⭐️⭐️浅野まことのここだけの話⭐️⭐️

浅野まことがここだだけの話をブログで大公開!!

ホンダ「NSX」10年ぶり国内発売 HVで復活

2016年08月25日 | 企業研究
ホンダ「NSX」10年ぶり国内発売 HVで復活
2016/8/25 11:00 日経新聞

 ホンダは25日、高級スポーツカー「NSX」を約10年ぶりに国内で発売すると発表した。高出力の3つのモーターを使ったハイブリッドシステムを搭載し、初代モデルより馬力を2倍に高めた。価格は初代の3倍近い2370万円になる。性能とデザインを刷新して伊フェラーリや独ポルシェに対抗する。

 専用設備や認定エンジニアがいる約130店の「NSXパフォーマンスディーラー」で同日から受注を始めた。初代は栃木県で生産する国産だったが、新型はスポーツカー市場が大きい米国のオハイオ州の専用工場で製造する。全米から熟練工約110人を選抜。塗装は4日間かけて11層の重ね塗りをするなど最高級の品質にこだわる。

 排気量3.5リットルのV6ツインターボエンジンで出力はシステム全体で581馬力になる。初代は1990年に発売。量産車として世界初の総アルミボディーを採用した。エンジンを車体中央に置き、軽くて運転しやすい本格的なスポーツカーとして話題を集めた。2005年末の生産終了までに世界で累計1万8737台を販売した。

 新型NSXは路面や天候に左右されず、運転しやすいスポーツカーという初代のコンセプトを継続。市街地の走行に適したモードや運転席からの広い視界、乗り降りしやすい座席にこだわった。

 八郷隆弘社長は同日、東京都内で開いた発表会で「操る喜びを追求することがホンダの永遠のテーマ。新型NSXで実現した」と述べ、世界でブランド力が高まることに期待した。ホンダは独自の最新技術を注いだスポーツカーの投入で販売が低迷する日本市場の活性化もめざす。

腎臓、ブタ使い作製 慈恵医大 10年以内、ヒトに応用

2016年08月23日 | 再生医療
腎臓、ブタ使い作製
慈恵医大 10年以内、ヒトに応用
2016/8/23 15:30 日経夕刊

 東京慈恵会医科大学はブタを用いて新しい腎臓を作製する技術を開発した。ラットを使った実験では腎臓の作製に成功、ヒト向けに10年以内に応用する考えだ。腎臓は尿管の形状をはじめ複雑な構造を持った臓器のため、再生医療製品の開発が遅れていた。この技術を使えば、慢性腎不全などに悩む患者の負担を減らせる。

 慈恵医大の横尾隆教授らが開発した。病気になったラットから腎臓のもととなる細胞を取り出し、ブタの胎児の中で腎臓細胞の芽として育てる。育てた芽をラットの体に再び埋め込むと、腎臓として成長を自発的に始め、新たな腎臓として作用する。自身の細胞から臓器を作るため、移植した場合の拒絶反応を起こす可能性が低く、細胞の芽がガンになる心配も少ない。

 来年にも東京大学らと共同で、まずは猫などペット向けの治療を始める。猫は高齢になると腎不全を起こしやすく、死因の3割を占めるといわれている。ラットで成功した手順と同様に腎臓をブタの中で育て、その後、腎臓細胞を埋め込み猫の腎臓を作製する。治療費は約30万円以内を想定する。

 3年以内にサルで研究を進めるため、慈恵医大内に専用の研究所を設置。早期にヒトへの応用を目指す。

租税回避策、税理士に開示義務 拒めば罰則 財務省など検討

2016年08月23日 | 経済
租税回避策、税理士に開示義務 拒めば罰則 財務省など検討
2016/8/23 3:30 日経朝刊

 財務省と国税庁は企業や富裕層に租税回避策を指南する税理士に仕組みの開示を義務付ける方針だ。租税回避地(タックスヘイブン)に資産を移すなど悪質な税逃れを把握する狙い。成功報酬を受け取るなどした税理士に具体策を開示させ、拒んだ場合の罰則も設ける。適正な助言も開示対象に含むが、米国など各国も開示制度を設けており、税制の不公平感の解消につなげる。

 租税回避のノウハウを提供する会計事務所やコンサルティング会社なども対象。複数の基準を満たした場合に租税回避策を開示させる仕組みを検討する。基準としては(1)租税回避によって成功報酬を受け取る(2)納税額を減らすための税務上の損失を生み出す(3)守秘義務がある――などが浮上している。

 9月に検討に着手し、2018年度からの実施を目指す。法人税、所得税、相続税の課税実態を洗い出す形になるが、どこまで点検するかは今後詰める。類似の開示制度は米国や英国、カナダ、韓国なども導入済み。米国では一定の収入を得る税理士が顧客に損失を生み出すなどの租税回避策を提供すると開示を義務付けている。米英は開示を拒む場合に罰金も科しており、日本でも罰則を設ける方向で検討する。

 税務当局は開示された租税回避の仕組みから実態を把握し、抜け穴があると判断すれば対策を練る構え。国際的な税逃れの実態を明らかにした「パナマ文書」を受け、税逃れに厳しい世論を導入の追い風にする。

 企業の租税回避策には海外のグループ会社から損失を意図的に付け替えるなどの仕組みがある。税務当局が把握しきれていない税制の抜け穴を突いた仕組みも多い。

【どういうことだ】核禁止国連総会で議論へ条約交渉入り採択 日本は棄権

2016年08月23日 | 国際政治

核禁止 国連総会で議論へ 条約交渉入り採択 日本は棄権
2016年8月20日 東京新聞夕刊



 【ジュネーブ=共同】ジュネーブの国連欧州本部で行われていた核軍縮に関する国連作業部会は最終日の十九日、核兵器の法的禁止についての二〇一七年の交渉入りを、「幅広い支持」を得て国連総会に勧告するとの報告書を賛成多数で採択した。今秋の国連総会で議論が本格化する見通しで、核兵器禁止条約制定に向け大きく歩を進めることになりそうだ。
 報告書は参加国の総意で採択する方針だったが、オーストラリアが条約制定に反対の立場を取る十四カ国を代表し土壇場で多数決を要求。賛成六八、反対二二、棄権一三で採択されたが、核禁止を巡る国際社会の亀裂が鮮明になった。日本は棄権した。
 報告書には、交渉入りに賛同せず、多国間の軍縮は安全保障を考慮しながら進めるべきだと勧告する国々もあったとして、核兵器を徐々に減らす漸進的なアプローチを提唱する日本や北大西洋条約機構(NATO)諸国などの意見も盛り込み、両論併記とした。
 多数決を求めたのはオーストラリアのほか韓国やポーランド、トルコなど。交渉入りの勧告はアフリカ諸国や東南アジア諸国など百七カ国が支持、反対派の意見を支持したのは日本や欧州諸国など二十四カ国が中心だった。
 タニ議長(タイ)が当初示していた報告書草案は「核禁止のための法的措置」について、参加国の過半数が一七年の総会での交渉開始を支持したと明記。しかし、日本など条約反対派は「過半数」の文言に反発し「幅広い支持」に修正された。
 作業部会は今年二月に第一回、五月に第二回会合が行われ、今月五日から断続的に行われた今回が最終会合だった。



◆深い溝浮き彫り
 日本国際問題研究所軍縮・不拡散促進センターの戸崎洋史主任研究員の話 報告書は、本来なら一つの結論に向かって話がまとめられるべきだが、核兵器禁止条約の交渉開始への幅広い支持を明記する一方、それに反対する国もあることを示した両論併記にならざるを得なかった点に、利害が異なる核軍縮の問題の難しさが表れている。
 全会一致での採択でなかったことで、条約の賛成国と反対国の溝の深さが浮き彫りになってしまった。核保有国が会議に参加しておらず、報告書がそのまま核軍縮につながるかは不透明だ。
 被爆国の日本はもちろん、米国も核兵器の非人道性の問題は真剣に捉えている。しかし、北朝鮮の核開発や中国の軍事的台頭などで地域の安全保障が揺らぐ中、日本は核の抑止力も重視せざるを得ない。
 一足飛びで条約による法的禁止を目指すよりも、原爆の悲惨さを共有し、核兵器の数やその役割を徐々に減らしていく方が、核のない世界の実現に向けた現実的なアプローチだ。日本は亀裂の深まる国家間の橋渡し役として根気よく協議を続けてほしい。 (共同)

山本尚氏に「ロジャー・アダムス賞」 日本人2人目

2016年08月22日 | 経済
山本尚氏に「ロジャー・アダムス賞」 日本人2人目
2016/8/22 9:55 日経新聞

 米国化学会が設立した有機化学分野で最も権威ある賞「ロジャー・アダムス賞」が、中部大(愛知県春日井市)の山本尚教授(73)に贈られることが22日までに決まった。授賞式は来年4月、米国で行われる。

 同賞は1959年に設立され、2年に1度選ばれる。日本人ではノーベル化学賞を受賞した野依良治氏に続き2人目。

 山本教授は物質同士の反応を活性化する触媒の研究に取り組み、「酸触媒」という触媒に特殊な分子を結合させると、目的の物質を効率的に取り出せることを発見。新たな研究分野を切り開いたと評価された。

 兵庫県出身で京都大卒、米ハーバード大大学院修了。名古屋大や米シカゴ大を経て、2010年に中部大教授。今年5月、日本化学会会長に就任した。〔共同〕

【感情を視覚化する試み】で幸福とは体全体が活性化した状態であることが分かった

2016年08月17日 | 食品

 

【感情を視覚化する試み】2013年に米国科学アカデミー誌に発表されたフィンランドで行われた701人の
被験者に特定の感情を引き起こさせて、体のどこが活性化しているかを調べた実験結果は写真の通りであったそうだ。

色が黄色いほど活動レベルが高く、黒はニュートラル、青が活動レベルの低い状態を示す。
幸福を感じる方法を自分なりに考えてみよう。



出典: http://www.pnas.org/content/111/2/646.full


水素水「効果ゼロ」報道に異議あり!【全文公開】 週刊文春記事より

2016年08月17日 | 食品

水素水「効果ゼロ」報道に異議あり!【全文公開】
産経記事で論争再燃 糖尿病、認知症、動脈硬化、EDにも効く? 2016.08.15 07:00 週刊文春Web 

小誌が水素水をいち早く取り上げ、商品別水素濃度を誌上計測したのが3年前。現在、水素水は動物実験ではなく、ヒトの臨床試験にも用いられるようになった。だが一方でいまだ懐疑的な眼差しも少なくない。水素水ははたして本物なのか。最新事情をリポートする。

 美容や健康のため、多くの人が生活に取り入れ始めた水素水。最近は飲みきりタイプだけでなく、水素を発生させるサーバーも登場している。携帯ボトルタイプや、キッチンに設置する給水機型も発売され人気だ。

「この1、2年、問い合わせが増えたこともあり、昨年から専門コーナーを設けました。特に20代~60代の女性の需要が大きい」(家電量販店担当者)

 ところが、この水素水ブームに冷水を浴びせるような記事が産経ニュース(ネット版)に掲載された。5月16日に配信された「【健康神話を検証する】美容、ダイエットと何かと話題の『水素水』 実はかつてブームを巻き起こした『あの水』と同じだった…」。


パイオニアである太田教授

 記事の主旨は「水素水の多くは、電解還元水のことで、かつてアルカリイオン水と呼ばれたもの」であり、「中身は変わらないのに、(略)同じ『水』が名前を変えて売られ、あたかも新しい『水』として注目されているのが実情だ」というもの。さらに、市販の水素水は濃度が低いことを指摘し、「水素には何かの効果があるかもしれない。しかし、市販の水素水に効果があるかと言われれば、ゼロだろう」という。

 この記事について、太田成男・日本医科大学大学院教授(細胞生物学分野)は次のように反論する。太田氏は2007年、世界に先駆けて分子状水素(H2、以下単に水素とする)が医学的に応用可能であることを示唆する論文を発表している。

 

アルカリイオン水は別物です

「産経ニュースが指摘する『アルカリイオン水』ですが、まず、水素が溶けているとしても量が少ない。水素はアルカリ性にしないし、水素水を作るのに電気分解の必要もないので、一般の水素水とは別物と考えた方がいいです。水を電気分解して生成した『電解還元水(=アルカリイオン水)』が『電解水素水』と称して売られているとしていますが、水素水の全部がアルカリイオン水というわけではなく、本物というべき水素水は、天然水などに圧力をかけて水素ガスを溶かし込んで作るのです。

 また、著しく濃度の低いインチキ商品は別ですが、市販の水素水には効果がないという批判も間違いです。現に、研究現場や医療現場では市販の水素水が使われています。大規模な臨床試験も進んでおり、ニセ科学と混同して論じられるのは心外です」

 水素は体内に取り込まれると活性酸素、中でも一番酸化作用が強いヒドロキシルラジカルに作用する。ヒドロキシルラジカルは細胞や遺伝子を傷つけ、老化や様々な疾患の原因の一つとなる。水素をガスやサプリメントの形で吸引する方法もあるが、より摂取しやすい形態として、水素水が選ばれているという。

 太田氏が論文を世に問うてから約9年、研究は日進月歩で進み、マウスを使った動物実験からヒトを対象にした臨床試験へとステージが移行している。


5月28日、29日に開催された「日本分子状水素医学生物学会」設立記念大会

 去る5月28日、29日に横浜で開催され、250名の参加者を集めた「日本分子状水素医学生物学会」設立記念大会(第6回年会)では、その研究成果が報告された。

 順天堂越谷病院の頼高朝子准教授は、高濃度水素水によるパーキンソン病治療の臨床試験を行ってきた。

「18名の患者を無作為に、1日1リットルの水素水を飲む群と、普通の水を飲む群に分け、48週間飲み続けてもらい、UPDRSというパーキンソン病の重症度を見る指標で比べてみました。患者も医師も、どちらが水素水を飲んでいるか、結果が出るまでわからない二重盲検試験です」

 すると、水素水群はUPDRSのスコアが改善し、そうでない群は悪化するという、有意差が出たという。

 

60代男性は嬉しい変化を告白

「13年からは大学病院など全国14施設において、178名の患者を対象にした臨床試験が始まっています。最後の患者の登録終了は昨年9月で、試験結果の公表は来年夏以降になる予定です」(同前)

 また、認知症研究の第一人者である朝田隆・東京医科歯科大学医学部附属病院特任教授は、前出の太田氏と共同で臨床試験を行っている。対象は認知症予備軍であるMCI(軽度認知障害)と診断された74名。毎日500ミリリットルの水素水を飲んだグループは、普通の水を飲んだグループに比べて「ADAS-cog」というアルツハイマー型認知症を評価する試験の平均スコアが上回る結果が出た。朝田氏は現在、論文を執筆中だという。

 メタボ対策やアンチエイジングについても研究が進んでいる。梶山内科クリニックの梶山静夫院長は、京都府立医科大学長の吉川敏一教授とともに臨床試験を行った。

「30名のII型糖尿病患者と、糖尿病予備軍である境界型糖尿病の6名に、市販されている高濃度水素水300ミリリットルを1日3パック、8週間飲み続けてもらい、一定期間後に水素なしの水を同様の量、同様の期間、飲んでもらうというクロスオーバー二重盲検試験を実施しました。

 すると、水素水を飲み続けた期間は、血中LDLコレステロール濃度が有意に改善し、血糖値、インスリン値も下がった。糖尿病患者における糖質、脂質代謝の改善効果があるという結果がでました。さらに、高血糖状態を引き起こし、メタボからII型糖尿病へと移行させるインスリン抵抗性が改善する傾向も見られました。高濃度水素水は糖尿病発症を予防する可能性があると考えられます」

 梶山氏は水素水を飲んでいる男性患者からこんな話も聞かされたという。

「ある60代男性から、『実は最近、朝勃ちするようになったんです』と告白されたのです。彼に限らず、『勃起するようになった』と話す人が、思いのほか多いので驚きました。糖尿病は動脈硬化の原因でもあり、ED(勃起不全)は動脈硬化や神経障害のひとつの症状でもある。水素水で糖尿病が改善されたことで、EDにも良い影響が見られたということでしょう」

 こうした臨床研究を“否定派”はどう受け止めるのか。前述の産経記事で「市販の水素水は効果ゼロ」とコメントした東大名誉教授の唐木英明氏に話を聞いた。

「水素水が医療現場で導入され始め、いくつかの疾患において症状緩和に効果があるかもしれないという論文が蓄積されつつあることは、承知しています。水素の臨床応用研究が偽科学だと考えたことはなく、今後に期待しています。

 ただ、市販されている水素水商品はあくまで健康食品であり、健康な成人が摂取するものです。疾患がある人に効果があるからといって、健康の維持や病気の予防に効果があるとは言えませんし、科学的データも私の知る限りない。風邪予防のために風邪薬を毎日飲む人がいないように、日常的に水素水を摂取したところで、疾患予防につながるとは思えません」

 また同じく記事に登場し、『なぜ疑似科学が社会を動かすのか』(PHP新書)の著者でもある明大教授の石川幹人氏(情報コミュニケーション学部)もこう語る。

「分子状水素が充填された水素水と、電解還元水が別物であることは理解しております。ただ、どちらにしても、作用メカニズムの理論がなく、臨床の現場で特定の疾患の改善を裏づけるデータがあったとしても、病気でない人に与えるのは不安が残る。水素水研究はまだほんの入口段階です」

 こうした批判について、再び太田氏が反論する。

「唐木先生は『風邪予防のために風邪薬を飲み続ける人はいない』という例え話をされたそうですが、化学物質を摂取するのとでは話の次元が違います。水素はもともと化学反応を起こしにくい『不活性分子』です。あくまで酸化力の強い活性酸素に反応するのです。

 体内に入った水素は2、3時間で呼気とともに排出されます。水素水に入っている程度の量の水素であれば、人の体に安全であることは長年の研究結果からわかっています。健康な成人が摂取することにリスクは見当たりません。健康な成人についての研究成果がないとの指摘もありましたが、それも間違いです」

睡眠の質と疲労度も改善

 健康な成人を対象にした研究では、15年5月に大阪市立大学が理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センターとの共同研究結果を発表している。

 健康な20歳から48歳の男女26名に、起床時と夕食時に高濃度水素水か水素の入っていない水を4週間、摂取するクロスオーバー二重盲検試験を行った。すると「睡眠の質」を測る「ピッツバーグ睡眠質問票」による評価が有意に改善した。さらに心電図と脈波計測で「疲労度」を評価したところ、交感神経活動が有意に抑えられていた。日常生活での疲労を軽減、改善する効果があることを立証したのだ。

 今回行われた分子状水素医学生物学会に参加していた医療関係者はこう話す。

「太田先生の論文が発表される以前、確かに水素は哺乳類細胞では何ら効果を発揮しないというのが常識でした。それが約10年でガラリと変わった。しかし、医療分野での研究成果が、正しく市販の水素水に反映されているとは言い難く、中には『マイナス水素イオン』『プラズマ水素』『活性水素』などと称した、水素の入っていない水やサプリ等が出回っているのが現実なのです。水を電気分解するアルカリイオン水製造機を、そのまま『水素水製造サーバー』として販売している企業もあります」

 産経記事では、国民生活センターが今年3月、2業者が販売する水素水生成器について消費者に注意喚起を求めたことを指摘している。これらは水道水を電気分解するタイプのものだ。

 こうした商品による誤解が大きなネックになっているという。太田氏は「未知の部分が大きいことは事実」としつつ、「治療だけでなく、認知症など研究が途上にある疾患予防について、水素水がインパクトを与える可能性は大きいのです。根拠のない水素水批判には、きちんと反論していこうと考えています」と話す。

 患者からは大きな期待が寄せられている。

 

 


もたつく景気 政策頼み GDP、夏以降も低成長予想

2016年08月16日 | 経済
もたつく景気 政策頼み
GDP、夏以降も低成長予想
2016/8/16 3:30 日経新聞朝刊

 景気のもたつきが長引いている。内閣府が15日発表した4~6月期の国内総生産(GDP)速報値は物価変動の影響を除いた実質の季節調整値で前期比0.048%増、年率換算で0.2%増。エコノミスト10人に聞いたところ、7月以降も1%程度の低成長が続くとの見通しが中心で経済政策に頼る声が目立った。


公共投資に依存


 4~6月期に2四半期連続のプラス成長を維持できたのは、公共投資の増加や日銀のマイナス金利政策を受けた住宅投資の拡大があったためだ。


個人消費はプラスを維持したが、勢いはない(7月、高島屋日本橋店のセール風景)
 7月以降もこの構図は変わらない。公共投資や消費喚起策などの経済対策が、2016年度の実質成長率を0.2ポイント程度、17年度も0.3~0.5ポイント押し上げるとの見方が多い。

 政府が8月に決めた28兆円超の経済対策でエコノミストが景気への波及が大きいとみるのは10.7兆円規模のインフラ整備だ。大型クルーズ船が寄港できるような港湾整備などを進める。明治安田生命保険の小玉祐一氏は「16年度の公共投資は5%、17年度は10%押し上げられる」と見込む。

 マイナス金利の広がりによる住宅投資の増加も続きそうだ。三菱東京UFJ、三井住友、みずほ銀行の7月のローンの新規申し込み件数は2万2400件で前年同月比8%増と好調を維持。消費増税を19年10月に延期したことで住宅購入を急がなくなった消費者もいるが、大手住宅メーカー幹部は「受注全体に追い風が吹いている」と話す。

円高で投資慎重
 ただ政策頼みには限界がある。設備投資では「更新需要が根強いのに、円高で先送りされている」とSMBC日興証券の牧野潤一氏はみる。

 DMG森精機の森雅彦社長は「国内の一般機械向けでは、目先の投資を抑え、利益を確保しようという動きがある」と指摘する。オークマは「1ドル=100円を割ると、国内設備投資はより慎重になる」と警戒する。

 円高の影響で訪日客消費も4~6月期は前期比4.5%減と、3年半ぶりにマイナスとなった。

 輸出では、頼みの米国市場に頭打ち感が出てきた。自動車ではメーカーが販売てこ入れ策として店に出す奨励金を増やしている。

 富士重工業の高橋充最高財務責任者(CFO)は「各社の足元の平均は3千ドル超と、前年比300ドルほど上昇している」と指摘する。

 GDPの6割を占める個人消費も賃金が増え続けている割にさえない。コロワイド傘下で回転ずし大手のカッパ・クリエイトは17日から、「かっぱ寿司」で1皿税抜き100円の商品を平日に同90円に引き下げる販促策を拡大する。

 同社は「平日は家族連れやシニアなどの来店が多い」としており、消費者の節約志向の高まりに応じ値ごろ感の高い商品を拡充する。

 価格の下げは消費の拡大につながる可能性があるが「弱い消費」の裏返しともいえる。

「深い反省」に込められた思い 天皇陛下お言葉 71回目の終戦の日

2016年08月15日 | 日記
「深い反省」に込められた思い 天皇陛下お言葉
71回目の終戦の日 2016/8/15 13:37 日経新聞

 象徴としての地位と活動は一体であり、それができなくなった場合は生前退位を望むことを示唆したお気持ち表明から1週間。天皇陛下が「全身全霊」で務めてこられた公務の一つである全国戦没者追悼式の日がまためぐってきた。



全国戦没者追悼式に出席された天皇、皇后両陛下(15日午後、東京都千代田区の日本武道館)

 昨年、戦後70年の節目の戦没者追悼式でのお言葉は「さきの大戦に対する深い反省」など、従来にない文言が加えられ、国民の多くは感銘をもって受け止めた。
 今年のお言葉は「深い反省」のみを残し、全体は一昨年以前の「定型」に戻った。「さきの大戦」と明確に言い切られていた反省の対象がぼかされてしまったようでもある。

 昨年のお言葉にあった「戦争による荒廃からの復興、発展に向けられた(国民の努力)」「平和の存続を切望する国民の意識」「戦後という、この長い国民の尊い歩み」という表現も今年のお言葉からは消えていた。

 昨年のお言葉は普遍的な意味を持っており、今年以降も踏襲し続けて違和感はなかったが、天皇陛下にとっては節目の年の特別なものだったのかもしれない。今年のお言葉も戦没者を深く追悼する心がにじみ出ていることは変わらない。

 ただ、お言葉すべてを「定型」に戻さず、「深い反省」は残された。そこに先の戦争とその後の平和を考えるにあたって、国民に向けた天皇陛下のメッセージが込められているように思える。


世界銀行、初めて中国でSDR発行

2016年08月13日 | 国際ビジネス

世界銀行、初めて中国でSDR発行 

中国人民銀行(中央銀行)は12日、世界銀行に中国インターバンク債券市場における特別引出権(SDR)建て再建の発行を認可したことを明らかにした。総額20億SDRを発行する予定で、人民元が決済通貨になる。世銀が中国でSDR債権を発行するのは、今回が初めてだ。

人民銀関連部門の責任者によると、「世銀がインターバンク市場でこうした債権を発行するのは、金融ツールとしてのSDRの市場化を推進しようとする有益な試みであり、SDRの利用拡大の一層の促進にプラスであり、ひいては国際金融システムの安定性と強靱さを強化することになる。SDR建ての債権によって単一通貨ツールの金利リスクと相場リスクを回避することができ、中国と世界の投資家の資産配置の多様化をもたらし、中国債権市場の取引商品の種類を増やし、債権市場の開放と発展を促進することにつながる」という。

第1期SDR建て債権はまもなく発行される。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年8月13日