コロナ終息の兆しが見えない
1月が終わる。昨年ガンの手術をし、まだ旭川医大病院に入院していた。中国武漢市からの観光客の陽性が判明し道内初の感染が確認されたと報じられた。
あれから1年、コロナウイルスの感染が全道に広がり、医療体制の綱渡りが続いて地域経済も相次ぐ自粛要請の影響でマチはシャッターも降りて疲弊している。
きのう北海道はコロナに感染した人6人が死亡し、新たに106人が感染したと発表した。新規感染者が100人を超えるのはこれで5日連続で今だに終息の兆しが見えない。
これまで道内感染者は1万7千342人、死者は597人となった。道内直近の1週間の10万人当たり新規感染者数は前週を2.21人下回る14.47人となった。
いま、緊急事態宣言の出ている11都府県でコロナの症状が表れていながら入院や療養が見つかっていない感染者が1万5千人もいるという。
それにもかかわらず、政府は感染症法を改正し入院を拒否する感染者に懲役刑を料そうとして撤回したが、感染拡大の責任を患者に転嫁するに等しい。
3次補正予算ではいまだにGOTOトラベルにこだわって1兆311億円、イートに515億円を追加した。菅政権は経済優先で国民の命は2の次の気がする。
その命を守るために、最前線で医療に携わっている人達は、精神的にも体力的にも限界はとっくに超えている。「患者を見捨てるわけにはいかない」という使命感に頭が下がる。