遅い帰り

上野は桜が咲いていますね。
もう春。

　雪の果て　小さき花の　力かな
　
　桜咲く　桜散りぬと　いうけれど

　薄紅の　桜ふぶきに　ランドセル
　
　竹の子に　花びらひとつ　色添えて

ちょっと俳句など、たしなんでみました。

桜の季節。
桜の思い出を思い出します。

では、自分の桜にまつわる思い出は？

　　桜並木を、ただひたすら歩き、池に映る月を追いかけました。
　　「今日は満月かしらね」
　　大きな月は、時々揺れて、笑っているようです。
　　「喉が渇いたから、ビールを飲みましょうか」
　　プルトップをはずすと、勢いよく泡がとびだし、コートに散りました。
　　暗い空に、白く咲き誇る桜。
　　ほんの数日、誰もが心を突き動かされたように、
　　桜を見たいと思います。
　　つないだ手の中には、ひとひらの花びら。
　　「来年も、この桜をみましょうね」

桜にまつわる、自分を取り巻くお話はありますか？
ランキングへ