ライオンミドリ la cantine du lionmidori

気の利いたつまみ、おいしいナチュラルワイン、ちょっと珍しいお酒、幸せなチーズ、明日も頑張れる気持ちになるデザート。

那覇でヴァンナチュール//真に伝説の造り手・ランジュ・ヴァン=ジャン・ピエール・ロビノ

2020-10-16 15:11:36 | ワイン


今日は、ナチュラルワイン界の生きる伝説ジャン=ピエール・ロビノ氏の造るワインの紹介です。
1988年にパリに伝説的なワインバー「ランジュ・ヴァン」をオープンさせたのがムッシュ・ロビノですが、
パリで自然派ワインを知る人はほとんどいない時代に、マルセル・ラピエールやティエリー・アルマンといった「自然派」ワインの存在を
広めていき、ピエール・ブルトンやマルク・アンジェリといった今では大御所のワインを紹介し、当時ドメーヌ・プリューレ・ ロックで
造っていたフィリップ パカレのワインに注目したのもムッシュ・ロビノです。
ロワールの地方都市で生まれ育ち、仕事を求めて家出同然にパリに出て配管工をしていたロビノ氏が偶然ワイン出会い、
「産地の特徴を持った個性豊かなワイン、地方に埋れている素晴らしいワイン」を捜し求めて飲み、物凄いワインを造っていた
隠れた生産者達の人柄に魅力を感じるようになり、それを伝えたくて「ランジュ・ヴァン」を開店しました。
大ヒットした店を切り盛りしながら、週末には生産者を訪ねぶどう畑や蔵の仕事を手伝っていくうちに自然とワイン造りを覚えてしまったロビノ氏。
10年ほどしてふと「田舎に住みたい、自然を傍に感じたい」と思い始め、自らの育った土地で自身の手でワインを造りたいと帰郷し、
ワインバーの名前「ランジュ・ヴァン」の名を冠したドメーヌで少量ですが、「これぞナチュール」的なワインを造っています。
元来、最高のワインはシュナン・ブランで造ったワインと公言していたムッシュがシュナン・ブランで造った「シャルム」が届きました( ^)o(^ )。

あの頃のパリに「ランジュ・ヴァン」が無ければ、ナチュラルワインの系譜も変わっていたと思います。
特に自然派ワインの造り手は、元はコンピューター技師だったり(ラ・ボエム)、サイクリストだったり(ノー・コントロール)、
薬剤師だったり(ゼリージュ・キャラバン)とかで、ナチュラルワインを飲んで好きになり、自分で造りたくなり転職!の人達も多いので、
今人気の造り手も別の仕事をしていたりとか、存在しないワインが確実にあったりとか・・・・!
そんな意味でオイラは、パリの「ランジュ・ヴァン」は「松下村塾」のような存在だったと思っています m(__)m

*ランジュ・ヴァン/シャルム(シュナンブラン) ¥9000
                 テイクアウトは¥700引きになります。











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