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「深い反省」に込められた思い 天皇陛下お言葉 71回目の終戦の日

2016年08月15日 | 日記
「深い反省」に込められた思い 天皇陛下お言葉
71回目の終戦の日 2016/8/15 13:37 日経新聞

 象徴としての地位と活動は一体であり、それができなくなった場合は生前退位を望むことを示唆したお気持ち表明から1週間。天皇陛下が「全身全霊」で務めてこられた公務の一つである全国戦没者追悼式の日がまためぐってきた。



全国戦没者追悼式に出席された天皇、皇后両陛下(15日午後、東京都千代田区の日本武道館)

 昨年、戦後70年の節目の戦没者追悼式でのお言葉は「さきの大戦に対する深い反省」など、従来にない文言が加えられ、国民の多くは感銘をもって受け止めた。
 今年のお言葉は「深い反省」のみを残し、全体は一昨年以前の「定型」に戻った。「さきの大戦」と明確に言い切られていた反省の対象がぼかされてしまったようでもある。

 昨年のお言葉にあった「戦争による荒廃からの復興、発展に向けられた(国民の努力)」「平和の存続を切望する国民の意識」「戦後という、この長い国民の尊い歩み」という表現も今年のお言葉からは消えていた。

 昨年のお言葉は普遍的な意味を持っており、今年以降も踏襲し続けて違和感はなかったが、天皇陛下にとっては節目の年の特別なものだったのかもしれない。今年のお言葉も戦没者を深く追悼する心がにじみ出ていることは変わらない。

 ただ、お言葉すべてを「定型」に戻さず、「深い反省」は残された。そこに先の戦争とその後の平和を考えるにあたって、国民に向けた天皇陛下のメッセージが込められているように思える。