手足のしびれ

「だんだん痺れもひどくなってきて・・・・・
　ポケットに手を入れても、何を触っているのか
　財布なのか、わからない」

今まで気づかず、突然手の痺れに気づいたとのこと。
脳梗塞かと予測され、入院しましたが、
実は首の神経、つまり脊髄が圧迫されている症状です。

「頸髄」の病気ということになります。
片方だけの痺れや、動きの悪さなら、脳から、
両手の場合は、頸髄の病気のことが多いのです。

長い間、それは果てしなく長い間、障害をもった
息子さんを介護してきたためかもしれません。
もう、息子さんも４０代。
それでも、ずっと、ずっと、小さな体（私より小さい）で支え続けて
きたのです。

「もう生きていても仕方がない」
そういって、涙が次から次へとこぼれるのでした・・・・・・。

よく話を伺うと、
「本当は生きなければならない」
「子供をおいては死ねない」と、思っているのでした。

家計を支えるために、旋盤工の仕事もしなければなりません。
この先、この方は手術をするかどうか、決めなければなりません。
手術した方がいいという医師、
大変難しい手術だし、その後の長い間のリハビリも覚悟しなければ、
という医師。

迷いますよね～～～

皆さんならどうしますか？
　このまま痺れと、歩きにくさで過ごすか・・・・
　　　これもまた、しんどそうです。
　　　徐々に痺れも悪化していて、尿の感覚もおぼつかない。

　手術にかけるか・・・・・・・・
　　　糖尿病もあり、回復過程が大変そう
　　　絶対今より良いとは限らない
　　　手術したことで、痛みがでることも・・・・

　でも、これからも仕事も、息子さんの介護もしなければ。
　奥様だけに任せられませんし。

今日は眠れていらっしゃるのでしょうか。
大変切ない日でした。
デイルームで、ゆっくり話すことができました。
　
　　　さて、皆さんは？

　ランキングへ

　　　いつもありがとうございます。