日々の暮らしに輝きを!

since 2011
俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

蝉しぐれ

2011年08月18日 | つれづれ
 
   「暮れてなお 命の限り 蝉しぐれ」
 
これは中曽根元首相の句で、5年に及ぶ自身の政権最後の夏に詠まれたものだそうです。
若い時は蝉の鳴き声を暑苦しいとか、うるさいなどと思う事もありましたが、六十を過ぎた今では、その生命力あふれる鳴き声をいとおしくさえ感じる様になって来ました。
しかし、近年は以前の夏とは違った異変が蝉におきているのでは、と気になっています。というのは8月に入りしばらくすると、蝉の死骸を庭や道端でよく見かけますが、今年の夏に私が見た死骸は全部クマゼミでした。以前はアブラゼミが多かった様に思います。
何かで読んだように思いますが、クマゼミは寒さに弱い種で、10年ほど前までは東京ではその声が聞かれる事はほとんどなかったそうです。しかし近年生息地域が北へ広がって来ているのか、東京でも時々見かけられる様です。
これは明らかに温暖化の影響だと思います。コンクリートやアスファルトの放射熱によるヒートアイランド現象等で、東京だけではなく私が住んでいる地方都市でも、子供の頃と比べても明らかに違いがわかるほど、温暖化が急速に進んでいます。
蝉の生態系に影響を及ぼす程の温暖化に、何となく不安を感じるのは私だけではないでしょう。いったん温暖化が進めばその回復はなかなか困難で、石化燃料を中心としたエネルギーを使い続ける限り、温暖化の進行を完全に食い止める事は出来ないでしょう。
そこで温暖化の進行を少しでも抑えようとする努力が様々な分野で行われていますが、自然エネルギーの不確実性など問題は山積です。
昼下がりの蝉しぐれの中、この様な事に色々と思いをめぐらしながら過ごしています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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お盆

2011年08月15日 | つれづれ
 

お墓参りをした時、お寺さんに小さな冊子を頂きました。

何となく今まで、お盆とは亡くなった方やご先祖様の御霊が家に帰ってこられる日と考えていたのですが、この冊子にお盆の事が書いてあるので読んでみました。

お盆は正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」というそうです。「盆」という言葉は、サンスクリット語で「逆さ吊りの苦しみ」の意の「ウッランバナ」を音写した「盂蘭盆」からとされていました。しかし最近では古代イラン語の「精霊」をあらわす「ウルヴァン」から「盂蘭盆」となったという説が有力なのだそうです。

お盆の起源についても諸説あるそうですが、中央アジアにおける農耕儀礼を起源として、次第に先祖供養の儀礼へと変遷し、日本に伝わるまでに仏教の教えとまざりあい、今日の「お盆」という行事になった、と最近では考えられているそうです。

お盆になるとお墓やお仏壇にほおずきを飾りますね~、これは枝つきのまま飾り御霊を導く提灯に見立てているのだそうです。

お盆は一般的には8月13日~15日で、地方によって色々なお盆の過ごし方や行事がありますが、共通しているのは亡くなった方やご先祖を忘れずに思い出し、感謝の気持ちを伝える事です。

お盆は仏教行事ですが、今では暑い盛りに都会から故郷に帰って父母や友達に会う「夏休み」として日本の社会に定着していますね。

 

 

 

 

 

 

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百道浜(ももちはま)

2011年08月10日 | お出かけ
 
家から歩いて2、30分の百道浜(ももちはま)に行ってみました。今日は夏にしては雲が多い日なのでビーチには海水浴客は少ないだろうなどと思いながら...。
雲が多く、お盆に近い平日にも関わらず、浜辺はかなりの数の人出で賑わっていました。韓国からの海水浴客も多く、観光バスで来られている様でした。下の写真の右側に一部写っているのはヤフードームです。
Photo_6 <百道浜海水浴場>
 
福岡市早良区にある百道浜は埋立地で私が学生の頃の海岸線は、今より500m位手前のよかトピア通り辺りだった様に思います。
ここは人工のビーチですが、あの大量の砂はどこから運んで来たのでしょうね~。大量の砂を持ち去られた場所はその後どうなるのか気になりますが...。素晴らしい松の防風林帯も造られ、この辺りは素敵な景観が広がっています。
浜辺で海と反対側を見ると、すぐそこには高層マンションやオフィスビルが建っています。「まるでゴールドコーストみたい!」と私が言うと、夫に「ゴールドコーストは建物がホテルでこことは全然違う、世界のリゾートを百道浜と一緒にするなんて」と呆れられてしまいましたが(笑)...。でも福岡タワーがゴールドコーストのQ1タワーに見えなくもないですよね~(笑)。
 
Photo_5 <海と反対側>
<福岡タワー>
Tnc_3海と反対側>
 
私は何故か百道浜が好きで、夏だけではなく冬でもウォーキングの途中、時々ここに来て海を眺めています。冬の海もいいものですよね。 海って人の心に訴えかけて来る何かがありますね~。
 
 

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グリュイエール

2011年08月06日 |    スイス

スイスの首都ベルンからシャモニー(仏)に向かう途中、シヨン城に立ち寄る前に、もう一ヶ所グリュイエールという村に寄りました。

ここは美しい自然に囲まれた牧畜農家が大半の、スイスらしい丘陵地帯にある山里です。そして特産のグリュイエールチーズで世界的に有名な所だそうです。静かな山里ですが、世界中から沢山の観光客が訪れていました。

Photo <グリュイエール>

ほんの数分で歩けるほど小さな村のメインストリートには、可愛い土産物店やレストランが並んでいて、素敵な噴水もありました。

Photo_2 <メインストリート>

ここでラクレットというチーズ料理が昼食に出ました。下の写真の様に角型のチーズを電熱器で上から暖めて溶かし、茹でたジャガイモに付けて頂きました。チーズの味が日本のより幾分塩辛く、またあっさりしているので、いくらでも食べれそうで美味しかったです。

Photo_3 <ラクレット>

村の高台にはグリュイエール城という13世紀に建てられたお城もありました。

Photo_4 <グリュイエール城>

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7月のスイス旅行についてのブログ記事を、9編書かせて頂きました。拙い記事ですが、楽しみながら少しづつ書き綴りました。お陰様で旅行が2倍も3倍も楽しくなった様な気がします。訪問して下さった皆様有難うございました。これからも日々の暮らしを綴っていきます。気が向いたら又ご訪問下さい、よろしく(^-^) 

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シヨン城

2011年08月05日 |    スイス

スイスの首都、ベルンからシャモニー(仏)に行く途中にシヨン城に立ち寄りました。レマン湖畔のリゾートとして有名なモントルーという小さな町があるのですが、シヨン城はこのモントルーから車で数分のレマン湖沿いにあります。

シヨン城の写真としてよく知られているのは下のような写真だと思いますが、

Photo <シヨン城>

お城の正面は下の写真の様になっています。何だか穀物倉庫のような感じもしますが...。

Photo_2 <シヨン城正面>

こじんまりとしたお城ですが、意外と中は広く、地下階、地上3階でたくさんの部屋があり、しかも広くはないですが中庭までありました。城主の部屋や宴会場には立派な暖炉があり、かっての武具や調度品が置かれていました。お城の窓からはレマン湖沿いにスイスの山々が遠望出来ました。拷問室や絞首刑室もありましたよ。

Photo_3 <シヨン城室内>

【16世紀に宗教改革を推進しようとしたジュネーヴの僧院長、ボニバァールはサボイア公国の王に捕らえられ、ベルン軍侵攻によって開放されるまでの4年間(1532年~1536年)このお城の地下牢獄の5番目の柱に鎖でつながれた】

19世紀にこのお城を訪れたイギリスの詩人バイロンが、この話を聞き、「シヨンの囚人」という叙事詩を作ったため、シヨン城の名が世界的に有名になったのだそうです。

実際に地下牢獄の入り口から3番目の柱にはバイロンのサインが残っていました。

Photo_4 <バイロンのサイン>

(最初のシヨン城の写真はネットより拝借しました)

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