爺のつぶやき

後期高齢者で知識や話題に乏しい田舎ジジイですが、
見たり聞いたりその日の出来事をつぶやいています。

官製談合事件

2006-12-12 21:22:00 | あれこれ
「河野深川市長逮捕」報道が日本中をかけめぐった。

現職市長が談合容疑で逮捕された翌日、開会中の議会で、急遽辞職勧告決議案を可決した。


今年になって摘発された官製談合事件は全国で49件と昨年の2倍に近いといわれている。


福島・和歌山・宮崎、次々と官製談合で知事が逮捕されても、よその町の出来事程度にしか思っていなかった。


業者は、「公共事業が減少し、生き残るためには談合は仕方ない」と暗黙の了解で、仕事が満遍なく行き渡るようにと認めてきたという。

しかし、今回の事件は、市長が事前に意中の業者に落札させるよう指示する「天の声で」公正な入札を妨害した疑いだ。

従来同じ業者が連続して受注しないよう談合していたが、旭川市の業者が続けて大型工事を落札したため、入札からもれた地元業者から不満が噴き出た。

公共事業が減少し受注競争が激しくなって、今まで業者間の暗黙の了解の秩序は守れなくなった。

道警は業者と市長で金銭の授受があったと見て贈収賄で取り調べているようだ。

10月の選挙では、対立候補に特定業者との癒着、ハコ物行政で、財政逼迫を指摘され激しく追い上げられて苦戦した。

四選を果たしたばかりの市長、市民はウワサどおり、選挙で業者から資金提供を受け借りが出来たことが原因と見ている。


宮城県浅野前知事は、テレビで「行政のトップを長く続けていると、絶えず業者から誘惑の手が伸びてくる」と、コメントしていた。


 山間地で農業に従事し、67年29歳で市議、94年に市長、その間、日本青年団体協議会長、今年5月までは全国市長会副会長として全国の要職も努めた。


深川市114年の歴史に最大汚点を残し、自らは、市民に顔向けのできない、ただの無職浪人となった。

19年1月21日に、新市長が選ばれる。



















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする