7月13日(土)
驚いたことに、朝の5時半にラオカイ駅に着いた。
なんと、定刻なのだ。あり得な~い、ここはベトナムでっせ。
ま、だからって、全く文句はないんだけど。
ラオカイ駅
文句があるのはここから。
駅舎を出ると、多くの出迎えがいて、ネームボードを持って客を待っている。
私の名前もあるはずと、2度見回ったが、ない。
3回ほどホテルとメールをやりとりし、あれほど確認したのに、15分ほど待ったが、結局来ない。
と、その時、私の前に現れたのは、一人の男。
いかにも、「カモ見っけ!」という顔で近づいてくると、
「サパまで50,000ドンで行かないか?」
ん!ということは6人で300,000ドン(1,500円)ではないか。安い。
ホテルのバンだと、約500,000ドン。で、その差は200,000ドン(1,000円)。
即決定。
この手のバンが30台以上おります
それから、さらに6人が乗り込んできて、彼らはシンガポールのファミリー。
途中の棚田に歓声を上げながら1時間弱でサパ教会前の広場で降りる。
サパセントラルホテルは広場の反対側で、徒歩5分というところか。
ホテルで、チェックインの有無を聞くと、2部屋はOKで、あと一つはもう少し待つことに。
事前にこの日の朝食はフリーで食べてもいいことに交渉していたので、まずは2階の会場で朝食を取る。
その後、今日の観光と明日のバックハーサンデーマーケットツアーの交渉をする。
ロビーから朝食会場へ
10年前に来たときは、バイクタクシーでラオチャイ村に行ったので、そのつもりでフロントのスタッフと話していたら、
道が悪いし、雨も降りそうなので、バンで行けという。
ガイドも付いて1,000,000ドン(5,000円)というので、これに決定。
出発は9時なのでしばらく休憩できる。
バックハーツアーについては、混載ツアーで20ドル(一人)、プライベートツアーで40ドル(一人)。
これにはしばし迷った。皆に相談してもお任せということで、
敬老ツアーには、混載バスは辛いというのと、プライベートツアーは時間の使い方が自由になるという2点でこちらに決定。
このどちらの決断も結果的には正解だった。
すべて手配が終わったところで、Y氏夫妻とN氏夫妻は部屋に入る。
私たちの荷物は、N氏夫妻の部屋に置かせてもらう。ということで落ち着く。
が、その前にトイレトラブル。
フロント裏のトイレに入ったY夫人が出られなくなったと、奥方が言って来た。
取ってのところをガチャガチャやるが開かない。
スタッフを呼んでくるが、「取っての下のロックする部分を左に止まるまで回してくれ」と言うので、
何度かやってもらうのだが、Y夫人はパニック状態で、すぐに取っ手を回すので開かない。
その時スタッフが小さく呟いた言葉は、「ガッデム!」。それはないんじゃない。
夫人を落ち着かせて、ともかくロックを左まで回してしまって、カチャッと音がしたら無事開きました。
トイレ事件はいろいろあったようで、羽田空港のトイレ、機内のトイレ、今では笑い話です。
さて、9時にロビーに降りると、既にガイドさんは来ていて、バンを待つのみ。
「黒モン族か」と聞くと、「いやザオ族です」という。
我々には区別が付かないが、何かしら文化的な違いはあるのでしょう。
ガイドさんとN夫人と
このバンです
ラオチャイ村へ行く道は確かに荒れていて、バイクではとても耐えられなかったと思わせた。
途中に展望テラスが作ってあり、これは10年前にはなかったところで、観光客が増えたことを思わせた。
ラオチャイ村は上から見るだけにして、先に進んでタヴァン村に着く。
タヴァン村では、車を降りて村を散策する。
しかしそこは敬老ツアー。もう歩かん!という我が儘がまかり通って、途中で終了。
トレッキングなんてとんでもハップン(古い!)であります。
タヴァン村にはホームステイの看板が至る所にあり、ラオチャイ村から歩いて来てここに泊まるトレッカーも多いらしい。
我々は車が止まっているところまで歩いて帰り、ガイドさんはこの村在住なので、ここで別れるという。
あとはドライバーがホテルまで送ってくれるらしい。
レストラン兼ホームステイ
Y氏のスマホには歩数計のアプリがあって、それを起動させていたが、この日は既に1万歩を超えている。
そんなアホな!わしの歩数計は3,000歩にも届いていない。
なんと、途中の悪路で車が揺れに揺れて、その揺れで歩数計がカウントを増やしていたのだ。
「万歩計 バンに揺られて 1万歩」という川柳が生まれたのであります。
昼前にホテルに到着し、一段落して昼食に行くことになったが、
外は雨模様ではあるし、歩きたくないメンバーの無言の圧力で、
事前に調査しておいた洒落たレストランまでは歩かないだろうという予測で、近くのレストランを探索に行く。
ホテルから50mくらいの所にレストランというより、食堂というのがふさわしい店がある。
地元料理店のようなので、6人来るからと予約してホテルに帰り、皆を連れ出す。
数種類の料理とフォー、竹飯(餅米を竹筒に入れて焼いたもの)をオーダーする。
ビールはビアホイに近い、3.5度という低アルコールの地ビール「ラオカイビア」を6本。
私好みで、なかなか美味い店でした。
午後は、昨日の汗も流していないので、シャワーを浴びてしばし休憩する。
3時過ぎに町に出て、広場を挟んで教会の反対側にある土産物市場で物色する。
女性陣は、値切るだけ値切って、明日買うねと、つれないことをいって出てくる。
サパ教会の前まで行って、皆には近道の階段を降りて帰ってもらう。
私はサパエクスプレスバスの事務所の場所を確認に行く。
帰りに、10年前に友人と一緒に地元の人と飲んだ店を探したが、再開発ですべて取り壊されていた。
この道の左側はすべて取り壊されていた
光陰矢のごとし。
その時一番美味しかった「リトルサパ」というレストランも再開発地域で失われていた。
サパは10年前の面影をすっかりなくし、
22年前に行って郷愁に浸ったホイアンが、10年後には様変わりしたのと同じ様相を呈していた。
夕食の6時までは自由時間で、疲れを癒やすことになった。
夕食は、皆さんの要望で、再び昼に行った食堂になった。
実はこの店は、サパ風BBQの店で、入り口に20種類くらいの串が並べてあり、
それを選んで炭火で焼いてもらうのだ。
串焼きBBQ
夜はこれにしようというので、10種類くらい選んで焼いてもらい、竹飯で夕食。
お供はもちろんラオカイビア。ちょっと物足りない味かな。
これも満足して帰りに、Y氏が焼き芋と焼きトウモロコシを買って、私たちの部屋で2次会。
夜になると出る焼きイモ屋さん
事前にミニマートで買っておいた、ハノイビアとダラットワイン(ベトナム産ワイン)。
それに持参した柿の種とカルパスで宴会。
女性陣は焼き芋と、何やら甘味を食べておりました。
9時過ぎにはお開きし、皆さんゆっくり休みましょう。
明日は7時には朝食です。
驚いたことに、朝の5時半にラオカイ駅に着いた。
なんと、定刻なのだ。あり得な~い、ここはベトナムでっせ。
ま、だからって、全く文句はないんだけど。
ラオカイ駅
文句があるのはここから。
駅舎を出ると、多くの出迎えがいて、ネームボードを持って客を待っている。
私の名前もあるはずと、2度見回ったが、ない。
3回ほどホテルとメールをやりとりし、あれほど確認したのに、15分ほど待ったが、結局来ない。
と、その時、私の前に現れたのは、一人の男。
いかにも、「カモ見っけ!」という顔で近づいてくると、
「サパまで50,000ドンで行かないか?」
ん!ということは6人で300,000ドン(1,500円)ではないか。安い。
ホテルのバンだと、約500,000ドン。で、その差は200,000ドン(1,000円)。
即決定。
この手のバンが30台以上おります
それから、さらに6人が乗り込んできて、彼らはシンガポールのファミリー。
途中の棚田に歓声を上げながら1時間弱でサパ教会前の広場で降りる。
サパセントラルホテルは広場の反対側で、徒歩5分というところか。
ホテルで、チェックインの有無を聞くと、2部屋はOKで、あと一つはもう少し待つことに。
事前にこの日の朝食はフリーで食べてもいいことに交渉していたので、まずは2階の会場で朝食を取る。
その後、今日の観光と明日のバックハーサンデーマーケットツアーの交渉をする。
ロビーから朝食会場へ
10年前に来たときは、バイクタクシーでラオチャイ村に行ったので、そのつもりでフロントのスタッフと話していたら、
道が悪いし、雨も降りそうなので、バンで行けという。
ガイドも付いて1,000,000ドン(5,000円)というので、これに決定。
出発は9時なのでしばらく休憩できる。
バックハーツアーについては、混載ツアーで20ドル(一人)、プライベートツアーで40ドル(一人)。
これにはしばし迷った。皆に相談してもお任せということで、
敬老ツアーには、混載バスは辛いというのと、プライベートツアーは時間の使い方が自由になるという2点でこちらに決定。
このどちらの決断も結果的には正解だった。
すべて手配が終わったところで、Y氏夫妻とN氏夫妻は部屋に入る。
私たちの荷物は、N氏夫妻の部屋に置かせてもらう。ということで落ち着く。
が、その前にトイレトラブル。
フロント裏のトイレに入ったY夫人が出られなくなったと、奥方が言って来た。
取ってのところをガチャガチャやるが開かない。
スタッフを呼んでくるが、「取っての下のロックする部分を左に止まるまで回してくれ」と言うので、
何度かやってもらうのだが、Y夫人はパニック状態で、すぐに取っ手を回すので開かない。
その時スタッフが小さく呟いた言葉は、「ガッデム!」。それはないんじゃない。
夫人を落ち着かせて、ともかくロックを左まで回してしまって、カチャッと音がしたら無事開きました。
トイレ事件はいろいろあったようで、羽田空港のトイレ、機内のトイレ、今では笑い話です。
さて、9時にロビーに降りると、既にガイドさんは来ていて、バンを待つのみ。
「黒モン族か」と聞くと、「いやザオ族です」という。
我々には区別が付かないが、何かしら文化的な違いはあるのでしょう。
ガイドさんとN夫人と
このバンです
ラオチャイ村へ行く道は確かに荒れていて、バイクではとても耐えられなかったと思わせた。
途中に展望テラスが作ってあり、これは10年前にはなかったところで、観光客が増えたことを思わせた。
ラオチャイ村は上から見るだけにして、先に進んでタヴァン村に着く。
タヴァン村では、車を降りて村を散策する。
しかしそこは敬老ツアー。もう歩かん!という我が儘がまかり通って、途中で終了。
トレッキングなんてとんでもハップン(古い!)であります。
タヴァン村にはホームステイの看板が至る所にあり、ラオチャイ村から歩いて来てここに泊まるトレッカーも多いらしい。
我々は車が止まっているところまで歩いて帰り、ガイドさんはこの村在住なので、ここで別れるという。
あとはドライバーがホテルまで送ってくれるらしい。
レストラン兼ホームステイ
Y氏のスマホには歩数計のアプリがあって、それを起動させていたが、この日は既に1万歩を超えている。
そんなアホな!わしの歩数計は3,000歩にも届いていない。
なんと、途中の悪路で車が揺れに揺れて、その揺れで歩数計がカウントを増やしていたのだ。
「万歩計 バンに揺られて 1万歩」という川柳が生まれたのであります。
昼前にホテルに到着し、一段落して昼食に行くことになったが、
外は雨模様ではあるし、歩きたくないメンバーの無言の圧力で、
事前に調査しておいた洒落たレストランまでは歩かないだろうという予測で、近くのレストランを探索に行く。
ホテルから50mくらいの所にレストランというより、食堂というのがふさわしい店がある。
地元料理店のようなので、6人来るからと予約してホテルに帰り、皆を連れ出す。
数種類の料理とフォー、竹飯(餅米を竹筒に入れて焼いたもの)をオーダーする。
ビールはビアホイに近い、3.5度という低アルコールの地ビール「ラオカイビア」を6本。
私好みで、なかなか美味い店でした。
午後は、昨日の汗も流していないので、シャワーを浴びてしばし休憩する。
3時過ぎに町に出て、広場を挟んで教会の反対側にある土産物市場で物色する。
女性陣は、値切るだけ値切って、明日買うねと、つれないことをいって出てくる。
サパ教会の前まで行って、皆には近道の階段を降りて帰ってもらう。
私はサパエクスプレスバスの事務所の場所を確認に行く。
帰りに、10年前に友人と一緒に地元の人と飲んだ店を探したが、再開発ですべて取り壊されていた。
この道の左側はすべて取り壊されていた
光陰矢のごとし。
その時一番美味しかった「リトルサパ」というレストランも再開発地域で失われていた。
サパは10年前の面影をすっかりなくし、
22年前に行って郷愁に浸ったホイアンが、10年後には様変わりしたのと同じ様相を呈していた。
夕食の6時までは自由時間で、疲れを癒やすことになった。
夕食は、皆さんの要望で、再び昼に行った食堂になった。
実はこの店は、サパ風BBQの店で、入り口に20種類くらいの串が並べてあり、
それを選んで炭火で焼いてもらうのだ。
串焼きBBQ
夜はこれにしようというので、10種類くらい選んで焼いてもらい、竹飯で夕食。
お供はもちろんラオカイビア。ちょっと物足りない味かな。
これも満足して帰りに、Y氏が焼き芋と焼きトウモロコシを買って、私たちの部屋で2次会。
夜になると出る焼きイモ屋さん
事前にミニマートで買っておいた、ハノイビアとダラットワイン(ベトナム産ワイン)。
それに持参した柿の種とカルパスで宴会。
女性陣は焼き芋と、何やら甘味を食べておりました。
9時過ぎにはお開きし、皆さんゆっくり休みましょう。
明日は7時には朝食です。