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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

お座敷を夏仕様に

2023年07月08日 | つれづれ

今年の梅雨ももう末期に近いのではと感じています。
そこで、お座敷を夏仕様にしなくっちゃと思い

早速作業に取り掛かりました。

お座敷はいつも人がいる部屋ではないので、
日常の掃除は簡単にサッと済ませています。

今回もサッと掃除した後、
違い棚や床の間の飾りの下に敷いていたクロスを
夏物の麻のクロスに入れ替えました。
これをしただけでもパッと夏らしくなりますね。

床の間にはお正月に掛けた松竹梅の掛け軸が
まだそのまま掛かっていて、
なんと半年もそのままになっていたんですね~。
今頃になって気が付くなんてどうかしていますよね(^-^)


これを夏仕様のものに替えたいと思うのですが、
掛け軸に疎い私はどんな軸を選んだらよいのか判らず、
季節感が無いものだったらいいのではと思い、
亡き父が持っていた三幅対の掛け軸の
普通、中央に持ってくる人物画を選び掛けてみました。
こんな感じです。


この掛け軸を見ていると、

30年近く前に亡くなり、もう遠い過去のものと思っていた
色々な出来事や気持ちが思い浮かび、
しばし父との思い出にひたりました。

夏仕様に替える仕上げとして最後に、
昨年の夏の終わりに仕舞ったパナマのお座布団を
軽く日に当てて、
いつお客様が来られてもすぐ出せるように
押し入れに入れておきました。
お座敷で応対する様なお客様はめったにないのですがね(笑)



夏帽子 大きく振れば 対岸も      林 昭太郎