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☆コズミック・ガーデン * サンドラ・シント展

2020-06-18 | ♥アート

会場風景より、星や結晶、波などをモチーフとするドローイングが展開されている

 

 

 

 

星や結晶、波などをモチーフとするドローイングを起点にインスタレーションを手がける

ブラジル出身のアーティスト、サンドラ・シント

その個展「コズミック・ガーデン」が、*銀座メゾンエルメス8階で開催されています

 

*銀座メゾンエルメス8階に位置するフォーラムは、

レンゾ・ピアノ設計のガラスブロックに囲まれた吹き抜けの空間で

国内外のアーティストによる現代美術の展覧会を年に4回開催

「芸術とは本来、私たちの家の中に空気のように充ちているべきもの」

こうした、エルメスとアートとの自然なあり方を感じとることができる鑑賞の場を提案している

 

 

EXHIBITIONS | Sandra Cinto, "Cosmic Garden" at Le Forum, Tokyo (1/2)

 

 

 

 

 

 シントは1968年生まれ、現在サンパウロ在住

日本では2008年に豊田市美術館で

15年には青森公立大学国際芸術センター青森での滞在制作に参加し

ブラジル国内外での展覧会やレジデンシーなどの交流も行っている

 

 

 

 

 

 

 

 

会場は、水色の壁が立てられた展示室を「朝」として

すべての壁が紺色に塗られた小さな展示室の「夜」への移り変わりを見せるように構成

それぞれの壁面にはキャンバスが掛けられ

細い線によるドローイングがその境界線をまたぐように空間全体に広がっている

 シントは今回、6名のアーティストとともに2週間をかけてドローイングを制作

 

会場の構成についてシントは

「この建築のなかで特徴的なガラスのテクスチャーは、

レンゾ・ピアノが日本庭園の水から着想を得たものだ、ということを聞き

風や陽の光、水を感じ取ることのできる空間にしようと考えました

また、建物の角の丸みが扇子のようだと思ったので、角にも小さな作品を配置しました」

とコメントしている

 

 

 

 

続く「夜」の展示室では壁面だけでなく、床のカーペットやクッションにもドローイングが展開

ここでは座ってリラックスしながら、星空のような空間を楽しむことができる

 シントはこのインスタレーションについて、

「ずっとカーペットの作品をつくりたいと思っていましたが

ブラジルでは実現できませんでした

今回は親密な場をつくりたいと考え、そのための技術も使うことができたので

やっと願いを叶えることができました」と語る

 

本展の終了後には

日本の学校や図書館など、子供の集まる場所へのカーペットの寄贈を考えているという

時間や時代の移ろいを表現するシントのドローイングを体感することのできる本展

空間の構成から細部にいたるまで、会場に足を運んでじっくりと鑑賞してみてはいかがだろうか 

 

 

 

 

 

会場風景より、カーペットやクッションにもドローイングが展開されている

 

腰を下ろして座って観たり(画像のように)、寝転んだりしてみるといいですね

会場係の女性の説明が聞き取れなくて座ることNG?、説明不明瞭で残念!

 

 

参考資料:美術手帖

 

 

↓ 

EXHIBITIONS | Sandra Cinto, "Cosmic Garden" at Le Forum, Tokyo (2/2)

 

 

 

 

 



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