魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

片塩寄席@大和高田市

2015-03-01 | 観劇・ライブ・映画など
2/27の毎日新聞に載っていた小さな記事、
これを見て、2/28(土)の午後こ片塩商店街に行くことに。
   ↓


寄席と、錣山部屋のちゃんこと、
錣山親方(元 寺尾)のサインをもらうのが目的。

郡山の盆梅展を鑑賞して、外の無料休憩所で軽食を済ませ、
近鉄で大和八木⇒大和高田駅に。

しかし、きちんと下調べしていなかった私は、
降りる駅を間違えた。と言うか、路線を間違えた。

橿原神宮前⇒高田市駅で降りないといけなかったのだ(-"-; 

バスまで時間がありすぎるし、天気もいいので、
15分余りの道を歩いて、高田市駅前に到着。

錣山部屋のぼり旗の下に立っていた女性に、
「片塩商店街の寄席のあるところはどちらでしょう?」
と尋ねた。

するとその女性は「あっちや、この人が、文鹿(ぶんろく)さんや」と。
そこで、私は隣に立っている男性が、今日の出演者、
落語家の桂文鹿さんであることを知り、一緒に歩いて会場に向かった。

   
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   駅前の 錣山の のぼり旗       会場前の のぼり旗

奈良で生まれ育った文鹿さんは、当然、交通にも詳しい。

生駒から、しかも、大和高田市駅から歩いた来て、
「私、本当は吉本とか落語の道に入りたかってん」
などとしゃべるこの老女に、半ば呆れ顔で
「こんな道、入るもんと違いまっせ~」と。

受付で木戸銭 1,000円を払い、開演30分前の13:30には
入場して、一番前のど真ん中のイスに着席。

会場近くの商店街に貼ってあったポスターの一部   会場内の
  本日の出演者                       のぼり旗
    ↓                             ↓
 
    ↑
最初の話し手 笑福亭 生寿。演目は「狸の鯉」
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   二番手は 桂 文鹿。「奈良の男と京都の女」
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三番手は三遊亭 圓丸。急遽、友情出演することになったそうな。
この人だけは上方落語ではなく、江戸落語。演目は「怖い話」
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トリは、桂 文福 師匠。桂文枝一門。演目は「お楽しみ」で
相撲甚句や懐かしの演歌を歌って、賑やか。
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堂々たる風格。声の太さ大きさが違う。

会場は立ち見の人もいつぱいで、立錐の余地もないほど。
クライマックスは全員で「高校三年生」の大合唱。
大変な盛り上がりとなった。

トリの出番の前に、三人によるおしゃべり。
三人は奈良県人。文福師匠は和歌山県人とのこと。

文鹿さんの創作落語や、この時のおしゃべりの中で
奈良県人の気質が、面白おかしく語られて、私は大笑い。

しかし、気になったのは…若い二人の着物の着方。

   
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  帯の位置が高い。       胸元がシワシワ、お尻が落ちている。

これでは二人とも、腹に力が入らんやろ。 

特に生寿さんの脊柱S字状彎曲は、絶対に、弱い~ないで、
首の骨もガタガタだと分かる。
首のメンテナンスせなアカンで~。

圓丸さんのこの美しい着物姿、立ち姿も清楚で力強い。
声も柔らかくハリがあり、表情も静かなのにとっても豊か。
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            文福師匠はハッピも替えて、ノリノリ。
     笑いの中に、「落語笑売」の厳しさも同時に伝わって来た。

楽しい中にも

「胎内~新生児期に
 良い姿勢を保つ育児法を広げていかないと、
 落語の伝承者もいなくなってしまうのでは?」

と、心配になった2時間であった。

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