フランス・オーヴェルニュの人気生産者ドメーヌ・ラ・ボエムのワインの紹介です。
ドメーヌ・ラ・ボエムを営むパトリック・ブージュは、
遺伝⼦解明などのバイオの研究システムをプログラミングする IBM きっての優秀なプログラマーだった異色の経歴の持ち主です。
頭脳明晰なパトリックが造るワインは、完全無比ではありませんし、キュヴェによっては若干の揮発酸も感じられますし、
昨年リリースしたペティアンは抜栓直後から豆が出てました（笑）が、ナチュラルワインの醸造の理論的な部分に
パトリックの感覚的な要素を加えて造る、とても艶っぽい味わいの魅力的なワインです。
豆が出たり揮発酸が感じられたりするのは、瓶詰めする際にも酸化防止剤を全く使用しないからでもあります。
パトリック自身が、「瓶詰め時にSO2を加えたワインを自分は飲みたいと思わない。だから我々はこれらの作業を避けているだけ」と
コメントしてますし、「瓶詰めしたてのワインでも美味しいと感じてくれるような作業をするのが自分の役割」として
相当手間のかかる作業を繰り返し、パトリックが考えた極秘ともいえるテクニックを屈指して瓶詰めしています。
オイラ的には、豆が出ちゃったパトリックのワインも好きですが、お客様には安全（笑い）な物をおススメしますのでご安心を m(__)m
＊セー・セー・ヴェー/白（シャルドネ・シュナンブラン・ヴィオニエ） ￥６６００－
＊ヴィオレット/赤（ガメイ・ド・オーヴェルニュ） ￥７６００
