魔女のひとりごと

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国立科学博物館-2- 恐竜などの骨盤の形状は実に様々

2016-08-11 | 博物館・美術館・建築など
こちらからの続きです。

迷路のような通路を歩いて行くと
ヒト(ホモサピエンス)の骨格が展示されている。

  普通は立った姿勢で展示されているものだが、

  

     なるほど、このように展示すると、
   恐竜・鳥や、他の哺乳類と対比しやすい。

マニラプトラ類というそうだが、
長い尻尾以外は、ヒトの骨格と良く似ている。
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  仕事がら、視線は骨盤にばかり行き、形状の違いにビックリ!
                 左右の坐骨がくっついていて、
                 恥骨と坐骨は離れているようだ。

翼竜に近い恐竜のようだ。
そのため、二足歩行するヒトとは、
違って当然なのだろうが、これほどまで違うとは。

同種を回転させてお腹側からも見られるようになっている。
やはり骨盤は、上記の通り。
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巨大な恐竜。骨盤入口はいっそう細長く、恥骨・坐骨は上記のと同じ。
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これになると、尻尾が細く短く、哺乳類にかなり似ていて、
骨盤入口の形も、縦長楕円で、類人猿のとよく似ている。
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             始祖鳥?
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    骨盤入口は縦長楕円で、類人猿的    
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ステゴザウルスのは、腸骨と恥骨が平行に見え、坐骨が見えない。
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           初期の哺乳類になると
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      バッファローの仲間の骨盤入口も
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  マンモスの骨盤入口も、どちらも横長楕円(ヒトの女性型)!
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   このサイに似ているのは、横長楕円。
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角度を変えて見ても、扁平な横長楕円
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これはネコ科のスミドロン。骨盤入口は女性型っぽい丸い横長楕円
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これはクマ科のホラアナグマ  骨盤入口は、補正してあるが縦長楕円         
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歩き方や、体の使い方、
どれくらいの大きさの子を生むのか?
展示されているのは、オスなのかメスなのか?

それらによって骨盤全体の形状も
骨盤入口の形状も、大きく異なるのだろう。

それにしても、こんなに違うとは、驚きだった。

われわれ現代人も
わずか数十年間で、骨盤の形状が大きく変化した。

二足歩行するようになった人類の歴史は700万年。

この数十年の変化を、
後世の研究者は、どう評価するのだろうか?

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