スイスの首都、ベルンからシャモニー(仏)に行く途中にシヨン城に立ち寄りました。レマン湖畔のリゾートとして有名なモントルーという小さな町があるのですが、シヨン城はこのモントルーから車で数分のレマン湖沿いにあります。
シヨン城の写真としてよく知られているのは下のような写真だと思いますが、
お城の正面は下の写真の様になっています。何だか穀物倉庫のような感じもしますが...。
こじんまりとしたお城ですが、意外と中は広く、地下階、地上3階でたくさんの部屋があり、しかも広くはないですが中庭までありました。城主の部屋や宴会場には立派な暖炉があり、かっての武具や調度品が置かれていました。お城の窓からはレマン湖沿いにスイスの山々が遠望出来ました。拷問室や絞首刑室もありましたよ。
【16世紀に宗教改革を推進しようとしたジュネーヴの僧院長、ボニバァールはサボイア公国の王に捕らえられ、ベルン軍侵攻によって開放されるまでの4年間(1532年~1536年)このお城の地下牢獄の5番目の柱に鎖でつながれた】
19世紀にこのお城を訪れたイギリスの詩人バイロンが、この話を聞き、「シヨンの囚人」という叙事詩を作ったため、シヨン城の名が世界的に有名になったのだそうです。
実際に地下牢獄の入り口から3番目の柱にはバイロンのサインが残っていました。
(最初のシヨン城の写真はネットより拝借しました)