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母の姉

2009年09月08日 | 雑記
今は2センチ四方の小さな昔の写真も、A4サイズの大きな写真に
加工できるんですね。

家に帰ったときに、母が一枚の写真を見せてくれました。
薄いセピア色の写真で、色はわからないけれども、赤っぽい模様の
入った和服をきた女性が写っていました。
そして、「美人でしょ」と母が言うくらい美人でした。

髪の毛もパーマがかかっていました。
戦前です。
20歳くらいの写真で、東京で撮影されたようで、刻印も見えました。

母の兄弟は7人で、一番上の長女だそうで、東京に奉公にでていたそうです。
そして、そこの家の書生さんと恋に落ち、身ごもって戻ってきたそうです。
ところが、産後のひだちが悪く、産んで2~3ヶ月で亡くなりました。
その後、書生さんも訪ねてきたそうです。

叶わなかった結婚でした。
生まれた女の子は、私とはいとこにあたりますが、年はけっこう離れています。
生きていれば、この長女は80歳以上になりますかしら・・・・・。

東京で撮影された一枚の写真は、一番綺麗な頃の写真でしょう。

どんな気持ちで戻ってきたのか、最期も会えずに、子供の成長も
みることができませんでしたが、美しく、いつまでも若いままの母の姉です。
その長女の下に長男がいましたが、たぶん直腸がんで亡くなったようです。
母の母が、トイレをいつも洗っていたことを覚えているそうです。

次男も結核でした。
長男も次男も、若くして体の具合が悪かったから、戦争に行かれなかったことが
くやしくて、兵隊さんの帽子をかぶっては遊んでいたのを
幼かった母は覚えていたとのことでした。

母も腰椎圧迫骨折で腰が痛いそうです。
胆石のオペも7時間もかかって行ったこともありますし、
乳がんの疑いもあったけど、良性腫瘍ですみました。

徐々に年をとっていく姿を見るのは、せつないですね。
子供が「お母さんはばばみたいに年をとらないでね」って、言いますが
無理ですってば。

よ~し、アンチエイジングだっ!

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