ラッキーあぐら

幸運の上にあぐらをかく状態

垣根涼介『光秀の定理』

2015-05-21 21:14:53 | 本と雑誌
今日読み終わった本は垣根涼介『光秀の定理』である。
これを読むまでは明智光秀をなんとなく裏切り者って
思っていたのだ。
だが、読んでからはちょっと尊敬もしている。
歴史は勝者が都合良く作っていくものなのである。
なんとなく、最近は都合の悪い人が
自分に都合良い空想を頭の中で入れ替えているように思う。
ほっとけば、悪人呼ばわりされているんじゃないかと
疑うわけである。
ま、あの人の事は誰も信じていないから大丈夫だと思うけど。
敗者ではないけど、相手にしないって事は沈黙である。

垣根涼介の初めての時代劇小説なのではないかと思うけど
全てが作り事ではなく下調べを入念に行ったようだ。
新しい知識が増える事によって
モノの見方や道理が拓けたような気がするものだ。
あまり時代劇を読まない私だけど垣根涼介なら喜んで読む。
宮部みゆきもそうだったけど
時代劇ばかり書きすぎるので、最近はパスしてしまうけど。
初期の頃の宮部が好きだ。
いまは、なんか難解というか、何が言いたいのか
スッキリ感が無いのである。

同僚は今日も残業のようである。
主担当者がちょと痛い感じの人のようだ。
なかなか進まないというか、足を引っ張られているようである。
別の作業の担当となった私は新しい仕事を今日で終らせたので
明日からは、っていっても納期は凄く短いんだけど
サポートに回る事になるだろう。