今日の京都は、久しぶりに青空が見えるいい天気でした。午後から、大原野の勝持寺(しょうじじ:前ブログ)と、正法寺(しょうぼうじ)へ出かけました。
大原野は、平安時代には遊猟地として、桓武天皇をはじめ皇族や藤原道長などの公卿がしばしば狩猟に訪ねたところで、数多くの和歌が詠まれています。現在は筍の産地としても有名です。ハイキングや山寺散策コースとして広く親しまれています。
正法寺は、真言宗の寺で、天平勝宝年間の創建です。その後、応仁の乱などで焼失され、元和元年(大阪城落城の年)に再興されたそうです。(拝観料:300円 無料駐車場あり)
このお寺には、枝垂れ桜が多くあり、春日不動明王の前の枝垂れ桜は、まだ開花していませんでした。来週末ぐらいには満開かもしれませんね。
また、白砂に浮かぶ鳥獣の庭(庭石がいろんな動物の形をしています)からの景色が素晴らしいのですが・・・残念ながら、枝垂れ桜(写真右下)は今咲きはじめたところです。
彼方に京の街と東山連峰を望むことが出来ます。
その代わりに、別の方向の枝垂れ桜が綺麗に咲いていました。縁側に座って、桜を眺めていると、庭を流れ落ちる滝の音が心を落ち着かせてくれ、時間が経つのを忘れてしまいそうです。
縁側で、年配のご夫婦が桜を眺めておられました。なんだかとてもいい感じで、思わず写真を撮ってしまいました。(^^;)
正法寺公式サイト http://www.geisya.or.jp/~tf109/shohbohji/
おまけ:正法寺のすぐそばには、大原野神社があります。
千眼桜は、今咲きはじめたところです。染井吉野は満開です。
大原野神社には、有料駐車場(400円)があり、この場所に車を停めて、勝待寺と、正法寺を歩いて訪ねるといいかもしれません。ただし、勝待寺への参道は坂道がきついです。足腰が弱い方は、正法寺、勝待寺を車で移動されたほうが安心です。双方のお寺は、駐車場は無料です。今回私は、まず勝待寺へ車を停め、その後、歩いて大原野神社、正法寺へ移動しました。往きは下りなので楽ですが、帰りはその道を再び登るので、かなり大変でした。すでに足が筋肉痛・・・。所要時間は、勝持持(じっくり)、正法寺(ゆっくり)、大原野神社(さっと)、拝観して、約3時間でした。勝持寺から正法寺まで、0.5キロという表示なんですが、もっとあるような気がします。(^^;)