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卵巣・・・・サイレントな臓器

2005年09月13日 | 雑記
私がまだ新人で就職した頃、同じような年頃の女性が外科に入院していました。
彼女は「卵巣がん」でした。
知らないうちに、下腹部が大きくなっていて、「太ったわね」と、言われたようです。
さすがに大きくなって、病院にきたところ、腫瘍でした。それも悪性。
お腹が大きくなる以外は、無症状だったようです。

それ以来、お腹が大きくなると、心配します。
そうして、筋腫も発見したのですが・・・・・・・。
(お腹から触れるくらいの筋腫は、大きいのですけれども

卵巣は、アーモンドの粒~うずらの卵ぐらいの大きさです。
そして、体のなかでもっとも腫瘍ができやすい臓器と言われています。
著しく分裂したり、活動が多いから、そうなのかもしれません。

「卵巣のう腫」は、良性腫瘍です。
身近に誰か一人はいらっしゃると思います。

卵巣の中に分泌物がたまります。分泌物の違いで、
皮様のう腫:髪の毛や歯などが含まれる。
偽ムチンのう腫:粘着性の分泌物がたまっているもの。(更年期くらいの女性に多い)
      @想像を絶する程、びっくりする位大きくなる場合もあるそうです。
しょう液性のう腫:水みたいなさらさらした分泌物がたまっているもの。(若い女性に多い)

卵巣のうち90%は上記のような良性です。
でも、大きかったり(5センチ以上)、頚捻転などおこって激しい痛みがあれば、手術となります。

「卵巣がん」は、名前の通り悪性です。
卵巣の腫瘍のうち、10%程度です。
      @分泌物と違い、充実した腫瘍です。
      @腰痛、下腹部痛、生理不順、進行すると腹水もたまります。

どちらも、小さいうちは骨盤の中にあるので、わかりません。
時々は、仰向けになってお腹の様子を観察しましょう。
「あれっ、太ったかな?」と、思ったら、体重を計ってみましょう。
そして、体重はあまりかわらないのに、お腹が妙に大きい場合は、病院へ。

時々、そのように来院される方もいますが、
「脂肪ですねぇ~」で、済むこともあります。

この前は本当に大きくなっている女性がいました。
超音波検査をして、すぐに大学病院へ紹介しました。

日曜日は私の大切な友人が同様な状況になり、入院したのでお見舞いに・・・・。
お腹が急に痛くなり、救急車で運ばれました。
「水」がたまっているとのことですから、良性ですほっとしました。

どなた様もご自愛なさって