舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

明日はリハーサル

2014-10-05 05:46:43 | ダンス話&スタジオM
昨日頑張った甲斐あって、今日は普段よりだいぶ早くリハーサル準備が完了しました
まだ暗いうちに完成するなんて夢みたいだ~(まあそれば釣瓶落としな秋の日の恩恵もたぶんに受けておりますが…)。


今度のイベントの出演曲は全部で6曲。うち1曲はマミちゃんと私が踊るので、明日のリハーサルで練習するのはそれ以外の5曲です。
完全な新曲もありますのでけっこう大変ですが、みんなで楽しく練習しましょうね


ウチの本番直前レッスンの特徴として、ピリピリムードが微塵も漂わない事が挙げられます(笑)。
だって本番まで一週間切ったら、もーピリピリしたってしゃーないじゃん(いえウチはそれ以前のレッスンもピリピリとは無縁なんスけどねw)。
ここまできたらただひたすら本番を楽しむしかないっしょ。

もちろん、誰かが盛大に間違えても、指導者の怒号が飛んだりする事はありません。
まあ盛大なツッコミを入れる事はありますが(笑)。

そもそも世の中、怒鳴られなきゃ上達しないなんて事はないのですよ。
特に趣味の習い事の場合、その場にいる全員がその習い事を「好きだ」「上達したい」と思っているからこそ日々のレッスンを頑張っているわけで、そういうモチベーションを持っている人であれば、いちいち怒鳴られなくたって元から自分の間違いや弱点を克服しようと心がけているはず。
それに、同じ上達するにしても、怒鳴られて気まずい思いをしながらじゃなくて、楽しいとか可笑しいとか感じながら上達していった方が遥かに良いに決まっています。


なぜウチの指導者が怒らないかって、それは主宰者であるマミちゃんが今までのダンサー人生の中でただの一度たりとも怒られた事が無いからです。
乳母車(ペビーカーじゃないらしい!)に乗せられて通った初めてのバレエ教室に始まり、その後彼女が自分の意思で通った日劇の先生も、ハワイ留学中にお世話になった数多の先生方も、誰一人として彼女に怒った事は無いそうです。

そういえば、ハワイ留学中に母が行ったジャズダンスのクラスの先生は、ブロードウェイで『王様と私』の王様役を演じた方で、普段のレッスンでは非常に優しく穏やかな先生だったそうです。
しかしある日のレッスン中、ある生徒さんがガムを噛んでいるのを発見したその先生、いつもの穏やかな様子が豹変し、烈火の如く怒ったらしい
それを傍から見ていたマミちゃんは大いにドン引きし(もちろんガム噛んでたのは彼女じゃなくて全く別の人なのにですよ)、それ以来そのクラスに通うのをやめてしまったそうな。どんだけ豆腐メンタルなんだ母よ。


ハワイで彼女が学んだダンス教室の中で最もお世話になったところと言えばもちろんイリマフラスタジオです。
イリマのクムのお二人は、日本人である母を快く受け入れて下さった(現在と違って40年前に日本人を受け入れてくださったのがどれほど有難い事だったか、こないだのハワイアンズの番組でよくよく分りました)ばかりでなく、とても優しく教えてくださったようです。

そういう先生方に恵まれたお陰で、母は怒られなくても十分にダンスのスキルを磨いて来ることができたようですし、長じて自分が教えるようになっても「生徒さんを怒鳴る」という発想はハナから無い指導者になったのでございます。


まあそんなわけで、明日の練習に参加される皆様も、今回は新曲や慣れないフォーメーションが多くてなかなか余裕はないかもしれませんが、ぜひ本番前特有の空気を楽しんで下さいませ~




私も本番を楽しむ一環で引き続き内職中です(相変わらず楽しみ方がおかしいッ)。
こないだの鬼怒川イベントのために作ったグッズを再利用出来る仕様に作り直すのさっ。
これからもっとデコらせるぞ~。わくわく。






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今月のネイルと今日の内職

2014-10-04 08:17:07 | 創作活動
今度の日曜日に迫ったイベントリハーサルに向けて、この時間まで準備をしておりました
スッカリ朝になるまで徹夜するのは大抵リハーサル前日である事が多いですが、今回は今日頑張った分、明日が少し楽になるはず。と信じたい。


リハーサル準備と平行して、ジェルネイルのカスタマイズもしました。




土台はオーソドックスなフレンチです。
上の画像は、まずそこに白?オーロラ?のラメを掛けた段階ですね。
真っ白も綺麗だけど、照明のある舞台ではラメがあった方がやっぱり良く光ります。




フレンチのクリアと白の境界線に、こちらの奥ゆかしさの欠片もない銀ラメでガッツリ線を引きます。
先程の白ラメは慎ましやかな光り方だったのに、そこで満足しないのが私なのであります。光り物はえげつないくらいで丁度良いのです。


当初の予定だとこの銀ラメの線はクッキリ引く予定だったのですが、クリアと白の境目をぼかすように塗ったところ、これはこれでグラデーションっぽくて良い感じになりました。




そしてさらにダメ押しのラインストーンです。
まあ今回は爪一本あたり大中小各1個ずつ計3個ですから、私にしちゃストーンが少ない方です。私にしちゃ。


このラメとストーンの組合せは流れ星のイメージです。
なので塗りながらアラジンの『ホールニューワールド』の「I'm like a shooting star」というフレーズばかり壊れかけのレディオのように脳内リピートし続けていたら、未だに頭から離れてくれなくてそろそろちょっと困っています。

ちなみに私は劇中の若い二人のデュエットではなく断然エンディングのピーボ・ブライソン&レジーナ・ベルver. 推しです。Let It Goのエンドソングもあんな風に素敵なR&Bの実力派シンガーを起用してくれてたらなあ。
とかどうでもよすぎる余談はさておき。




リハーサル準備の一環で四代目が本番用衣装を着ているカードを作りました。
他の衣装のイラストもひととおり描いて塗って切ってカード化しております。
前回の鬼怒川イベントで作った時の反省を活かし、再利用出来るように工夫してみました。


さて、土曜日のレッスンに向けてこれから寝ます
寝坊して遅刻しないように頑張って起きますね(笑)。




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2014メリーモナークDVD

2014-10-03 05:24:01 | メリーモナーク
今日ようやくメリモDVD(のうちの一本)を通しで観ることができました。
発売から一ヶ月以上…初めてまともに見られてウレシー
まぁ一度にまとめて観ようとしないで少しずつ観ていけば良いんですけれど、一組観るとどうしても続けて観たくなってしまうため、時間がなくちゃ無理なのです。
あんのじょう全部観たらこんな時間だ。だが後悔はしていないッ。


DVDの近い映像で観ると、客席から観た時には分らなかった事が色々分って楽しいですね。
フラはやはり感情表現がキモですから、可能であれば細やかな表情まで見えるくらい近距離から観るのがベストだと思います。
そんなわけで、毎年現場に行っていても必ずDVDもゲットしているのでございます。


特に今回はメリモDVDをゲットしたウチの生徒さんたちの為に鑑賞ガイドなんて物も作ってみました。
このブログに書いた内容から特におすすめの演目を抜粋し、さらに個人的見解も加えた代物です。
何しろ全部観ると82曲&特典映像の大長編だそうですので、とりあえずどこから取り掛かればいいかの参考にして頂ければ幸いです。


大長編ではありますが、数日かけてでも絶対に全部観た方が良いです。
教室やクムのお名前をあまり知らない方であっても、82曲をひととおり観ていくと、最初はみな同じように見えても、だんだんに教室や系統ごとの違いが分って来て、さらに自分の好みもハッキリして来ると思います。

もっとじっくり観ていくと、一見したところ一糸乱れず揃えていても、群舞の中に特に素敵なダンサーがキラリと光っているのが見えたり、衣装や選曲にもトレンドがある事に気づいたりなど、観る度に新たな発見があるのがメリモのDVDです。
やみくもに自主トレするより遥かに勉強になったりしますから、9,500円は決して高くない!って私はセ●ノさんの回し者じゃないスけどね(笑)。


あ、回し者じゃないんで思った事を遠慮なく言っちゃうんですが。
今年のDVD、ときおり音と映像がズレてるような気がしませんか……???
どうも音より映像の方がちょい早いような気がして仕方ないんですけど…。

そう思ったのはアウアナのアロハ先生のカネ、音楽に対してどうもタイミングがズレている。
アロハ先生のところは決して音より先に動いちゃうような残念なお教室ではありません。
これはおかしいと思って観ていたら、ミュージシャンの方の演奏の手も音と映像がズレてる気がする!
さらに別のグループのクイの足音やカーヘアと口の動きも完全にズレてる!!
音と映像のタイミングが合っている(ように見える)演目もあるんだけど、一部の演目は観ていてどうにも背中に髪の毛が入った時のようにムズムズするレベルにズレているように感じました。


う~む、どうしてこうなった…。
光より音の方が伝わる速度が遅い以上、仕方がないのかしら(※完全文系人間による不確実な知識ですので理系分野について怪しい事言ってたら軽く聞き流して下さい)。
でも今までのメリモ映像でここまで映像と音の乖離を感じた事は無かったような気がするぞ…。


気を取り直して、内容の話に参りましょう。
先程言ったとおり、現地で観ている時には気づかなかった事も色々発見しました。


衣装の生地の質感や微妙な色合いは、その際たる物と言えましょう。
やはり会場で遠くの客席から観ているだけだと、いくらオペラグラスとカメラのズームを駆使しても限られた演技時間内でそこまで細かくは見えません。

アップの映像で観て衣装がとりわけ素敵だと思ったのは、マウイ島・イリアヒさんのカネチームでした。
マウイ島の曲と言えばピンクが鉄板で、今回もマウイ島の曲にピンクを使ったチームがいくつかあり、一口にピンクと言っても随分色々あるんだなあと改めて感心したものです。

その中でも、個人的な感想ですとイリアヒさんのシャツに使われていた上品なピンクは特に良かったですね。
レイにもちゃんとシャツに合った色のロケラニが使われていましたし、サッシュベルトはもちろん、スラックスもこのピンクに合った色合いでセンスの良さを感じさせます。

ホントに「一口にピンクと言っても色々ある」ので、ピンク同士で組み合わせれば合うかと言ったら決してそんな事は無く、むしろピンクと呼ばれる範囲がなまじ広いぶん事故も起りやすいのです。
そんな中でイリアヒさんのように全体の配色をセンス良くまとめられると素敵ですね。
ダンサーの衣装が素敵なだけに、あの時の先生の服装に関してますます謎が深まってしまったぜ。

フラの衣装にも時代によって流行り廃りがありますが、せっかく流行を追っても、色合いやレイとの相性などを間違えると途端に安っぽくなったりダサくなったりしてしまう事があります。
また生地の素材感も重要です。素材と色の相性によってグッと魅力が増す事もあれば、逆に何だかネグリジェみたいになってしまう事も!?(笑)
やはりこれも最終的にはクムや衣装をコーディネートする人のセンスが重要ですね~。


衣装だけでなく、踊り方もアップで観ると印象が変わってきます。
とりわけハワイ島ヒロのカヒキラウラニのカネダンサーの皆さんのレベルの高さにはひたすら感嘆しました。

会場で観た時から素敵だなぁと思っていましたが、アップの映像だと新たに振付の難しさや一糸乱れぬ群舞としての完成度の高さなどもよく見えて来て、ますます良いと思った次第です。
ステージのバミリ(ってありゃバミリじゃなくて板の継ぎ目のテーピングだけどw)をフルに活かして歩幅までキッチリと揃えられていて感嘆しきりです。2位なのも納得。群舞はああでなくちゃね。


そんな素敵なカヒキラウラニを押さえて1位になったカレオさんのカネダンサーも改めて観たら本当にスゴかったです。
カヒキラウラニの少数精鋭を活かしたきめ細やかな演技とは好対照な、大人数ゆえの大迫力!
こないだも言ったように、「フォーメーションでも歌詞の意味を表している」のよね。歌をよく聴きながら観ているとさらに感動する事請け合いです。
ホークーレア号を模した最後のポーズも素晴らしいです。


作り手としてはあんな風にフォーメーションを生み出したいと願ってやみません。
もっとも、劣化コピーでは恥ずかしいので(笑)、あのフォーメーションを目標に新たなものを創り出すぞ~。お~

というわけで明後日は某イベントのリハーサル!皆さん頑張りましょうね!






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フラノート話(追記)

2014-10-01 04:47:25 | ダンス話&スタジオM
先程、私がひっそりと参加している「人気ブログランキング」の新着画像一覧を見てビックリ。
わ、私の描いた絵が載っているッ
しかも、私の記事の新着画像としてではなく、他のブロガーさんが記事でお使いになったようですね

フラダンス ブログランキングへ今もコチラでご覧いただけるようです。


出典もきちんと明記してくださいましてありがとうございます
そうと知っていたら私、あんなサインペン殴り書きではなくて、きちんと着色した物をしておいたんですけれども、ともあれその方が振付ノートの取り方を考察なさるにあたってたしょうなりともお役立て頂けたようで光栄な限りです。


あの画像が決してテキトーやデタラメではない証拠に、8月のロバート・カジメロ様ワークショップ@日光の時に書いた振付の覚え書きもほぼ同じ書き方をしました。
何しろあの日マミちゃんは四代目がワークショップを妨害しないよう看守役を務めていましたから独力で書かねばなりませんでしたし、あとで生徒さんに訊かれた時に責任を持ってお答え出来ねばならんという事で、プレッシャー半端なかったッス。
でも、ロバート様の振付は歌詞に忠実な上、動きから動きが見事なまでに美しく繋がっているため、ああいう要点のみの覚え書きでも歌詞と身体の記憶の助けを借りれば十分に再現出来ます。


私の書き方は、そのブロガーさんもおっしゃっていたとおり読み解くハードルが高い
まず第一に、もし他の人に見せたとしても私の振付ノートに書かれた事はほとんど伝わらないでしょう。まして、その振付を知らない人ならチンプンカンプンだと思います。
しかしそれでいいのです。あくまでも「覚え書き」なのですから。
あまり説明的に書きすぎると、自分自身でもその記述に頼るようになってしまい、身体の記憶が十分に強化されません。
単語や化学式のような暗記モノでさえ、「声に出して読む」「歩きながら覚える」など身体を動かしつつ覚える事が記憶を強化するのですから、覚える物がダンスであればなおさらです。
繰り返し踊る事で身体によ~く覚えさせるようにして、振付ノートはあくまでも「補佐」と心得る事が大切です。
逆に言えば、ノートを見ながらでなければ踊れない曲は決して「マスターした」とは言えません。出来るだけ簡潔な言葉で記憶が呼び起こされるようになってはじめて覚えた事になるのです。

さらに、事細かに書き過ぎてしまうと、しばらく経ってから見た時に却って分りづらくなる事さえあります。
色々考えずに動いてみれば意外と身体が覚えていて正確に踊れたりするのに、ノートの細かい書込みに頼って動こうとすると、まるで新しい物を覚える時のようにぎこちなくなってしまうものです。


第二に、私の書き方は「歌詞とセットである事が大前提」です。
むしろ歌詞の方がメインで、振付けノートは副教材のポジションなのですね。

こないだ来月のイベントの為に十数年前に踊った曲を思い出す作業をした時も、私はひたすら歌詞カードを見て、ひとつひとつの単語の意味を考えて、声に出して歌う事で思い出しました。
歌詞カードを見なくても歌えるようになって来ると、だいたい振付も同じくらい記憶がハッキリしてきます。
曲と振付は一心同体ですから、やはり普段からできるだけ素敵な演奏に合わせて覚えたいものですね

余談ですが、今回の曲で言うと、今度実際に踊るハワードさん&ナタリーさんバージョンより、その前に使っていたデニス・パヴァオさんバージョンの方が強く記憶に残っているし、それよりもっと前に使っていたカハウアヌ・レイク・トリオのバージョンの記憶が最も鮮明という困った事態が起きてます。
昔の事の方がよく覚えてるってマジだわ~(笑)。


私のノートの取り方が最も役立つのは速く書きたい時です。
例えばワークショップのように限られた時間内でメモする場合、書く事を必要最低限に絞って要点だけ書かなければとても間に合いません。
そして、瞬時に要点を見定めて的確に書くのは慣れと技術が必要です。
この慣れと技術を磨く為には、普段のレッスンで練習しておくのがとても重要です。
「家に帰ってから一人で、あるいはレッスン後に仲間達と、じっくり丁寧に細かくノートを書く」というのも復習のスタイルとしてもちろんアリですが、覚える為にノートを取る派の人であれば、「早く・簡潔に・要点のみを書く練習」をしておいて損はありません。


そうそう、覚えるにあたってノート自体取らないという人は、無理に取る必要はないです。
私だってホントはどちらかというと取らない派です(こないだのロバート様のワークショップみたいに私が責任を持って短時間に覚えなければならない時は別ですが)。
普通のペースで進むレッスンでやる曲であれば、書かなくてもいいのではないでしょうか。

ちなみに、「書かなくても覚えられる人」は「書いて覚える人」より頭が良いというわけではありません。たんに覚え方の違いだと思います。
覚える速度も頭の良し悪しとは関係ない気がします。早く覚えるけどすぐ忘れる人もいれば、時間をかけて覚えて忘れない人もいます。記憶力にきょくたんなムラがある困ったタイプもいますってそりゃ私だ(笑)。


確かなのは、特にフラの場合、老化とはほとんど関係なく「経験を重ねれば重ねるほど覚えが良くなる」という事です。
若い新人さんより、ベテランのクプナさんの方が早く正確に覚えたりします。


ですから、是非とも焦らずに自分に合った覚え方、自分に合ったノートの取り方を見つけていくことをお勧めします。
その模索の過程でフラの記憶力が強化されていき、前の曲より今の曲、今の曲より次の曲の方がずっと覚えやすくなっていくのです。必ずです。






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