魔女のひとりごと

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体を動かせない妊産婦激増の東北

2012-12-16 | 妊娠・出産
「陣痛発来しても股関節を屈曲させることもできない産婦さんが激増している」
そんな声を東北地方の助産師から聞くようになったのは、
昨年あたりから。

そのため、従来から私が行っているセミナーの技術では
対応できない妊産婦さんが激増しているわけである。

年々歩くことも筋力を使ってする家事も減り、
スマホやSNSの普及、
追い打ちをかけるように2011.3.11の大震災。

行動範囲がいっそう狭まり、
妊産婦の運動不足はますます深刻化していると聞く。

私は、分娩の場に立つことがなくなってもう15年以上になり
私の施術を受けに来られる人も
そこまで体を動かせない妊婦さんは、来られないので、いない。

なので、東北の分娩の現場で働いている助産師の工夫の方が
役立つに決まっている。

セミナーでは、私がレジュメに沿って基本的な理論や技術を伝達するが
股関節を曲げることもできない妊産婦さんへのケアは
この日アシスタントの、上野助産師が開発技を披露。

11月下旬にギックリ腰となり、その後不調というA助産師が、
ちようどよいモデルとなった。↓



屈曲困難な股関節も、上野助産師がなでると↑

屈曲するようになった↓



四種混合体操だけでも様々なバージョンがある。↓



腰椎前湾の弱い人には、バスタオルを薄く折りたたんで入れる。
厚く折りたたんで入れると逆効果。
↓仙結節靭帯などが硬い人には、結び目を作ったタオルをお尻に当てる。



上野助産師の働く医院は、来年3月末で分娩取り扱い中止、
上野助産師は解雇となる。

解雇された後は、セミナー・執筆などでの活躍を、期待している私である。

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