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ケセラセラ問題

2005-01-01 | ほうげん・ひょうげん
teacup のロマンス言語関係者間で議論がかわされた「ケセラセラ」問題の発端から順を追って解説します(順番はちょっと違うかも。今 teacup が見られず、nyan さんちのコメント欄を追えないのであしからず)。

1)ケ~セラ~セラ~♪が仏語だと思っていた taki さんの発言。
追記1/3:太字の部分訂正しました。発端はnyanさんちの40を超えたコメント欄→「うるるん」なのでした。

2)私は、西語でも可能ではないか?と思った。
 ¿Qué será, será? ケ・セラ・セラ→「どうなるのかしら?」

注記1/27:このときは日本語の歌詞一行を見て、もし西語なら「どうなるのかしら?なるようになるわ」という歌詞になるなぁ~と思いました。

3)ネットで調べると「ケセラセラ」は西語だと言い張るサイトと、仏語だと言い張るサイトが見つかった。nyan さんもそれを発見。→ケセラセラ問題勃発
 日本語版歌詞:ケ~セラ~セラ~♪なるように~なるわ~♪
 英語版歌詞:Que sera sera♪
        What(Whatever) will be, will be♪


★英語の歌詞を見たときから、
que sera, sera = whatever will be, will be
と対応しているという前提での討論になる。


4)What will be what は関係代名詞だと思う、
 というnyanさんの発言。
 それじゃー西語だと、(注;関係代名詞にはアクセント符号がつかない)
 Que será, será. なのかなぁ?と考えるが、どうもぴんと来ない。

注記1/28:この後"Whatever will be" までが主語(S)という意見(1/2)が出てますます混乱したあとの追記がこれです。↓

追伸1/5:ぴんとこなかったのは、後ろのwill be や sera が、語呂あわせみたいに意味なくついているようなイメージが頭から離れなかったせいだと、今朝気がつきました。かしこ。

★このへんで、Fra さんの意見も加味し、「ケセラセラ」は仏語だろうと内心結論を出す。しかし素朴な疑問はとまらない。


5)What will be? What will be. の意味の違いを考える。
 ①↑疑問詞          ②↑関係代名詞   (nyan さんに聞く)

 ¿Qué será?Que será. の違いも英語と同様なのだろうか?
  ③↑疑問詞     ④↑関係代名詞

②の和訳は状況によって変わりそうだけど、「何にせよ」「それが何であれ」「なんでもいいけど」→「なるようになれ」ということ?
追記1/5:→「なるように」だけのようです。
西語の場合、それが「何」なのか不定(架空だったり、まだ実現していないこと)の場合、未来形 será ではなく、接続法 sea を使うよなぁ?と考える。「なるようになれ」ならば sea lo que sea (接続法)という慣用句に相当するのでは? しかし…

6)será lo que será (未来形)で「なるようになる」と和訳された歌も既に発見済みであった。

★あれ、未来形でもいいの? という素朴な疑問を、誰か解決して~!
★もうひとつ、Que será será. という表現が西語で可能なのかどうかも教えて~!
 ④↑関係代名詞

ラテブロから回っていらした、西語圏在住の方、西語ネイティブの友人・恋人・配偶者をお持ちの方、その他、西語が達者な方、お願いですから傍観してないでコメントしてやってくださいませ。
入門者のみなさま、正月早々混乱させるような記事ですみません(汗)。

仏語がわかる方がいらしたら、
Que sera sera. の「ケ」が何で「セラ」が何なのか教えてくださいね!
追記1/5:フランスでも「ケセラセラ」とは言うがスペルが違うらしい、というウワサもあちこちで目にしました。
追記1/12:このスペルだと「クスラスラ」と発音されるというコトが判明しました。→takiさんの「岩波書店すごいぞ!」参照


6)の歌に関しては別アップします。→「ケ・セラ♪(歌詞)」

追記1/4:「まとめ」
お正月特別企画討論会(←いまさら名づけました。失礼)にご参加くださったみなさま、なりゆきを見守ってくださったみなさま、ありがとうございました。「ケセラセラ」は何語なの?という問題は、『広辞苑』に西語だと書いてあった!ちゃんちゃん!というところで打ち切らせていただきます。→詳細はトラックバックしてくださったtakiさんの「さすが広辞苑」で。
その後、メキシコでは「ケセラセラ」を「なんとかなるさ」風によく使うらしいというウワサ(出所不明ですみません)を目にし、メキシコとケセラセラ文化はぴったり~?と妙に納得したりしましたが、映画(1956年)の主題歌が世界的ブームになった以前からなのか、以後こぞって使うようになったのか、そのへんはやはり謎ですね。
言葉は生きています。どこかで生まれて広がっていくものなのですね。日本語だと思っていた「津波」が世界的な単語になっていたことも、私は最近知りました。
これからは言葉のグローバル化もますます進み、国籍不明?世界的単語?も増えていくことでしょう。


実はまだまだ続くケセラセラ→「ケセラセラ完結編」
コメント
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