福岡市博物館で催されている「藤城清治 光と影の世界展」に行って参りました。
<会場入り口>
藤城清治さんは日本に於ける影絵作家の第一人者だそうですが、私はこの方の作品を意識して見たことはなく、今回も友人に誘われての、見学でした。が、展示されている作品を見て、一気にその世界に引き込まれてしまいました。
写真撮影は禁止とのことで、作品を写せなかったのが残念ですが、どの作品も光と影が織りなす美しい世界が表現されていて、私達見るものに何かを語りかけてきます。
作品のテーマは、猫などの可愛らしい動物、聖書や童話、細密な風景画など多岐に渡っていて、その作品世界には日常とは違う独特のものがあるように思います。福岡をテーマにした最新作も何作か展示されていました。
会場の一角では、カミソリとカラーフィルターを使って藤城さんが制作中の映像が流されていました。影絵というと、表現に制約があるような気がしますが、カミソリとカラーフィルターを自在に操って、絵を描くのと同じように、あらゆるものを表現されているのには驚きました。
さらに、多くの作品には、藤城さん自身による説明が付いていて、これを読みながら鑑賞すると、作品のテーマや作家の思いが一層理解でき、作品がより身近に感じられるような気がします。
会場の出入り口横には藤城さん関連のグッズ売り場が併設されていましたが、多くの人々で賑わう盛況ぶりでした。
<グッズ売り場>
その後、友人と館内のレストランで遅いランチをとり、今、見てきた美しい作品について話がはずみました。
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