突然ですが香港と他国の合作映画の場合、よく見られるものはタイトル表記(タイトルカット)が中文でないケースが多いように思う。
例えばショウブラ作品なら『七金屍』(ドラゴンVS7人の吸血鬼)や『四王一后』(未)があったり、他にもイタリアとの合作などが数本ありました。
一方で香港の広告やポスターなどの宣伝材料にはタイトルが漢字で書かれている場合が多いですね。
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実際のプリントはどうなるだろうか。
英語か中文のプリントどちらかに例えばタイ語をダビングしたりする等、音声と表示が合わないケースもあるが、タイトルが中文なら北京語(または広東語)音声、英語なら英語音声になっているのが普通のケースです。
ついでにオリジナルの中文プリントなら焼付けの字幕(中国語と英語字幕の二段)がつく。
香港版というか合作で中文のものがあるのかどうかはもしかしたら香港での上映時の音声がヒントになるかも知れない。
調べてみると、『七金屍』や『四王一后』は北京語音声で上映されたようだ。香港を除いた地域でのプリントは英語版だったりイタリア語版だったり様々だが、香港で上映されたプリントというのは存在しないのだろうか。
話は戻って最初に合作なら中文でないと書きました。ではその中文タイトルがあった場合、中身の編集も当然違うのではないかと考えていました。
その中文タイトルが実際にあったので早速確認してみることに…。
例えばジミーさんの「スカイハイ」(75)。これもオーストラリアとの合作映画でした。(ゴールデンハーベスト作品)
タイトル画像
英語版と見比べるといくつか気になる点がありました。やはり編集は他と違っていて焼付け字幕の北京語音声なので北京語版としておくと、こちらは監督がジミーさんと鄭嘉時(つまりブライアン・トレンチャード・スミス)の共同監督になっているのが分かります。
字幕からはジミーさんはファンという役でしたが漢字では“方”と書くことなんかも判明。(ジミーさん、この方という名前が好きなのかも。)
確かにいままで無かったと思っていた合作映画の中文タイトルが存在したことになるではありませんか。(これで少しは希望の光が見えたかな?『四王一后』の北京語版だってきっとあるはず。私はこれにジャッキーの姿が映っていることを期待しています)
そして気になるシーンは“削除シーン”についてです。
この北京語版はちょっと変わっています。ノーカット全長版ではありませんが、何とデジタルリマスターのFS盤DVDでは本編からカットされオーストラリア盤DVDにあった2つのシーンは、確かに存在していたのです。実際には約90分に短縮されていますが、ある一部のシーンが丸々削除されたりしているのではなくて、各シーンから少しずつ削って無駄を省いたような編集になっていました。なので一応すべてのシーンは含まれていますがちょっとずつ削って削って正味約90分に収まっているということになります(笑。
この「スカイハイ」も調べてみれば香港上映時の音声は北京語との事でした。
いろいろ考察してみた結果ですが、この北京語版は恐らく香港の劇場公開版なのではないかと思っています。(これがどこで見られるかと言いますとインターネットで大陸系の動画サイトにアクセスすると見られます)
ただ、短く編集されたオリジナル北京語版もいいですけど、やっぱり主題歌のスカイハイがかかる場面も多いのでオンエア版(ちなみにタイトルは英語ながら別プリント。こっちは日本公開時のもの??)が好きなのですが、日本語版もいいですね。
他にも日本語をしゃべるジミーさんは渋いところでは、『いれずみドラゴン嵐の血斗』や『ドラゴン特攻隊』などいくつかありますね。個人的にはスカイハイの池田秀一さんの声あたりがシックリと来てますのでジミーさん理想の声と思います。是非新しく作るる時は池田氏を起用で!(ジャッキーが共演した初期作品『キラードラゴン流星拳』だけはなぜか日本語版が存在していないのだが…。 )
参考資料
ジミー王羽 『スカイハイ』日本語版、北京語版
例えばショウブラ作品なら『七金屍』(ドラゴンVS7人の吸血鬼)や『四王一后』(未)があったり、他にもイタリアとの合作などが数本ありました。
一方で香港の広告やポスターなどの宣伝材料にはタイトルが漢字で書かれている場合が多いですね。
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実際のプリントはどうなるだろうか。
英語か中文のプリントどちらかに例えばタイ語をダビングしたりする等、音声と表示が合わないケースもあるが、タイトルが中文なら北京語(または広東語)音声、英語なら英語音声になっているのが普通のケースです。
ついでにオリジナルの中文プリントなら焼付けの字幕(中国語と英語字幕の二段)がつく。
香港版というか合作で中文のものがあるのかどうかはもしかしたら香港での上映時の音声がヒントになるかも知れない。
調べてみると、『七金屍』や『四王一后』は北京語音声で上映されたようだ。香港を除いた地域でのプリントは英語版だったりイタリア語版だったり様々だが、香港で上映されたプリントというのは存在しないのだろうか。
話は戻って最初に合作なら中文でないと書きました。ではその中文タイトルがあった場合、中身の編集も当然違うのではないかと考えていました。
その中文タイトルが実際にあったので早速確認してみることに…。
例えばジミーさんの「スカイハイ」(75)。これもオーストラリアとの合作映画でした。(ゴールデンハーベスト作品)
タイトル画像
英語版と見比べるといくつか気になる点がありました。やはり編集は他と違っていて焼付け字幕の北京語音声なので北京語版としておくと、こちらは監督がジミーさんと鄭嘉時(つまりブライアン・トレンチャード・スミス)の共同監督になっているのが分かります。
字幕からはジミーさんはファンという役でしたが漢字では“方”と書くことなんかも判明。(ジミーさん、この方という名前が好きなのかも。)
確かにいままで無かったと思っていた合作映画の中文タイトルが存在したことになるではありませんか。(これで少しは希望の光が見えたかな?『四王一后』の北京語版だってきっとあるはず。私はこれにジャッキーの姿が映っていることを期待しています)
そして気になるシーンは“削除シーン”についてです。
この北京語版はちょっと変わっています。ノーカット全長版ではありませんが、何とデジタルリマスターのFS盤DVDでは本編からカットされオーストラリア盤DVDにあった2つのシーンは、確かに存在していたのです。実際には約90分に短縮されていますが、ある一部のシーンが丸々削除されたりしているのではなくて、各シーンから少しずつ削って無駄を省いたような編集になっていました。なので一応すべてのシーンは含まれていますがちょっとずつ削って削って正味約90分に収まっているということになります(笑。
この「スカイハイ」も調べてみれば香港上映時の音声は北京語との事でした。
いろいろ考察してみた結果ですが、この北京語版は恐らく香港の劇場公開版なのではないかと思っています。(これがどこで見られるかと言いますとインターネットで大陸系の動画サイトにアクセスすると見られます)
ただ、短く編集されたオリジナル北京語版もいいですけど、やっぱり主題歌のスカイハイがかかる場面も多いのでオンエア版(ちなみにタイトルは英語ながら別プリント。こっちは日本公開時のもの??)が好きなのですが、日本語版もいいですね。
他にも日本語をしゃべるジミーさんは渋いところでは、『いれずみドラゴン嵐の血斗』や『ドラゴン特攻隊』などいくつかありますね。個人的にはスカイハイの池田秀一さんの声あたりがシックリと来てますのでジミーさん理想の声と思います。是非新しく作るる時は池田氏を起用で!(ジャッキーが共演した初期作品『キラードラゴン流星拳』だけはなぜか日本語版が存在していないのだが…。 )
参考資料
ジミー王羽 『スカイハイ』日本語版、北京語版
オープニングのタイトルバックの違いや、WB版では見る事の出来なかった、高僧とのシーンなどがあります。
SBの合作映画の香港版プリントは見た事がないのですが、”存在する”と願いたいです。いつの日か見てみたいですね!
こんにちは。
燃えよドラゴンの香港版見たことがあります。(以前、新宿の某輸入業者の棚に置いてありました)香港版もいいですよね。
ハーベスト関連の合作映画は比較的あるのかもしれませんね。(これをリストアップしてみたいと思います)
こいつも英語吹替しか持ってないな~。
セレステでも発売されなかったし...私も“存在する”と願いたいです。
日本語しゃべるジミーだったら“座頭市破れ!唐人剣”とかで、
「座頭市~!!!!」と生日本語をしゃべっていますが。どうでしょうか???
(あれって張翼も出てたのね。知らなかった...)
イタリア合作『龍虎走天涯』あったらこれの中文見たい!(笑)。
仏版なんてのがあるみたいですけど、同じマスターみたいだし。
羅烈は合作とかそういう映画に引っ張り出されることも多いですね。
そうだそうだ、『破れ!唐人剣』は日本との合作になりますか!
(あれもハーベストですよね~。こっちが多いのは会社の方針かな?)劇場版だから誰の声か不明ですけど確かに日本語ですね。そういえば、ジミーさんがラストで勝っちゃう『破れ!唐人剣』香港バージョンは
見たこと無いですけど、あれはそう簡単には見れないっす(タイトルも中文なのか気になりますが)。誰か持っていないのかなぁ。
張翼も出演してましたね。確かクレジットもあったし。(実は張翼の隠れファンなのです)
「獨臂刀大戰盲侠」見たいですね。昔某レーベルが発掘したという話を聞きましたが未発売のままです。権利関係が複雑なんでしょうね。
醒龍さん
>会社の方針かな?
僕もそんな気がします。SBは合作といっても招かれるイメージだったんでしょうね。その点GHは香港版を製作する意思がうかがえますね。