北海道日本ハム
戦力アップ頂点を目指す
勝負の3年目へ 緊急つよし
プロ野球北海道日本ハムは29日、千葉市のZOZOマリンで千葉ロッテとの開幕戦で公式戦143試合がスタートする。
昨年の日本ハムは60勝82敗1分でパ・リーグ全球団に負け越し情けない成績で終わった。新庄監督になって2年連続最下位となった。
きのう新庄監督が勝負の3年目の意気込みをテレビで語っていたが、最低でもクライマックスシリーズ、日本一の頂点を目指したいと。
日本ハム昨年「ボールパークFビレッジ」を開業、その収益を球団に還元して、これまでできなかったチーム強化に本気で取り掛かった。
上沢の移籍もあったが、FAの加藤貴之を4年総額12億円で慰留し、オリックスの山崎福也を6球団争奪戦の末4年総額10億円で獲得した。
さらに、昨年米大リーグで活躍したドリュー・バーへイゲン投手を3年ぶりに呼び戻し、アンドリュー・スティーブンソン外野手を獲得した。
また大リーグ通算108本塁打の長距離砲フランミル・レイエス外野手と契約、一発で形勢を逆転する「飛び道具」も手に入れた。
札幌ドーム時代は経営が厳しく選手が出ていくばかりで獲得が難しかったが、今年はフロントが補強に積極的な動きに転じ球団が本気を出した。
この2年間、1軍以外の選手も1軍の試合に出していたので若手選手も成長し投手も野手も戦力が整い誰を起用するか悩むほどになった。
新庄監督の恩師野村克也氏の言葉に「一年目は種をまき、二年目に水をやり、三年目に花を咲かす」という。今年はその3年目がやってきた。
あすの開幕戦。2年連続最下位から脱出。8年ぶりに優勝をうかがう体制もできた。とても楽しみな一年になった。