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魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

郡山城内で盆梅展

2015-02-28 | 博物館・美術館・建築など
大和郡山で開催中の、盆梅展の招待券をいただいた。
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3/11までに行ける日は、2/28(土)しかない。

「絶対に行く!」と決めていたのに、
夫は大阪でセミナーの展示。私一人で行くことに。

前の日の晩、小さな新聞記事を示しながら夫は
「明日、寄席と錣山部屋のちゃんこサービスがあると書いてあるで」と。

その記事を見て、「ちゃんこにも行きたい!」と思い、
「盆梅展を午前中に、午後は片塩寄席とちゃんこ」と計画した。

近鉄郡山駅を降りて、少し歩くと郡山城跡。

何年か前に散策したことがあるので、
お堀の周囲を回って、城の入り口に向かった。

お堀の中では、たくさんのカモが、
ぐるぐる輪になって泳いでいる。カモ トルネード!
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民家の梅も椿も満開。生駒とは違って暖かいんやな~、
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城内には奈良県立郡山高校がある。ここが正門っぽい。
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のぼり旗に沿ってあるいて行くと、お城の建物が見えてきた。
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お堀の橋を渡り、さらに進むと追手門
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    門の右近と左近に、盆梅が飾られている。
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門をくぐると、広い庭。看板に沿って進むと
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正面の建物の右側が会場の、追手門向櫓・多聞櫓
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     会場の玄関前にも立派な盆梅
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玄関に入ると、まばゆいばかりの金屏風と、盆梅。
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    雅の世界が広がっている。
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盆梅といえば滋賀県の長浜。
もう20年も前になると思うが、
長浜盆梅には2回行ったことがある。

長浜のは、野性的な老巨木が多かったように思うが、
郡山盆梅は、さほど大きくないものが多く、雅。



苔も美しく、樹皮1枚で生き続け、花を咲かせている木達がみごと!
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   緋毛氈が金屏風に反射し、あでやか。
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紅梅といっても、花の色も形も大きさもいろいろ。


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                       濃い桃色の八重咲き
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割れて、しかも二股に分かれて樹皮だけの幹なのに、
花を咲かせている。
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            ノコギリで切られたような木。
            新しい芽が出て、花を咲かせている。

自動シャッターで“自撮り” 1回で上手く撮れた!
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     その奥
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    さらに進むと
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        ほんまに樹皮1枚!
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倒れて切られた根元から新芽が出たのだろうか?
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「朧月夜」の名にふさわしい花の色。
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       大きく立派なのは「秀長」と名付けられている。

      郡山の城主だったのは豊臣秀吉の弟、秀長。
      「生涯補佐」に徹した秀長は、秀吉からも領民からも
      深く慕われたと伝わっているが、
      この立派な盆梅に名付けられているのを見て、納得できた。

  梅では珍しく、横に広がった花
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こんもりと盛り上がるような豊富な花。立派な幹ならでは。
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         一番奥の部屋
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その一番奥の、向かって左に背の高いしだれ紅梅
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向って右に最大の盆梅。  その右の薄桃色の花? 撮りたい位置に立てず
白の中に濃い紅の花。    撮影順が不明になり、分からなくなった(-"-; 
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その向って右。「大納言」と名付けられている。圧巻!
「大納言」とは「郡山大納言」と呼ばれた秀長のこと。
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そこから出口を出ると、外壁にそって並んで日光浴中?
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搬入、搬出、開催中の入れ替え…、重くて背の高い盆梅を、
倒さず傷めず移動させるのは、大変な重労働だろう。

もちろん、植え替え、水やりなど、1年中世話してあげないと
盆梅展を続けていくことはできない。

実行委員の皆さま、おおきにm(_ _)m

   春の光がまぶしく、外の梅達も美しい。
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   城跡の半分は、郡山高校になっている。
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私が卒業した石川県立小松高校も、
小松城(蘆城=ろじょう)跡に建っているが、
天守台の石垣以外は、城らしいものは何も残っていない。

もちろん、お堀など全く残っていないが、道を挟んだ城の庭園、
蘆城公園は、今も美しい。
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公園内を歩いて通い、グランドの片隅に建っている
天守台の広場に集った3年間は、私の心の中の宝物。
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郡山高校を卒業した人達も、
きっと、郡山城が心の宝物になっていることだろう。

最近、高校三年生の歌を聞く機会が増え、
そのたびに思い出すのは、天守台や桜並木。

そのたびに胸が熱くなり、「歳とったな~」と思うが、
同時に、貴重な学ぶ機会に恵まれて来た私なんやから、
「あと20年は頑張る!」とも思う。

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