Potential of aromatherapy

aromatherapy and golf and movie

香りがわかるお母さん

2007年07月24日 | アロマ
交通事故で、植物状態の患者さん。
意識が回復するように、毎日働きかけています。

腹臥位療法といって、うつ伏せにさせています。
それによって、脳を刺激し、呼吸器のようすもよくなり、
全体的に機能の向上が図れるというものです。

気管切開をしていますので、注意しながらうつ伏せにします。
顔は横を向けます。

すると、手が徐々に上に上がり、痒い頭を掻きはじめました。
 「昨日はお風呂だったよね~、でも今日も痒そう」

じゃあ、私の作った石鹸で、寝たまま頭を洗いましょう!
ということになり、簡単ですが、頭を洗いました。

そうしたら、一日痒くないのか、頭に手をやることがありませんでした
部屋中、アロマの香りに包まれました
うつ伏せのまま、肩甲骨を動かしたり、背中を刺激したり
仙骨を刺激しました。

私がアロマトリートメントを習ったので、それを簡単に行ったのです。

そうこうしているうちに、時間がたちましたので、仰向けにすると
痰がたくさん出ました。

うつ伏せの時は、リラックスできたようで、眠ってしまっていました。
うつ伏せの間は、波の音をイヤホンで聴かせていました。
うっとりしているかのような、雰囲気

お母さんが面会にいらして
「今日はありがとうございました。あのう、石鹸にはカモミールが
入っていますか?」

おおおお~そうですとも。
皮膚の痒みにもいいので、カモミールを入れていました。

お母さんは、ハーブティーが大好きだそうです。
カモミールの香りは、すぐにわかった様子。
誰にもわからなかったのです。

フランキンセンスとか、ティートリーの爽やかな香りが
強かったのでした。

  アロマへ引越し人気blogランキングへ

私の好きなうさぎが登場。

 緩和ケアチーム