四 苦 八 苦
今年11月に元職場の同僚が亡くなったとき、お通夜でお経が終わりお坊さんが始めた法話を録音してきました。
お坊さんは、腰が痛いとか、膝が痛いとか、肩が痛いとかなどは、四苦のひとつで、四苦八苦という言葉は、皆さんもごぞんじでしょう。
四苦とは、生、老、病、死の四つで、生活苦、老苦、病苦、死苦、の事なんですよ、それに八苦とは、四苦に次の四つの苦しみを加えたものなんです。
愛別離苦 (愛する人と別れる苦しみ)
怨憎会苦 (うらみ憎む者と会う苦しみ)
求不得苦 (欲しいものが得られない苦しみ)
五陰盛苦 (心身の苦しみ)
因みに、四苦(4×9=36)と八苦(8×9=72)合わせて108
これが108 煩悩(ぼんのう:心の迷い)というものなんです。
除夜の鐘を108回打つのは、この煩悩を消し去るためだといわれていますが、消し去る事が出来ないので、上手く付き合っていかなければなりませんという法話でした。
今夜はこのお話をしてくれた住職が打つ鐘の音を聞きながら静かに新年を迎える事にしょう。