ある方のブログで日銀が一般の見学者を受け入れていることを知り、見学させて頂くことにしました。
見学は特別の事がないかぎり、平日はほぼ毎日行われているようです。見学希望日の3か月前から1週間前に電話で予約すると、日銀から見学許可証が送られてきて、それを見学日当日に持参する仕組みです。セキュリテイは相当厳しいようでした。
見学許可証を持って通用門入口の受付に行きます。<通用門受付>
建物の中に入ると意外にもそこは中庭になっていました。中庭には、その昔、馬で来店する人が馬に水を飲ませた、馬の水飲み場などもそのまま残っていました。
<中庭を囲む建物>
<馬の水飲み場>
見学者は中庭から小ホールに集められ、女性職員の方から説明を受けます。これ以後は写真撮影禁止です。 <小ホール>
最初に20分ほど日銀を説明したビデオを見た後、内部の見学です。すばらしく豪華な昔の賓客用エレベーターに乗せてもらって下に下ります。歴代日銀総裁の巨大な肖像画がかかった長い廊下や昔総裁が使っていた品々、古い大きな秤、昔の日銀窓口等々を次々に見学しました。
いよいよ地下金庫に到達です。それまでは装飾のある部屋が多かったのですが、地下金庫に近づくにつれて装飾のない頑丈な造りの部屋が多くなり、レンガで出来た部屋がいくつもありました。地下金庫とその周りの部屋は、関東大震災でもびくともしなかったほど頑丈な造りなのだそうです。下の写真は頂いたパンフレットに載っていた写真を写しました。この金庫は米国ヨーク社製(扉の厚さ900mm、扉の重さ25t)とのことです。 <地下金庫>
お土産に6cmХ10cm位の小さなビニール袋に入った古いお札をシュレッダーにかけた物を頂きました。これは日銀に最終的に集まった古いお札で、使えない程痛んだものをシュレッダー処理したものだそうです。これで、いくら分位あるのでしょう?何となく気になりますね~(^-^) それにしてもこの細かいシュレッダー処理には驚きました(笑)。 <シュレッダー処理した古札>
ご存知の方も多いと思いますが、今回見学した古い石造りの日銀本部では、今は業務はほとんど行われていないそうで、現在はお隣の新しい建物(昭和48年完成、10階建)で日常業務が行われているとのことです。 <新旧の建物>
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