魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

私史上最高! 大シルクロード展@京都文博

2024-12-27 | 博物館・美術館・建築など

風邪・インフルエンザが流行っているせいか
12/27(金) の午後は施術予約がない!

それなら「これを見に行こう!」
「こんな日もないと、徒歩10分で行ける
 文博に行くともできない😄」

と、カレーで昼食後、京都文化博物館に直行。  ↑
1,600円を支払って入場。ポスターも入場券も

会場内のパネルも、とてもセンスが良く
異国を旅しているような気分に。 ↓

今回の展示は、中国国内の
西は新彊ウィグル自治地区~東の端までの
27カ所の博物館から、約200点を借りて公開。

遊心六中記 という個人(?)のブログに
詳細に掲載されていることが分かったが

私もたくさん写真を撮って来たので
私の理解を深め、忘れないように、載せることに。

西方の博物館からはギリシャ風の男子座像や
   ↓

ラスコーの壁画を思わせる、鹿の絵が刻まれた桶 ↑

ポスターに載っていた 瑪瑙象嵌杯 (メノウ ゾウガン ハイ)
            ↓

同じ材料で作られている 瑪瑙象嵌壺 (メノウ ゾウガン コ)
         ↓

どちらも、5-7世紀の品で
暮らしに使うものとは思えない超高級宝物🤩

紙に文字や絵が描かれた展示品も多く
これは、縦書き👀‼️ マニ教ソグド語の手紙。

草花紋綴織靴 (くさはなもん つづれおり くつ)

1-5世紀の品だというのに
近年作られたのかと疑うほど
保続状態が良く、今でも履けそう。

胡謄舞像 (ことうぶぞう) 唐時代に
ソグド人のダンス ↓ が大流行したのだと。    

人物紋水差 (じんぶつもん みずさし) ↑  (複製品)

7-9世紀の靴下と帽子 ↓ 

金ぴかの鈴 前燕 4世紀 遼寧省博物館
    ↓

大小大きさが違うってことは、音程が違って
曲を奏でられるってこと?
青銅器もそうだが、私の想像以上に楽器が多い。

ササン朝ペルシャの貨幣 ↓

シルクロードの国際通貨として使われたのだと👀‼️

唐の時代の通貨、開元通寶 ( かいげんつうほう)

唐の繁栄と周辺地域に対する唐王朝の
政治的・経済的影響力の拡大に伴い

東アジアの各地の貨幣の基本形となり
日本では 和同開珎 として使われた。

政治的・経済的影響力を伸ばすには
貨幣が大きな役割を果たすことがよくわかる。

吐蕃人物文飾板 (とばんじんぶつもんかざりいた)
 (吐蕃=とばん=チベット 7-9世紀 青海の博物館)

金製飾り (吐蕃=とばん=チベット 7-9世紀 青海の博物館) 

神馬文塼 (しんめもんせん) 西晋 3-4世紀 敦煌市博物館

神馬=神が騎乗する 馬 として神聖視された馬
が描かれた塼 (=レンガ)

戈 (か=武器) ↓ 9-10世紀 西安博物院 

これを長い棒の先端にくくり付けて戦闘に使った。
漫画の絵やTVドラマなどで見たことがある。

車馬儀仗隊 後漢 1-3世紀 甘粛省博物館
実際はもっと多いそうだが、9体のみ出品

双鸞天馬昨鳥文 八花鏡
(そうらんてんま さくちょう もん はっかきょう)
       ↓ 唐8世紀 西安博物院 

とてもきれいな鏡 ↑

馬2頭 ↓ 司馬氏の墓から発見 陶製 北魏 484年 山西博物院  

右前脚は曲げているのだが、上手く撮れず😓

連弁文尊 (れんべんもんたる)
 ↓ 北斉・河清元年 562年) 山西博物院

 

史君墓石堂 (複製品) 580年原作は西安博物院 ↓

女子俑 (じょしよう) 唐 8世紀 陝西歴史博物館
東洋陶磁美術館などで、これまで見たのはこのタイプ 
   ↓

奏楽女子俑 (そうがくじょしよう )  ↑ 5世紀 西安博物院
こんな楽しげな表情の女子俑は初めて見た。

陶製のラクダ 唐 8世紀 洛陽博物館

騎馬胡人俑 (きば こじんよう) 唐 7-8世紀 洛陽博物館   

これが入場券に載っている 鳳首杯 (ほうしゅはい)
        ↓     唐8世紀 陝西歴史博物館

宝石か? と見まがうほど光輝いている
三彩 (緑・黄・褐色)の釉薬で装飾されているのだと👀‼️

六花形脚付杯 (ろっかけい あしつき はい)
唐  8世紀 山西博物院 

貴族が馬に乗って狩猟に出かける様子が
線刻されている。金 鋳造 なので、まばゆいほど金ピカ😲

妙法蓮華経 地涌出品 断簡  北朝4-6世紀 敦煌研究院

現代日本でもお馴染みの文字が並んでいるのだが
解説内容を要約するには難しすぎる…😓

綺麗に撮れたことだし、そのままUP

菩薩像頭部 北魏 6世紀 麦積山石窟芸術研究所

今の日本で見られる、弥勒菩薩像などに
よく似ていて、アルカイックスマイル。

会場内や出口付近にシルクロードの
大きな光景写真が何枚も掲示されている。

菩薩像頭部が発掘されたのは 麦積山石窟

多くの写真の中で、最も心惹かれたのが
思ったのは麦積山石窟 ↓

「元気に歩けるうちに行ってみたい」

空腹時に「何か食べたい」と
たまらなくなるような気分 枯渇感 ? になった。

その他、行ってみたいと思ったのは

これらの名所  ↑  ↓

出口にはラクダの剥製2体「金峰」↓ と「銀岳」↓  

が、特別展示されている。 東京富士美術館所蔵

正倉院展には3回、奈良国立博物館
東京国立博物館・泉屋博古館など
ここに書いたように、いろいろと行って
鑑賞したことがあるがが
今回は私史上最高の感激。

私好みで、美しく、目と心の保養となった。

これだけの貴重な素晴らしい品々を
中国政府が貸してくれて

比較的安価で鑑賞できて
しかも全て撮影OKだなんて、信じられない。

そう思うと、日本から多くの人々に
観光に来てもらうための、施策なんやろね。

それはともあれ、素晴らしかった。
中国に行ってみたい~っ。


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