ラッキーあぐら

幸運の上にあぐらをかく状態

ありがとう、さようなら

2008-03-20 20:46:05 | 日記・エッセイ・コラム

木曜日の祝日の場合は金曜日も休みにするというのは
きっと皆が賛成する提案だと思う。
大企業では労使組合がリフレッシュ休暇という名の
有休消化の為の休みをとるよう推進しているが
日本の中小企業はなかなか、まとめて休みをとるには
いろいろな根回しなど創意と工夫、粘りと頭下げと・・・・・
まぁ、本来はとるべき有給休暇は大半が
消滅という結果になるわけだ。
『休みを取る』という事にかけては、幾つになっても
アマチュアな感じである。
そもそも、休む理由が『体調不良』が多いのは情けない。
どうどうと遊びで休む。ってたまには言いたい。
言えたら幸せ。あるいは遊びで休みますって言われたい。
体調不良の場合は治らないと休み続けるわけだけど
遊びの場合は、とんでもない場所に行くとかでなければ
予定が組めるからビジネス的にはOKなんじゃないの。
でも、なかなか、遊びで休むって言いにくい。
ちなみに私の休みの理由は『体調不良』ではなく
『通院』がほとんどある。事前に日にちが決まっているので
根回しと創意工夫、粘りと頭下げは
申し訳ないけど、あまりやらないで済んでいる。

今日読み終わった本は瀬尾まいこ『ありがとう、さようなら』だ。
小説かと思っていたら初エッセイだった。
小説家のエッセイは当たり外れがある。好きな作家でも
私はエッセイをあまり読まない。作家に想い入れが有る分
エッセイという一気に普通の人になってしまうと
ちょっと、そういうのは見たくなかった、聞きたくなかった。
という事になる。
芸能人でも最近は皆バラエティーで素顔を見せる。
見たい気がするを越えて、そういうのは見たくない程度まで。
気難しい顔の役をやっているけど、普段はおちゃらけてますとか。
常識知らずの馬鹿なんですよとか。
昔は、もうちょっと秘密ぽかった気がする。
はっきり言って秘密の暴露は『有り難味』とかは今は無い。
学校の先生も、教えるという事で、もっと立派な人に見えていたけど
最近は、とんでもない事件を起こす校長が居たり先生が居たり
なんだか嫌な意味で身近な人だ。
瀬尾まいこのエッセイは中学校の先生としての日常が書かれてる。
この人は本当に私に近い感覚の人なのだと思う。
人の優しさをちゃんと感じる人だ。人の良い所を見つける名人だ。
こういう先生と中学生活を送れる中学生は幸せに違いない。
エッセイを読んだ私ですら、幸せな気分に浸れたもの。

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