舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

2014メリーモナーク団体戦(2)

2014-05-20 06:01:58 | メリーモナーク
それではメリーモナークネタに戻りましょう。


(8) Halau Hula Lani Ola - Kumu Puanani Jung
カリフォルニアのお教室だそうです。あいにく私は今まで存じ上げませんでした。



カヒコ:"He Inoa Keia Nou E Liliu"。リリウオカラニがテーマです。
申し訳ないけどあまり記憶に無くて、現場で書きなぐったノートを紐解いたら「がんばってるんだろうが…」と書いてありましたから、とりあえず何か頑張ってる感じは伝わって来たのだと思います。



アウアナ:""Kona Kai Opua"。有名な曲ですね。確かロバート様のお教室が以前メリモに出た時に踊られたのもこれだった記憶が?
衣装がとてもレトロな感じなのは、この曲のイメージに合わせているのでしょうか。



(9) Halau Na Mamo O Pu'uanahulu - Kumu William Kahakuleilehua Haunu'u "sonny" Ching & Lopaka Igarta-De Vera(カーネ)

数年ぶりに登場のサニー・チンさんのお教室です。まずはカネから。



ナー・クムフラ体制になり後ろ姿もますます仲睦まじいお二人(考え過ぎである)。



カヒコ:"He Mele Ma'i No Kekaleka"。メレマイ、要するに日本では放送禁止必至の特定の身体部位について歌っています。



このお教室についての私の印象は、とにかく男性も女性も踊ってる時の表情に自信がみなぎってるってことですね。ドヤ顔と言っても差し支えないレベル。
まあ多分、これだけ高度な事をこんなに揃えて来たんだぞ、という自信がダンサーの皆さん全員にあるのでしょう。



アウアナ:"O'ahu Homestead Medley"。ナナクリ、ワイマナロ、パパコーレア、そしてワイアナエというオアフ最初の4つの農場?入植地?について歌った曲です。相変わらず揃えてますね~。



(10) Beamer-Solomon Halau O Po'ohala - Kumu Hulali Solomon Covington

ミスの時にヘレン・ディシャ・ビーマーさんの曾曾孫さんを出していたお教室ですね。



カヒコ:"Ike I Ke One A'o Nohili"。カウアイ島の鳴き砂の浜を歌ったたいへんメジャーなものです。日本でも踊った事のある方は多いでしょう。
ああ…、しかし踊り云々以前にこの衣装は、いくらなんでも練習着みたいなのにもほどがあるんじゃないでしょうか…。
舞台衣装としてはもう少し、パウの分量を増やしてアンダーでボリュームを出すとか、そういう発想はしなかったのかなあ。



アウアナ:"Ku'u Hoaloha"。やはりビーマー家に縁ある曲を選んだのですね。
ならなぜもっと衣装をゴージャスにしないのか…私はどうもビーマー家というとヘレン・ディシャ・ビーマーさんのエレガントな作品とか、Kawohikukapulaniさんの豪華な婚礼衣装の写真とかそういうイメージが強いもんで、どうもこういう質素というかなんというかのドレスだとピンと来ないっす。



(11) Halau Hula Ka Lehua Tuahine - Kumu Ka'ilihiwa Vaughan-Darval
オアフ島マーノアにあるお教室だそうです。



カヒコ:"Ha'upu"。クィーン・エマのカウアイ旅行を祝した歌です。余談だけどハウプ山って調べるとあんがい標高が低いんだよね(笑)。
エマ王妃くらいの時代になるとカヒコの衣装もだいぶ現代的になります。髪型を上品なアップにして、ブラウスの形もお洒落ですし、カヒコでありながらレフア以外の花を使っているのも現代的なカヒコ(って「古いボジョレヌーヴォー」と同じくらい矛盾した表現だなwww)らしくていいですね。



アウアナ:"Ho'onanea"。最近だとウェルドンさんのイメージが強い曲ですが、ここで歌ったのはワイプナかな?とにかく違う方でした。私の席からは見えなかった…。でもたいへんエレガントで良い演奏でした。
この衣装は昨年のカムエラからヒントを得たんでしょうか? カムエラのように片側むき出しではなく、両肩が覆われているとグッと大人しいイメージになりますね。でも裏に光沢のある生地を重ねているのは良いですね。色を多用していないメイクもイイ感じです。
ただ踊り方をみると、若干この首の角度とか「ん???」な感じなんですけどね(笑)。



(12) Academy of Hawaiian Arts - Kumu Mark Keali'i Ho'omalu(カーネ)



待ってましたマーク様アゲイン。さっきさんざん撮ったくせに、またもやCanonさんの光学30倍ズームが火を噴いてます。
しかしクーペエの付け方パネェ(笑)。



カヒコ:"Hole Waimea"。珍しくマーク様オリジナルではなく、(とりわけ男性が踊るものとして)メジャーなのを選びましたねえ。
まあ良く聴いてるとカイのHo'opuka E Ka La Ma Ka Hikinaとかわりかし一般的なのも入っているんですけどね。

それにしても流石はマーク様、どれほどメジャーなのをやろうともフツウじゃ有り得ません。
何じゃこりゃ。こ、これがホレワイメアかよ!!


って、もちろん褒め言葉ですよ(笑)。
私は「フツウ」なのはまったく好きじゃありませんからして、このように過激に生まれ変わったマーク様流ホレワイメアを拝見出来て感激でございます。
マーク様のギャングスタラッパーのように攻撃的な詠い方や、腰にくるソウルフルなイプヘケのビートは戦士のチャントにたいへん良く合っています。
しかも、いくらその戦士が槍を持っていたからって、ダンサーが本当に槍を担いで登場するとかどういう事ですか!素晴らしいッ!!



アウアナ:"Aia I Moloka'i Ku'u 'Iwa / E Ho'okau'ahe'ahe"。元々はチャントであったものと、ジョン・カイミカウアさんが作った曲をセットにしたそうです。
そういえばモロカイ島の植物はククイで、歌にもククイが出てくるそうですが、マーク様のお教室は確か「Ke Kukui Nana I Luna」というモットー(?)を掲げていたはず。壁やTシャツなんかにもククイの葉がデザインされてるはずです。その辺りも関係しての選曲なのかなあ。

しかし内容はさておき、この舞台では大変なことが起りました。
最初は無事踊り出したのですが……



なんとダンサーのサッシュベルトが落下。
しかも2名も。


たまに装飾品を落とす人やトップスがずれて来る人はいますが、こんな事故を目撃したのは始めてです。
同じチームの二人が同じものを落とすなんて。
こりゃ巻き方が甘かったんじゃないかなあ~。サッシュベルトって留め具とか一切無く、本当にただの細長い布(しかもサテンなどのツルツルした生地である事が多い)を締めるんですよね。だからきちんと巻いて固定しないとこういう事故も起こりえます。カネダンサーの皆さんは十分お気をつけくださいまし。



(13) Halau Na Mamo O Pu'uanahulu - Kumu William Kahakuleilehua Haunu'u "sonny" Ching & Lopaka Igarta-De Vera

再び登場のサニーさん&ローパカさんです。



カヒコ:"Ali'iolani"。ロット&アレクサンダー・リホリホ両王子のために書かれたチャントだそうです。
サニーさんのところはとにかくダンサーに高度な事をさせるんですよね。今回みたいに道具を使ったり、オリがメチャ長かったり、詠いながら踊ったり…。しかもそれを一糸乱れず揃えてくる。そのあたりに高得点ゲットの秘訣があるのかもしれません。



アウアナ:"Lei Puakenikeni"。という事でたっぷりとケニケニのレイを掛けてます。
しっかしここの衣装はとにかくお金がかかっているという印象ですね。豪華と言うより「お金がかかっている」。3人連続ミスアロハフラを出した頃からそう思ってます。
さっき言った「ダンサーの表情に自信がみなぎってる」と「衣装にお金がかかっている」、このお教室に対する私の印象はこの2点に尽きます。


(14) Ka Leo O Laka I Ka Hikina O Ka La - Kumu Kaleo Trinidad(カーネ)

日本でも非常に有名な(=日本でのご活躍が非常に多い)カレオさんのところです。
私、カレオさんとこは断然男性の方が好きですね。ダンサーのイケメン率の高さを差し引いても、純粋にレベルが非常に高い!しかも非常に爽やかで気持の良い踊り方をします。



カヒコ:"Aia I Ni'ihau Ku'u Pawehe"。ニイハウの柔らかいマット「パーヴェヘ」や島の自然について、長短のカーラーアウを使って踊ります。
相変わらずものすごく高度な事をものすごく爽やかにこなしています。今回は棒モノ(と括っていいのだろうか)のカヒコが多かったですが、ここが圧倒的に上手でしたね。



アウアナ:"Ho'i Ke Aloha I Ra'iatea"。私の好きな曲の一つ、タヒチのライアーテア島を訪れた話です。
アーロン・サラーさん版もホークー・ズッターマイスターさん版も両方好きですね。
なるほど~、カネに似合う曲だったんだなあ。



というか相変わらずダンサーのレベルが凄まじい。高度な事をキッチリ揃え、しかも爽やかスマイルを浮かべて踊っているのが凄いです。
普段男性は記録のための数枚しか写真を撮らないのに、あまりにも綺麗なんで撮りまくってしまいました。



最後のポーズも素晴らしいのひと言です。


ここでインターミッションが入りましたので、この記事もここで一区切り。
次回はオラナさんやナプアさんなど、さらに魅力的なお教室が登場して来ます。






人気ブログランキングへ

ひっそりブログランキングに参加しております。よろしければ応援のクリックを…。

最新の画像もっと見る