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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

てくてく歩きのパリ ~ロワール地方の古城めぐり(シャンボール城)~

2020年01月09日 |    パリ(2019)

パリ滞在も後半に入りましたが、この日はオプショナル旅行に参加してロワール地方の古城を巡りました。

ロワール地方はフランスのほぼ中央部に位置しフランスの庭園とも呼ばれ、ここを流れているロワール川の流域には多くのお城が点在しています。私達はその中の
シャンボール城、シュノンソ―城、ダビンチが生涯の最後の3年を過ごしたクロ・リュセ城を見学しました。

早朝にパリを出発しましたが、30分もすると田園風景が広がり始め2時間程でロワール地方に入りました。最初に見学したのがシャンボール城です。
<シャンボール城

当時はどうだったかは知るよしもありませんが、現在のシャンポール城は周りに何もない見通しのよい平坦地に立っていました。そしてお城正面に向かって右側の道からお城の中に入りました。16世紀初頃フランス王フランソワ一世が狩猟の館として、このお城の建設に取り掛かったそうですが、シャンボール城といえば、よく知られているのは階段を上がる人と下りる人が顔を合わせなくていいように設計された、二重らせん階段でしょう。

その二重らせん階段はお城の中央部にあり、こんな感じでした。ガイドさんは丁寧に階段の仕組みを説明されたのですが、私にはよくわかりませんでしたね~。フランソワ一世の招きで当時フランスに滞在していたレオナルドダビンチが、この二重らせん階段の設計に関わったのではないかとも言われているそうです。

<二重らせん階段>

二階の中庭の角はこんな感じになっていました。これは、おそらく二重らせん階段の一部が見えているのでしょう。


シャンポール城は3階建てですが、三階のテラスには美しい塔が幾つも立っていて、ずっと向うまで見渡せる気持ちのよい空間でした。
 
<沢山の塔>                     <塔頂>

<装飾が美しいですね>
           
<美しいフランス式庭園>
お天気が良かったので、上の写真に3Fテラスの塔の影がくっきり写っています。

お城というと美しい立派な調度品のある部屋を想像しますが、私達がそんな部屋に案内されなかっただけかもしれませんし、またフランス革命時に家具などは略奪されたのかもしれませんが、シャンポール城は絵葉書等で見る美しい外観とはちょっと違っていて、内部は広いだけで(部屋数は426もあるそう)何だか殺風景な感じがしました。それはもともと狩猟の館として建てられたのと関係があるのかもしれませんね。

フランソワ1世が32年間の在位中にこのお城で過ごしたのはわずか72日。 その後、その息子のアンリ2世やルイ14世など多くの王族が使用したそうです。