もう当分、旅行なんてできない(涙)、そんな悲しい現実の生活で、ふと、昔の「よもやま話」を思い出したりします。もうかれこれ、7年くらい前のことでしょうか。。。
乗り換え地から「飛行機が飛ばない」というアクシデントに見舞われたことがあります。ヒューストンに着いたは良いけど、なんか雰囲気が変…。ヒューストンがハリケーンのため洪水になり、飛行機が着いても、乗り換えの乗客は飛べずにたまるばかりだったのです。
私は、休暇をとって日本からメキシコのカンクンに行く途中でした。日本人特有の短い旅程なので、一日削られるのはとても惜しいけれど、自然や天候にはさからえません。Ni modo(しかたがない)。しかし問題は、その晩カンクンのセントロ(中心街)にある宿で una amiga japonesa と現地集合する計画だったのです。彼女にどうやって知らせるか!? 国外で携帯メールなんて、当時はありえませんでしたから。
ヒューストンでは、空港直のホテルは満室、洪水で道が閉鎖され、電話回線も落ちてつながらない、という状況だったので、メキシコの宿に連絡もできず、焦燥感にかられました。おまけに、パックツアーじゃなかったので、翌朝の飛行機を自分で手配、交渉しなければなりませんでした。
足を伸ばして休める、という理由でターンテーブルの上(ここだけ絨毯敷きだった)に、日本人一人旅の面々がなんとなく集まって、交代で荷物番をしつつ助け合ったり語り合ったり。しょっちゅう旅行してたら、たまには飛行機の遅れなどに当たることもあるだろうけど、「ヒューストンの空港内のターンテーブルで寝た」という人はそうめったにいないのではないでしょうか。
夜中に、毛布の配布があり、じきに「ハンバーガーとコーラ」が支給されました。やっぱりアメリカ・コーラ国です。しかし、喉のかわきはコーラじゃ癒えません。コーラより水がほしかったな~。み、みずを…。
翌朝起きて、というよりほとんど寝られぬまま、カウンターに出向くとすでに長蛇の列、待つこと待つこと。幸運にも日本語を解するスタッフにあたり、無事に午前中のカンクン行き便をゲットし、ほっと一息です。
「あ~、アメリカナイズされたカンクンより、早くイスラ・ムへーレスに行って、playa(ビーチ) でなんにもしないでほげほげしたい!」
ひょっとして友達は、心配してカンクンで待っているでしょうか?
そうでなければ、どうやって彼女に会えるのでしょうか?
つづく。
※ふんふん、よくよく自分のホームページを読み返すと、これは2001年(8年前)の話だったようですわ。
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