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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

てくてく歩きのパリ ~ロワール地方の古城めぐり(シュノンソー城)~

2020年01月13日 |    パリ(2019)

シャンボール城から洞窟レストランに寄り昼食の後、シュノンソー城を見学しました。このお城は代々の城主が女性だったことから「6人の奥方の城」などと呼ばれています。なかでもアンリ二世の妃カトリーヌ・ド・メディシスと愛妾ディアーヌ・ポワティエとの確執はよく知られていますね。

バスを降りると下の写真の様な木々に囲まれた道が続きました。木々が途切れてパッと明るくなったところでお城が見えてきました。


<シュノンソー城>

お城の周りには美しく手入れされたお庭が見えていましたが、それを見ることなくお城の建物の中に入り幾つかの部屋を見学しました。下はディアーヌ・ポワティエの部屋の暖炉とベッドです。暖炉上には、今は皮肉にもカトリーヌ・メディシスの肖像画が掲げられていました。
 

<暖炉上のカトリーヌ・メディシスの肖像画>

下はフランソワ一世の部屋の見事な暖炉と真珠貝のはめ込み細工が施された美しい調度品の一つです。この部屋にはディアーヌ・ポアティエの肖像画が飾られていました。




<ディアーヌ・ポアティエの肖像画>

このお城はシェール川をまたぐ形で建てられていますが、川の上に当たる部分はこんな美しい回廊になっていました。この回廊はお客様を招いた時の晩さん会の会場などとして使われていたのだそう。また戦争のあった時代には負傷兵を収容する病院になったこともあるそうです。


このシュノンソー城の大きな特徴の一つが下の写真の様に川をまたいで建てられていることで、ガイドブックやカレンダー等にもこんな感じの写真が載っているのがほとんどです(この写真はネットよりお借りしました)。


が、このツアーではお城が川をまたぐ姿が見える場所には案内してもらえませんでした。ツアーメンバーの一人が添乗員さんにそのことを尋ねておられましたが、「船をチャーターしなければ川をまたぐ姿は捕らえられない」が答えだった様です。が、それはちょっとおかしいですね。上の写真は川ぺリを少し歩くと見えて来る景観だと思われますので、私達がこの景色に出会えなかったのを残念に思います。