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☆台東区谷中 * 朝倉彫塑館

2019-05-12 | ♥アート

 

朝倉彫塑館は、彫刻家 朝倉文夫のアトリエと住居だった建物です。

朝倉は東京美術学校を卒業した1907(明治40)年、24歳の時に谷中にアトリエと住居を構えました。
 
当初は小さなものでしたが、その後、敷地を拡張したり増改築を繰り返したりして建築を楽しみます。
 
その様はまさに普請道楽といえるでしょう。
 
現在の建物は1935(昭和10)年に建てられました。
 
 
建物は朝倉が自ら設計し、細部にいたるまで様々な工夫を凝らしており、こだわりを感じさせます。
 
さらに、朝倉はここを「朝倉彫塑塾」と命名し、教場として広く門戸を開放して弟子を育成しました。
 
朝倉の教育法は独自の自然観と深く結びついており、この建物にもそれが色濃く反映されています。
 
その後、この建物は朝倉の遺志により遺族によって1967(昭和42)年から公開されました。
 
1986(昭和61)年に台東区に移管され、台東区立朝倉彫塑館となりました。
 
2001(平成13)年には建物が国の有形文化財に登録され、
 
2008(平成20)年には敷地全体が「旧朝倉文夫氏庭園」として国の名勝に指定されています。
 
2009(平成21)年から2013(平成25)年にかけて保存修復工事を行い、
 
耐震補強を施し、朝倉生前の姿に近づけるべく復原され、文化財的な価値を高めています。
 
 公式HPより=
 
 
 
玄関
 
玄関周りの腰張りや御影石のこぶ磨きには朝倉のこだわりが感じられます
  チラシより 
 
 
 
 
 

 

 

 ASAKURA Fumio - Life of the Sculptor

 

 

 公式YouTube

 

 

 

※撮影可は、屋上とネコの展示室「蘭の間」

 

 

屋上庭園は 国指定名勝 

 

スカイツリーも近いですね

下は、谷中霊園墓地

 

 

 

昭和10年に完成したこの建物は、朝倉自身が自ら設計し、細部に至るまで様々な工夫を凝らしたもの

 建物は、アトリエ棟、旧アトリエ棟、住居棟、東屋の4棟が国登録有形文化財になっています 
 
 
 
 

中庭は和風庭園

回遊式建物?のように廊下に沿って池が望めます

新緑の庭木とヒメウツギの白い花が満開で、東京とは思えない落ち着いた空間でした

 

屋上からの撮影= 昭和10年建造の和風建築

 

 

目に飛び込んできたのは「ズボウナ」と呼んだ春の草

チガヤ(茅) イネ科チガヤ属

 

季節の花 バラがきれいに咲き誇っています 

 

 

グラジオラス・ビザンチヌス  アヤメ科 グラジオラス属

原産地:地中海沿岸 

 

 

 

 

 

 

 

 そうそう、こんなお野菜も植えていましたよ

 

 

 

ラングドン・ウォーナー博士 像

 

ウォーナー博士が見詰めている先は、、、スカイツリー?

 

 

 

 オリーヴの木

 

 

 

 

砲丸 右側から撮影

砲丸とされる像は屋上の一番高い淵に座っています

朝倉彫塑館の建物を見ると屋根に像が見えるのが「砲丸」くんです

谷中の町を見守っています

 

 

左側から撮影

 

屋上から「蘭の間」に下りてきました 

 

 

 

 

 

 

 もともと蘭栽培の温室だったそうで、入ってきた外側には水槽(水場)もありました

採光もよく、羨ましい限りのお部屋です

 

 ネコのブロンズ像を展示

 

愛猫をモデルにした朝倉の作品の中には、同じ猫がモデルとなっていると思われるものも

猫の個性や性格までも生き生きと形にした表現力に驚かされます

お気に入りの猫を膝に乗せ、弟子たちとほぼ毎夜猫談義に花を咲かせたという朝倉文夫

猫をなでながら、同時に骨格や筋肉の付き方を確認していたというのだから、さすが彫刻家と言う他ありません

丸くなって居眠りしたり、大きく伸びをしたり、前足を上げて首を傾げてみたり……。

朝倉の自宅兼アトリエだった朝倉彫塑館で、のびのびと思い思いのポーズをとる魅力的な猫たちの姿です

Pen参照

 

 

 

 

 

 

 

 

1919年頃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 天井を覗くと「砲丸」くんが良く見えます

 

 

 ビトンのモノグラム柄みたいですね

 

 

 

 

 靴はビニール袋に入れ持って歩きました

荷物がたくさんある方は受付で預かっていただけます

 

 

 

 

アトリエ、書斎、朝陽の間、素心の間、中庭等撮影不可でしたが、YouTubeの動画に出ていましたね

より来館されてアトリエの空間、その空気を感じとる事は価値があります

 前回、訪れたのは2012年で保存修復、耐震補強工事中でした
 
 
 
若いころは何度も足を運び、撮影も可でしたので修復前の画像はあると思いますが、、、
 
天井高8.5mの大きなアトリエ、壁のような書棚、中庭の巨石(海石)にきっと圧倒されます
 
都心でありながら、落ち着いたこだわりの日本の家屋は癒されますね
 
 
 ******ちなみに、もうご存知かと思いますが
 

長女= 日本の舞台美術家・ 画家の朝倉摂さん 次女=彫刻家の朝倉響子さん

 

 

 

お知らせ

区立文化施設「国際博物館の日」入館無料デー(5/18) 

「国際博物館の日」を記念して、5月18日(土)に限り、無料でご入館いただけます

 

 

 

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