友人からチケットを頂いて福岡アクロスのシンフォニーホールで行われた“鼓童”のコンサートに行って参りました。
“鼓童”は新潟県佐渡市を拠点に国際的な公演活動を展開しているプロ和太鼓集団で、“鼓童”という名称には心臓の〈鼓動〉及び子供〈童〉の様に無心で太鼓を叩くという意味があるのだそうです。
今回の舞台にも、太鼓を中心とした音楽芸能に無限の可能性を見出し、現代への再創造を目指している集団らしい力強さと、ある種の洗練された美しさがあった様に思います。
そして、2012年には歌舞伎の坂東玉三郎さんを芸術監督に迎え、更なる新境地を切り開こうとの試みのようです。
「鼓童ワン・アース・ツアー~神秘」と銘打った今回の舞台は、玉三郎さんが芸術監督を務められた2作目の舞台だそうです。太鼓を打つというだけではなく、地鳴りのような太鼓の響きの中を渦巻く大蛇、真っ暗な中に浮かび上がる提灯など、そのしかけが目に訴えて来るものと太鼓の響きがミックスして幻想的空間を作り上げ、坂東玉三郎の面目躍如だったような...。
1幕目と2幕目の間に15分の幕間を挟んでの約2時間に、18演目が演じられましたが、ホントにあっという間でした。
<コンサートプログラム>
舞台終了後も何度もカーテンコールが繰り返され、今でもその力強い太鼓の音色が耳に聞こえる気がします。
.
.
.