最近パーソナルなお話ばかりですね。
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さて 今日はちょっぴり心理学系のお話。
大学の専攻が心理学だったので、心理学関連の本を読むのが好きです。
心の病気というのは現れ方が十人十色。
本当に興味深い学問です。
学術的に人それぞれを分析すると、
誰しも何らかの心理的症状を持っていたりします。
対人恐怖症も度合いの違いにしろ、多くの人が持っている症状ですよね。
病気が顕著に現れる方もいらっしゃいます。
Sybil という本をご存知でしょうか?
日本では「失われた私」というタイトルのようです。
私が大学生の頃に読んだ本。
最近読書をしていないので、イギリスより持ち帰った本を再度読み直そうかと思い、数日前から読み始めています。
多重人格症のノンフィクションのお話です。
同じ系で「24人のビリーミリガン」と言う本もあります。
一人の人物に何人もの人格が存在してしまう病気です。
Sybilの場合は16人の人格が存在し、
それぞれ名前が違ければ、性格も容姿も異なります。
幼い子供であったり、男性であったり。
Sybil本人はそれらの存在を全く知らず、
意識を失った状態で、他の人格が行動をするのですね。
何故そんな状態になってしまったのか?!
多くの心理的症状に共通するように、
外部から自分を守るための防衛手段とでもいいましょうか、
心の傷を別の人格が対応する、一つの生活環境への対応手段だと思います。
幼い頃の家庭内環境が大きく影響し、
自分に対しての自信を失い、
その心の葛藤と戦うために別の人格が現れるのですね。
読んでいてふと思ったのですが、
人格や性格というのはいくらでも修正できるものなのかなっと。
Sybilの16人の人格は、性格も全く異なり、言葉遣いなども違う。
一人の人間にそれだけ人格が現れるということは、
一人の人間はいくらでも人格や性格を補正することもできるはず。
内向的で悩んでいる人も、
外向的になろうと努力をすればなれるはず。
望めばいくらでも性格など変えられるはずです。
心の病には原因が必ずあります。
薬は一時的に緩和をするだけで、
解決策ではありません。
心の病の原因を認識し、
克服しようとする強い意思が必要です。
Introspection。自分の内面を分析すること。
大事なことですね。
心の話は尽きないので、この辺で。