魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

2.必勝安産! 産道を整えよう 渡部信子

2023-06-27 | 全国のケアギバーなどのコラム

2011.2.25 発行

セミナー@大阪の報告と
分娩の三要素・ドライブの三要素
  

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今の渡部信子からのご挨拶
原文にイラストを追加し 
理解しやすくなるよう編集しました。
今、読み直して
「当時は短時間のセミナーで
 ずいぶん高度な触診実習をしていたんやな~」

と驚きます。年々、受講者の体が悪くなり
なかなか技術を習得できない人が増えて来ました。

だからこそ大切です、体作り!

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今年の冬は本当に寒いですね。
豪雪地域の皆様にはお見舞い申し上げます。

私も中学1年生の時、石川県で
「38(サンパチ)豪雪」を経験しました。

1週間吹雪が止まず
やっと吹雪が止んで外に出たら
3mを超す積雪。

学校も1週間休み
家には食料も燃料もなくなり、
本当に大変でした。

今年の冬はこんなに寒かったのに
我が家の庭にスミレが咲いているのを発見!
昨年より1ヶ月も早いので、不思議です。

さて、2/15(火)と16(水)
第1回のメンテ“力”upセミナーを
大阪で開催しました。

広報がまだ行き渡っていないためでしょうね
1日目は22名
2日目は21名と少人数だったため
仙骨の触診、腹直筋離開の触診などの実習も
丁寧にできて
しかも、妊娠29週の妊婦助産師さんが
受講されていたので
彼女のお腹を借りて、私の診察方法を
皆さんに見学していただけました。

その後、ペアで腹部の打診実習までできて
「とても満足」の声が多いセミナーとなりました。

でも、受講者がこんなに少ないのは
今回だけでしょうから、
今後は、打診実習はできそうにありません。

当面はメンテ“力”upセミナーをしっかりやって
今年の11月頃から助産力研鑽セミナーを
トコ・カイロプラクティック学院で開き
そちらで打診や収縮輪の触診実習などを
みっちりやりたいと考えています。

受講条件は考え中ですが
これらの診察が上手くできるようになるためには
メンテ“力”upセミナーで基礎知識と技術を
しっかり身に着け
診察できる体作りをする必要がありますので
ぜひ、皆様お誘いあわせの上
セミナーにお越しください。

1日目はパワーポイントをたくさん見ていただき
骨盤ケアと融合した産科学・助産学を
勉強していただきました。

妊婦も産科医療従事者も、誰もが安産を願っているのに
どうしたら安産できるのかについて
科学的に説明できる人は少ないですね。

それで分かりやすいように、分娩の三要素を
ドライブの三要素に例えてパワポにしました。

お産が安産になるか難産になるか
ドライブが快適になるかどうかは、
この三要素のバランスを考えるとわかります。

 

「娩出物(赤ちゃんなど)」は車体
「産道(骨産道=骨盤と
 軟産道=粘膜・筋肉・靭帯など)」は
       道路・トンネル・橋など
「娩出力(陣痛と腹圧)」は
 エンジンの力や人力で押す力に相当します。

狭い道路を大きな車体の車が
整備不良で、動きの悪いエンジンで
走るとしたら快適なドライブはできません。

おまけに、タイヤが道路の穴ボコに落ち込んでしまったら
いくらエンジンをふかしても、なかなか抜け出せません。

これをお産でいうなら、ゆがんだ骨盤の内側の凸凹に
赤ちゃんの骨重積の部分がぶつかり
激しい陣痛に痛み苦しんでも
なかなかお産が進まない状態です。

それで、前から引っ張ってもらわないといけないのが、
吸引分娩や鉗子分娩。
人力車で車を後ろから押すのが
クリステレルの押し出し分娩です。

 

さらには、大きな落石が道をふさいでいたり、
トンネルの天井から岩が落ち込んで
それに運悪く接触して
動けなくなってしまったら、レッカー車で
後ろから引き抜いてもらわないといけなくなります。
これがお産でいうなら、緊急帝王切開です。

皆さん、ドライブする時は
どの道路が大雨による落石で
通行止めになっているか
事故や工事中で渋滞しているかなどを
確認しながら走りませんか?
そんなの当り前でしょう? 

でも、お産の時に
「産道がよく整備されているかどうか?」
なんて、産婦人科医も助産師も
ほとんど気にかけていないのが
日本(世界?)の現状です。

だから助産師などが力を合わせて
これから妊娠出産する女性に
骨盤のメンテナンス方法を指導しないといけないのです。

もちろん産婦人科医にも加わってほしいのですが
多忙なお医者さんに加わってもらうまでもなく
助産師などが力を合わせればできます。

整備の良い骨産道なら
高齢初産婦でもたいてい安産できます。
なぜなら、現代女性のほとんどは
農作業などの重労働をしたことがない
ので、骨盤も緩んでいるし
軟産道も昔の人ほど硬くないですね。

40歳の3人目の経産婦より、40歳の初産婦の方が
安産するってことは珍しくないでしょう? 
産道を整備した者勝ちです。

安産は祈願するだけではできません。
安産は勝ち取るものです!
“必勝”安産 (^o^)/

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