゆりかもめに揺られて「国際展示場正門」駅へ。
なんだか同じ方向に向かっている人が異様に多いです。そういやビッグサイトに行く途中にも、やたら旅行博の看板やらノボリやらが大量発生していたっけ...。
これまでビッグサイトへの用事はもっとマイナーなイベント目的て来ていたので、私の許容範囲を遥かに超えた人波にたしょうおののきました。


入口は成田空港の協力のもと、空港の出発ゲートとまったく同じ作りになってます。
天井から吊るされた表示も完璧に同じ。チケットを提示する場所は完全にX線検査装置の形状です。
ま、実際に稼働している訳ではない(と思う)んで、100ミリリットル以上の液体を持っていたけれど大丈夫でした。多分ハサミとかも持ち込めますよ。でもあまり危ないシロモノはやめておきましょう。

「旅行博」は、とにかく旅行に関するブースがこれでもかと出ているアジア屈指の旅行イベントです。
国や地域ごとのブースもありますし、旅行会社や航空会社、果ては携帯電話会社など関連企業のブースも沢山出ています。

それぞれの国や企業が自らの威信をかけて出てきている格好のアピールの場なので、どのブースももの凄く力が入っており、非常に見応えがあります。
まず、店構えからして凝ってます。国の伝統建築を模してみたり、照明で演出してみたり、ファーストクラス体験シートのある航空会社のブースなどは、高級感を演出するためか、ゆったりしたラウンジ風になっています。

ですから、あらゆるブースの外観を見て回るだけで、そうとう面白かったです。
個人的な好みで言うと、モダンで芸術性の高いデザインのブース(ヨーロッパ諸国に多い)より、伝統建築をそのまま持ってきたかのような中東・インドなどのブースの方が好きですね。

更に、これこそ一番のお楽しみなのですが、多くのブースがチラシやパンフレットと一緒にグッズを配っています
書類をもらうことが多いためか、それらを入れるのに便利な袋物を配っている割合が高かったですね。
中にはペンなどの文具をくれるところもありますし、クイズやアンケート、ゲームに参加すれば、もっと良い商品を出してくれるところもあります。
私もインドネシアのブースのミニゴルフに成功して文房具セットをもらったりしました。

面白いところでは、ブースの特設コーナーで記念撮影するとグッズがもらえるというのがありました。
会社のマスコットキャラクターをもらって、それを持って撮影すると、更にトラベルキットまでくれるという太っ腹なところもありました。

そして、この画像はオーストラリアのブースのもので、こちらはカメラで撮ったものをその場で現像してくれるのです。
まるで本当にオーストラリアのビーチにいるかのような写真になりました。

今回一番の「収穫」は、「東京イギン」という会社のブースでもらったかえる柄のお皿と、前からずっと欲しかった旅行雑誌です。
欲しかった旅行雑誌はもう一カ所、あるクルーズ会社のブースでももらうことが出来ました。2冊ともまさに買おうかどうしようか迷っていた(または買いたい時に在庫が無かった)雑誌です。こりゃありがたいなぁ。

もちろん、収穫は物だけではありません。
いくつかのブースには小さなスペースやステージが併設されており、ミニショーを行っているのです。
ステージの出し物の殆どを占めていたのが、各国の伝統音楽やダンスのライヴパフォーマンスでした。
となれば、大方の予想どおり、ハワイ州観光局ではハワイアンの生演奏とフラショーが行われ、大盛況になっていました。

そもそもハワイ州観光局はブースからしてそうとう気合いが入っています。ヒルトンハワイアンヴィレッジあたりにソックリそのままあっても不思議じゃないような本格的な建物なんですね。もちろんトロピカルだし。
その一角にけっこう広いステージがあり、照明も完備されているとなったら、期待しない方が難しいというものでしょう。

そのゴージャスなステージをフルに使うべく、朝一からハワイのアーティストの生演奏やルアウショーダンサーによるフラ、そしてメリーモナークではミスハワイになれなかったけど無事「ミスハワイUSA」を受賞したアリアナ・セイユさんのステージもありました。
どれもとっても良かったです。何が良かったって、ハワイのフラだけしかやってなかったのが良いです。

わざわざ「ハワイの」と強調するのは他でもない、どこだか他の(多分JALかなんかの)ブースでハワイの「じゃない」フラを目撃してしまったためです。
ハワイ州観光局ステージで観たハワイのフラと、JALかなんかのステージで観たハワイじゃないフラ、その二つをかなり近い間隔で観ることができたため、その違いを更に如実に実感できたというのは、まぁひとつの勉強になったといえましょう。
残念だけど、50mくらい離れたところから観ても、その違いは明白なんだ...。

いつも主張している事を、念のため改めて申し上げておきますと、日本人であっても、ハワイらしいフィーリングを具える事は絶対に可能です。
それは、英語話者の家庭に生まれなくてもネイティヴとほぼ同じ発音を身につけられる人がいるのと同じです。本人の意欲と、見る目と、正しく学ぶ機会さえ得られれば、言語だってフラだって充分に可能性があります。
ただ、今日見たステージの人がそれを実現できていたかというと、.........、まぁここまで言ったらもう断言する必要は無いですね(笑)。
確かなのは、今挙げた3つの要素のどれが欠けても「ネイティヴのフラ」は実現しにくいという事です。

こういう話を始めると私はキリがありませんので別の機会に譲るとして(笑)、今回のショーで一番良かったのは、ハワイのダンサーの方々が先日の発表会で我々が赤・黒・白黒の3組で踊った「あの曲」を踊ってくれた事です。
自分では「あの曲」はかなり軽やかに踊っているつもりだったけれど、ハワイの人達が踊ったのを観ると、「あの曲」はもっともっと軽く踊った方が良いと感じました。
あまりに軽やかで滑らかで、歌詞を完璧に理解していても、動きのツナギ目が分らないほどです。
でも、本来ハワイのフラはそれで良いのです。そうあるべきなのです。


あと、トルコのブースでは私も踊りに参加してきました。
生演奏にあわせてみんなで輪になって踊っていたら途中から9拍子になりました。
実はトルコには7拍子だの13拍子だのといったリズムが沢山あり、その中でも私はKarshilama、つまり9拍子が大大大好きなのです。
9拍目があることによって生まれる余韻が、踊っていて最高に気持いいのですね。
私はベリーダンスで初めてこのリズムを知ったのですが、まるで昔から知っていたかのように、私の本能とマッチするリズムなのです。

思わず乗って踊っていたら、太鼓を叩いていたおじさんが私のそばに寄ってきて、楽しくコラボレートさせていただきました。
あああ、9拍子最高。今度うちのベリーダンスで使ってもいいですか。あ、ダメですか。やっぱマニアックか。そうか。

唯一の心残りは、インドのブースの前でボリウッドのダンスシーンばかり集めたビデオがかかっていたにもかかわらず、誰も踊ったり歌ったりしてなかった事ですね。
次の機会は是非こちらも生演奏でお願いしたいです。そしたら絶対に私も輪に加わります。
でも、趣味でインド音楽に合わせて踊っていると、どうしてもインドのおじさんのノリ(肩遣いとか)になってしまうのは何故なんだろう....。

発表会ジプシー

2009-09-20 00:32:02 | スタジオM発表会
先ほど「ついったー」にも書いた、生徒さん撮影による写真のご紹介です。
いやぁ~、出演の傍らホントに沢山の写真を撮っていただきました
どれも絶妙の瞬間を捉えた美しい写真ばかりなので、発表会の素晴らしい記録が残って嬉しいです

第一弾は発表会第二部の冒頭、ジプシーダンス(その1)の写真です。
と言ってもこの衣装、既に何度かご覧になったことがおありの方も多いかもしれません。
実はこれは今年のものではなく(もちろんスタジオMの発表会では初お披露目ですが)、最新のジプシー衣装はこの後に着たものだったのです。
アレは載せようかな~。どうしようかな~。なんたって新作だからな~。
...と勿体ぶっている訳ではなく(笑)、たんにこの写真が非常に躍動感があって綺麗だったので、先に掲載させていただきました。

ジプシー衣装は、扱いに技術を要する分、華やかで舞台映えのする衣装です。
でも、こちらのワンピース型もなかなか素敵ですね。
これは「着脱が楽でありながら、体型が綺麗に見える衣装」をコンセプトに制作されました。
なんたってコレの前に作ったフラの衣装が、体型補整効果は奇跡のようだけれどその分着るのが大変でしたからな(笑)。

まぁでも、うちの衣装であるかぎり(=今回の発表会で使われたお揃いの衣装すべて)、なんせ発案者が体型に深刻な難のある二人組ですから、どの衣装も体型補整効果がありますよ。
「衣装を着てたら『痩せた?』と言われた」という生徒さんたちの体験談はしばしば耳にします。これ、幸運な偶然ではなく、なるべくしてそうなっているのですね。

自分自身の体型が体型なので(繰り返し書いてると泣きたくなるけど)、我々は「服によって体型を良く見せること」を、これでもかとばかりに研究しています。
だから正直、世の中の既製服や既製衣装がどうしてそれを追求しないのか、もの凄く不思議です。
いや、着る人の殆どが我々のような深刻な事情を抱えてないからかもしれないけどさっ
それでも、元々良いスタイルの人が「体型がよく見える服」を着れば更に良いプロポーションに見える訳で、よく見えれば見えるほど、良いと思うのだけどなぁ。

もうひとつ体型を良く見せるために大切なのが踊りの技術(特に姿勢)です。
折角スタイルのよく見える衣装を着ていても、猫背だったりガニ股だったりしては、効果も台無しになってしまいますね。
ダンスによって求められる技術(姿勢)は違いますが、確かなのは、どの踊りにおいても「踊り方が美しければ体型も美しく見える」ということです。

だから、ダンサーの体型を美しく見せているのは、「衣装」と「技術」の力が大きいです。
逆に言えば、たしょう体型に自信がない人であっても、この二つさえ具えれば美しいダンサーになることが出来るということです。

発表会・夜の部

2009-09-19 01:24:22 | スタジオM発表会
夕食をとったり温泉に入ったり部屋でくつろいだり...の小休止のあと、夜8時半から再び発表会の会場に集まって、二次会のパーティーが始まりました。

我々が会場に戻ってきた頃には、既に多くの方が集合していました。
というか、けっきょく予想を遥かに上回る数の方が二次会まで参加してくださったため、大変賑やかな状況になっていました。
「もし人数が少なかったらグダグダ酒飲み大会にシフトチェンジしようかなぁ」とまで考えていた私としては、とても嬉しかったですね。
ま、グダグダ飲み会もそれはそれで楽しそうですが(笑)。こっちはまた別の機会に是非。

もっとも、ここでグダグダ飲まなくとも、多くの方(もちろんお泊まりのメンバー&日帰りでも自分で運転しなくていい方だけですが)が夕食時にしっかりお酒を楽しんでいたようです。
パーティーではお酒は脇役程度にとどめ、踊りや歓談、ショッピングを楽しむ人の方が多かったですね。

そうそう。遅い時間にも関わらず、いくつかの業者さんが引き続き出店してくださってました。
自分の発表や他の人の演技を観る方で忙しい昼の部よりも、パーティーの時の方がゆったり買い物しやすい状況になり、ここで踊る合間などに心行くまでショッピングした生徒さんも多かったようです。

パーティーのメインはメレフラ、つまり「フラ版ディスコ」状態ですね。
ディスコと言っても振り付けはフラですからもちろん決まっています。でも、振りを知らなくたって無問題。そのために私がいるんですから。
舞台上で踊っている私や生徒さんたちを観て、聴いたことのない曲でも見よう見まねで踊って良いのです。

そして、知っている曲ならばしばし舞台上に上がって踊ってください!!
とお願いしたら、かなりの方が積極的に上がってきてくださったので、ずっと舞台の上にいた私も寂しくありませんでした(笑)。
折角踊れる曲だったら、舞台の上で踊った方が絶対に気持がいいです

20曲をゆうに超える長丁場を経て、用意した曲が終わった頃には丁度10時。パーティーお開きの時刻となりました。
しかし、終了間際に非常に嬉しいサプライズが待っていました。
なんとショップのスタッフにウクレレを持参していた方がいらっしゃって、生演奏を披露してくださったのです!!
広い会場の中央に集まって、そのとき残っていたメンバーでその方を取り囲み、ウクレレの演奏に合わせて合唱しながら踊りました。
生演奏は生演奏でも、こういうラフな感じってとっても良いですね~!!
それがまた素晴らしい演奏でしたし。
最後まで残っていたメンバーには、思いがけないプレゼントになりました

ブログランキング参加してみました。クリックして頂けると幸甚の至りです。