15日◇札幌ドーム
日本ハム6-4ロッテ
打線つながり逆転勝利
日本ハム中田翔内野手(31)が、1回ランナー1死二,三塁で中前に先制の2点タイムリー、同点の8回は1死満塁で打席に入り決勝犠飛で4番の仕事を全うした。
先発、マルティネスは1回に中田のタイムリーで2点の援護を受け走者を背負う場面こそありながらも、3回まではわずか1安打、4回に井上のタイムリーで1点を許した。
1点リードの5回に1死一、二塁のピンチを招き、マーティンに右翼席へ逆転の5号3ランを打たれた。6回5安打5四球4失点、107球を投じた苦い結果で降板した。
2点を追う6回ビヤヌエバがフルカウントから内角への直球を左翼席に2号ソロ、1死二塁で西川がカウント2-2と追い込まれたが5球目を中前へ運んで同点に追いつく。
4-4と同点の8回、三失、2四球で1死満塁4番中田翔が打ち上げたレフトフェンスへの大飛球で三塁ランナーが生還し5点目、大田の内野安打で2点勝ち越しチームは連敗を4で止めた。
今年初めてマイクを握った中田は「ハラハラドキドキさせて、悲しい思いをさせる試合がここ最近続いていたので、これからは笑顔にできるような試合を積み重ねていきたい。皆さんの声援は届いている。ファンの声援は僕らの力になると思っています」。感謝を口にした。
栗山監督も「大事な試合こそ主役が勝負する。ハルキが打って、ショウが帰す」と、1勝をかみしめた
この日の観衆は、ちょっぴり寂しい2659人。やっぱり野球は負けこむと球場に足が向かなくなる。