⭐️⭐️浅野まことのここだけの話⭐️⭐️

浅野まことがここだだけの話をブログで大公開!!

カイラシュ・サティヤルティ氏に触発されて

2015年10月13日 | 日記
おはようさ~ん 昨日はプールでみっちり1時間半泳いだこともあり早く寝てしまいました。ということでこんな時間に目が覚めております。連休中に見たカイラシュ・サティヤルティ氏のスーパープレゼンテーションを見てこんな凄い人がいるものだと驚き感動した。

同氏は、昨年のノーベル平和賞をパキスタンのマララ氏と共同受賞。インドのカースト制に反対し、名字を捨て児童の強制労働に長年反対してきた人権活動家である。
同氏の活動によりインドでは2012年、14歳以下の子どもの労働を禁止する法律が制定された。
同氏はプレゼンテーションで「平和を実現するには怒りなさい」と説いた。そしてその怒りを暴力ではなく、どうしたら変えられるか知恵を絞って行動しよう。そうすれば社会は変えられると。

同氏は、児童の強制労働で潤っている企業の商品を買うなと不買運動を考えて展開。消費者に訴えた。それが支持され政府までも動かした。

人権活動家という言葉は、日本人には馴染みが薄い言葉だ。
しかしである。貧困家庭で教育を受けられない子供、進学を諦めざるを得ない子供が日本で増えている。子供だけではない。
福島の原発事故で福島県民は、人権が侵害されている。ワーキングプアもそうだ。
日本にもあらゆるところで基本的人権が侵されている。

同氏の「平和を実現するには怒りなさい」という言葉の「平和」には戦争をしないということだけでなく、あらゆる人権を守ることが含まれている。僕の中で平和=人権が結びついた一瞬であった。

世の中にはとてつもなく大きなことに不撓不屈の精神で取り組む人がいる。

僕もそういう人になりたいなぁ。
今のままじゃ駄目だ。今日から変わろう。もっと怒ろう。

同氏の略歴:

1954年、インド中部、マディヤ・プラデーシュ州に生まれる。「カイラシュ・シャルマ」として生まれたが、後に名字を捨て、19世紀の書物「Satyarth Prakash(真実の光)」の題名からとった言葉「サティアルティ」を名乗る。Samrat Ashok Technological Instituteで電気工学の学士号取得。同大学の教員となる。80年、強制労働に苦しむ子どもたちを工場や工事現場から救出するためのNGO組織、Bachpan Bachao Andolanを設立。長年に渡る政府への働きかけの末、12年、インドで14歳以下の子どもの労働を禁止する法律が制定された。

空洞化するシーテック 日本の情報発信力高めよ

2015年10月13日 | 経済
経営の視点 空洞化するシーテック
日本の情報発信力高めよ
2015/10/12 3:30 日経朝刊

 国内最大の情報技術(IT)家電見本市「CEATEC(シーテック)」が先週、千葉市の幕張メッセで開かれた。今年の出展者は531社・団体とリーマン・ショック前の7割以下。海外勢は半分に減った。そんな中で目立ったのが、中国企業の台頭と国内有力企業のシーテック離れだ。
 「海外企業のグランプリは初めて」。優れた技術に贈られるシーテックの賞を今年受賞したのは中国の液晶パネル最大手、京東方科技集団(BOE)だった。
 BOEはハイビジョンの16倍の解像度を持つ8Kの液晶パネルを世界で初めて量産。会場ではさらに解像度の高い10Kパネルを展示し、等身大に映るファッションモデルなどの映像で来場者の関心を引いた。
 中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)も最新の携帯端末などを展示。シーテックに欠かせない見本市の顔となった。
 ところが日本勢は会計不祥事を抱える東芝をはじめ、トヨタ自動車、NTTドコモ、パイオニアが出展を断念。ソニーや日産自動車は昨年撤退し、日立製作所やKDDIは2年前から出展を見合わせている。
 ソニーは海外の見本市に力を入れており、「経営資源を集中した結果」(平井一夫社長)という。しかし日本を代表する産業見本市がそこまで見放されて本当にいいのだろうか。
 シーテックは15年前に通信機器と電子機器の見本市が統合して発足した。頭文字のCEは家電と思われがちだが、実は「コンバインド・エキシビション(統合見本市)」を表す。
 統合は集客力の強化が狙いだったが、経済産業省と総務省が監督する主催3団体が同居する重層構造となり、かえって機動性を欠いてしまった。開会式のリボンカットに日本人ばかり大勢並ぶ姿も国際見本市の名前にそぐわない。
 成田空港から羽田空港へ玄関口がシフトしたことも見逃せない。開催地の幕張メッセは都心のホテルからは遠くなってしまった。
 もちろん主催団体も手をこまぬいているわけではない。今年は楽天など新しい企業を呼び込み、「統合見本市という以上、今後は放送分野も取り込みたい」と電子情報技術産業協会の長尾尚人代表理事はいう。
 では問題はどうすれば国内の有力プレーヤーや外国企業を呼び戻せるかだ。
 「実は我々も同じ課題に挑戦した」と独家電見本市「IFA」を主催するメッセ・ベルリンのイエンズ・ハイテッカー氏は語る。
 海外への情報発信力を高めるため、展示会の表記は極力、ドイツ語から英語に替え、出展企業だけでなく、海外のバイヤーやメディアにも声をかけた。今ではソニーやサムスン電子など外国勢が展示会場を彩る。
 ロンドン五輪を開催した英国は跡地を「テックシティ」に衣替えし、海外企業やベンチャー企業の誘致に力を注ぐ。日本では新国立競技場ばかり話題に上るが、産業振興の観点からも臨海副都心や幕張地区のデザインを描くべきだろう。
 シーテックを内輪の見本市でなく、日本の技術力を海外に示す真の国際見本市にするには、行政も民間企業ももう一度手を携え、知恵を絞る時が来ている。