安倍首相の施政方針演説
厚労省の統計不正で本来より少ない額しか受け取れなかった人は、雇用保険関連だけで1942万人で246億円という。
自民党のおエラさんは「さほど大きな問題ではないように思う」という。こんなズレている人が政治中枢にいること自体あきれるばかりである。
家族をかかえて職を失った人、労災で亡くなった人の遺族、ケガで働けない人にとってはたとえ少額でも貴重な給付金である。
今まで安倍首相の演説で自慢気に引用されていた数字はねつ造、改ざんと、ことごとく信用できない数値だったのか疑いを持った。
安倍首相は「重く受け止めている」と謝罪はしたが、厚労相の責任について徹底検証、再発防止に取り組んでほしいと罷免要求を拒否した。
きのう国会で安倍首相の演説をテレビで聞いたが、謝罪にしても森友、加計と同じように他人事のようで真摯な姿勢が伺われなかった。
今回、北方四島の返還、拉致被害者、東北大震災でどのような見解を示すか特に興味があったが、さっぱり解決の糸口さえ見えない演説であった。
口先だけで国民に信頼をなくしている安倍首相だが、国内外は難題山積である。今国会で野党の追及にどう答弁するか、これから目が離せない国会論戦が続く。