友達がチケットがあるから一緒に行こうと誘ってくれて、
宝塚歌劇を福岡市民会館で観劇しました。
考えてみると、宝塚歌劇を観劇するのは十数年ぶりです。
40代後半から60代初めの十数年間は2年おき位に娘達と宝塚大劇場に行っていました。
いま思うと、丁度その頃は何かとストレスが多い頃で、
時々大劇場に行き、ついでに神戸や大阪、京都を廻って、息抜きをしていたのかもしれません。
その頃の月組男役トップスターは真琴つばささん。
花組男役トップスターは真矢ミキさんでした。
今でも真矢ミキさんが舞台で演じられた「モンパリ」の一節を、
ふっと、口ずさむことがあります。
真矢さんも真琴さんも今は女優として活躍されていますが、
タカラヅカ独特の軽快で颯爽とした男役の彼女達のふりが思い出され、
とても同じ人とは思えませんね(^-^)
今回は宙組の公演で男役トップスターは真風涼帆さん。
水もしたたるという表現があるけれど、
宝塚の男役はまさにそれ。
美しくほれぼれしてしまいますね。
豪華絢爛キラキラの衣装、音楽と色彩と照明が交差するなかでの、
なだれ落ちる歌声と舞台いっぱいを使った群舞。
約3時間の非日常の世界を目一杯味わいました。
考えてみれば、これほど主婦向きのものがあるでしょうか?
毎日、毎日果てしなく続くもろもろの家事。
たまには、いつもとは全く違うこんな世界に浸らなければやってられない!
そういえば、観客は私より少し若い世代の奥さん風の方々が大部分でした。
大劇場で見た過ぎ去った舞台の想い出は、
心の中にそっとしまわれ、何かの時にふっと思い出す宝石のようなもの。
この歳にして、再びのダカラヅカになるかも!?