さてさて、キューバ2日目の2月11日になりますが、その前に旅行に関する概要を。
○キューバのお金の事情
キューバは2重貨幣の国でありまして、観光客用にはCUC(クック)という単位の札があります。
クックのレートは、ユーロとほぼ同じです。このとき117円=1クックでした。
地元の人が使うのはCUP(モネダ)という札で、これは1クック=25モネダですから、約5円=1モネダになります。
クックとモネダの両替は、両替所や銀行で可能です。どちらも札の他にコインもあります。再両替も可能です。
観光客もモネダは使えますが、使える店は自分で探すことが必要です。クックで払えば、モネダでおつりをもらえます。
モネダで旅行すれば経費は相当安く上がります。
クックで旅行する限り、物価は日本とほとんど変わらないでしょう。
○ネット事情
概ね諦めた方がストレスがなくていいです。wifiカードを買って、電波のある場所で繋ぐというのが一般的ですが、
まず、ETECSAというカードを購入するのに、30分以上並ぶのは当たり前で、買った後接続しても遅い、切れる。
トリニダーで1時間繋ぐのに2クックのカードを買って、実質繋がったのは20分でした。
帰るまで世界のニュースから隔離されておりました。正男氏の御逝去に関してもです。こういう状況もまたいいものです。
エテクサのwifiカードとクックの札とコイン
○長距離移動バス
一般的な長距離移動のバスはビアスールというバス会社が独占状態です。
ただ、Hotel to Hotelのツーリストバスも多発していて、これを利用する観光伽も沢山います。これの大手は、TransTourという会社のようです。
ビアスールはその町のオフィスで予約し、当日30分前にチケットに交換してもらいます。
ツーリストバスは旅行会社やホテルで予約できます。
○タクシー
交渉制です。最低でも倍の金額を提示しますので、粘ることで正常価格に値引きできます。(だいたい根負けしますけどね)
クラッシックカーのタクシーは割高のようです。
ホテルに頼んだら白タクのクラッシックカーが来ました。ハバナのビアスールオフィス前にて記念撮影。
以上を踏まえた上で、観光を始めましょう。
今日はハバナを1日観光です。
宿が観光客定番のオビスポ通りの南にある、ビエハ広場というやはり観光客で賑わうスポットの西に位置していたので、
まずは、西の方向にある旧国会議事堂を目指します。
壮麗な建物です。モデルがアメリカの国会議事堂というのはかなり皮肉が効いています。
その右手には、ガルシア・ロルカ劇場があります。
スペインバロック建築のスタイルだそうで、これも素晴らしい外観ですね。
近くには観光客目当てのクラッシックカーが沢山駐まっています。
クラッシックカーのドライブは30分30クック(約3500円)が相場だそうです
相方のT氏がまだ両替していないのでオビスポ通りの両替屋、カデカを目指します。
噂通りに長蛇の列です。しかし事前の情報と違って、オビスポのカデカはここ1件しかないので仕方なくT氏が並び、
わたしはアルマス広場で待つことにします。
途中、ヘミングウェイが常宿にしていたホテル・アンボス・ムンドの前を通ります。
オビスポ通りにあるホテル・アンボス・ムンド(薄茶色の建物)と路上ライブの熟年ミュージシャンたち
その交差点付近で、ストリートミュージシャンの路上ライブを聴いていると、一人の青年が声をかけてきました。
日本語を少し話せるそうで、しばし話をしました。仕事は道路の清掃員のようで、
特に下心があって近づいたようではありませんでした。きっと日本語を話したかったのでしょう。
日本語は若干貧弱でしたが、話したい気持ちは伝わりました。
アルマス広場の近くには、旧総督官邸の市立博物館もあり、多くの人がいます。
市立博物館
観光客に広場でダンスを披露している警官(本物です)
約1時間後にやっと両替できたT氏と合流しました。
海岸の方に出て、南下します。目的はハバナクラブ博物館です。
ハバナクラブはラム酒の名門中の名門であります。T氏の熱望する場所でもあります。
途中、サンフランシスコ広場を通り、修道院の前の道なんかを通っていると、
石畳に石造りの建物と、ヨーロッパの町並みを歩いているような気になります。
サンフランシスコ広場
修道院
さて、ハバナクラブ博物館に着きましたが、ここは製造も販売もしているところで、
1階にいる分にはただですが、2階から上に行くには、7クックの入場料を取られます。
夕食1回分です。飲むことだけが目的のオジサンには些か高い。
1階パテオで屋台を出して作っているラムのカクテルを買って飲みました。
サトウキビの絞り汁を混ぜたオレンジ風味のカクテルです。
ラム酒の7年もので作ってもらったのですが、甘くてラム酒の香りもしません。失敗です。
勘弁してよ、ってくらいに甘いです
その後ビエハ広場に戻って、ファクトリア・プラザ・ビエハという生ビールを作っているレストランで昼食です。
生ビールの後は、そう国民的カクテル、モヒートです。
T氏は焼き鳥セットで、私は魚のグリル。全部込みで、34クック(約4000円)です。結構なお値段でしょう。
クック使用の店で食べる限り、どこもこんなものです。
ビエハ広場。観光客用レストランやカフェが並ぶ
焼き鳥セット。塩味で美味しかった。
魚のグリルプレートとモヒート
些か疲れてホテルに帰ります。日本は真夜中です。眠いです。
夕方、プエルサ要塞やカテドラルを見に行きますが、既に門が閉じていました。
海岸には多くの人がいて、現地の人々のようです。
夕方涼みに来ているわけではないですよね。昼間でも木陰に入ると涼しいくらいの気温と湿度ですから。
夕方以降は上着が欲しくなるくらいの絶好の季節なのです。
ハバナの通り
夕食は、ホテル間近のビエハ広場の一角にあるテラスレストランで、
私はポークステーキで、T氏は牛ヒレ肉のステーキ、それにビアクリスタルであります。
T氏には2種類のナイフが付いてきまして、普通のナイフで切れなかったら、より鋭利な刃のナイフを勧められました。
鋭利なナイフでも苦労したフィレステーキ
私はといえば、まさかこれ程に堅い豚肉があるとは、これまでの経験上なかったのでポークにしたのですが、
ナイフで切るのも一苦労、弱った歯で噛むのはそれ以上に苦労、ということで、
半分以上はテーブルの脇に控えていたワンちゃんの口に入ったのです。
カンボジアのわらじステーキ以来、久しぶりにティラノサウルスの歯を借りたくなりました。
食品サンプルのポークかと思う程に手強かった豚テキ
キューバでは食に期待してはいけないことを早々に思い知らされて、宿に帰りました。
○キューバのお金の事情
キューバは2重貨幣の国でありまして、観光客用にはCUC(クック)という単位の札があります。
クックのレートは、ユーロとほぼ同じです。このとき117円=1クックでした。
地元の人が使うのはCUP(モネダ)という札で、これは1クック=25モネダですから、約5円=1モネダになります。
クックとモネダの両替は、両替所や銀行で可能です。どちらも札の他にコインもあります。再両替も可能です。
観光客もモネダは使えますが、使える店は自分で探すことが必要です。クックで払えば、モネダでおつりをもらえます。
モネダで旅行すれば経費は相当安く上がります。
クックで旅行する限り、物価は日本とほとんど変わらないでしょう。
○ネット事情
概ね諦めた方がストレスがなくていいです。wifiカードを買って、電波のある場所で繋ぐというのが一般的ですが、
まず、ETECSAというカードを購入するのに、30分以上並ぶのは当たり前で、買った後接続しても遅い、切れる。
トリニダーで1時間繋ぐのに2クックのカードを買って、実質繋がったのは20分でした。
帰るまで世界のニュースから隔離されておりました。正男氏の御逝去に関してもです。こういう状況もまたいいものです。
エテクサのwifiカードとクックの札とコイン
○長距離移動バス
一般的な長距離移動のバスはビアスールというバス会社が独占状態です。
ただ、Hotel to Hotelのツーリストバスも多発していて、これを利用する観光伽も沢山います。これの大手は、TransTourという会社のようです。
ビアスールはその町のオフィスで予約し、当日30分前にチケットに交換してもらいます。
ツーリストバスは旅行会社やホテルで予約できます。
○タクシー
交渉制です。最低でも倍の金額を提示しますので、粘ることで正常価格に値引きできます。(だいたい根負けしますけどね)
クラッシックカーのタクシーは割高のようです。
ホテルに頼んだら白タクのクラッシックカーが来ました。ハバナのビアスールオフィス前にて記念撮影。
以上を踏まえた上で、観光を始めましょう。
今日はハバナを1日観光です。
宿が観光客定番のオビスポ通りの南にある、ビエハ広場というやはり観光客で賑わうスポットの西に位置していたので、
まずは、西の方向にある旧国会議事堂を目指します。
壮麗な建物です。モデルがアメリカの国会議事堂というのはかなり皮肉が効いています。
その右手には、ガルシア・ロルカ劇場があります。
スペインバロック建築のスタイルだそうで、これも素晴らしい外観ですね。
近くには観光客目当てのクラッシックカーが沢山駐まっています。
クラッシックカーのドライブは30分30クック(約3500円)が相場だそうです
相方のT氏がまだ両替していないのでオビスポ通りの両替屋、カデカを目指します。
噂通りに長蛇の列です。しかし事前の情報と違って、オビスポのカデカはここ1件しかないので仕方なくT氏が並び、
わたしはアルマス広場で待つことにします。
途中、ヘミングウェイが常宿にしていたホテル・アンボス・ムンドの前を通ります。
オビスポ通りにあるホテル・アンボス・ムンド(薄茶色の建物)と路上ライブの熟年ミュージシャンたち
その交差点付近で、ストリートミュージシャンの路上ライブを聴いていると、一人の青年が声をかけてきました。
日本語を少し話せるそうで、しばし話をしました。仕事は道路の清掃員のようで、
特に下心があって近づいたようではありませんでした。きっと日本語を話したかったのでしょう。
日本語は若干貧弱でしたが、話したい気持ちは伝わりました。
アルマス広場の近くには、旧総督官邸の市立博物館もあり、多くの人がいます。
市立博物館
観光客に広場でダンスを披露している警官(本物です)
約1時間後にやっと両替できたT氏と合流しました。
海岸の方に出て、南下します。目的はハバナクラブ博物館です。
ハバナクラブはラム酒の名門中の名門であります。T氏の熱望する場所でもあります。
途中、サンフランシスコ広場を通り、修道院の前の道なんかを通っていると、
石畳に石造りの建物と、ヨーロッパの町並みを歩いているような気になります。
サンフランシスコ広場
修道院
さて、ハバナクラブ博物館に着きましたが、ここは製造も販売もしているところで、
1階にいる分にはただですが、2階から上に行くには、7クックの入場料を取られます。
夕食1回分です。飲むことだけが目的のオジサンには些か高い。
1階パテオで屋台を出して作っているラムのカクテルを買って飲みました。
サトウキビの絞り汁を混ぜたオレンジ風味のカクテルです。
ラム酒の7年もので作ってもらったのですが、甘くてラム酒の香りもしません。失敗です。
勘弁してよ、ってくらいに甘いです
その後ビエハ広場に戻って、ファクトリア・プラザ・ビエハという生ビールを作っているレストランで昼食です。
生ビールの後は、そう国民的カクテル、モヒートです。
T氏は焼き鳥セットで、私は魚のグリル。全部込みで、34クック(約4000円)です。結構なお値段でしょう。
クック使用の店で食べる限り、どこもこんなものです。
ビエハ広場。観光客用レストランやカフェが並ぶ
焼き鳥セット。塩味で美味しかった。
魚のグリルプレートとモヒート
些か疲れてホテルに帰ります。日本は真夜中です。眠いです。
夕方、プエルサ要塞やカテドラルを見に行きますが、既に門が閉じていました。
海岸には多くの人がいて、現地の人々のようです。
夕方涼みに来ているわけではないですよね。昼間でも木陰に入ると涼しいくらいの気温と湿度ですから。
夕方以降は上着が欲しくなるくらいの絶好の季節なのです。
ハバナの通り
夕食は、ホテル間近のビエハ広場の一角にあるテラスレストランで、
私はポークステーキで、T氏は牛ヒレ肉のステーキ、それにビアクリスタルであります。
T氏には2種類のナイフが付いてきまして、普通のナイフで切れなかったら、より鋭利な刃のナイフを勧められました。
鋭利なナイフでも苦労したフィレステーキ
私はといえば、まさかこれ程に堅い豚肉があるとは、これまでの経験上なかったのでポークにしたのですが、
ナイフで切るのも一苦労、弱った歯で噛むのはそれ以上に苦労、ということで、
半分以上はテーブルの脇に控えていたワンちゃんの口に入ったのです。
カンボジアのわらじステーキ以来、久しぶりにティラノサウルスの歯を借りたくなりました。
食品サンプルのポークかと思う程に手強かった豚テキ
キューバでは食に期待してはいけないことを早々に思い知らされて、宿に帰りました。
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