さて、写真撮るたびにツィッターのようにちょこちょこっと文をつけて更新してきたこの旅の記事だけど、
そろそろまとめましょうかね。
今回は、再建一周年とその間の修正オペも無事終わり、再建もこの1年でようやく落ち着いた感じなのと、
乳がん丸3年の区切りの意味も込めて、この思い出深い3月中に旅に行きたっかた。
この3年、治療と通院がメインの日々でアクティブな旅行らしい旅行もしてなかったしね。
昨年、「三月の縁」という記事にもしたけど、私の中で3月は特別な月になっている。
そこに今回の旅も加えておきたかった感じかなぁ。
そんな意味も込めて、当初は沖縄へと思っていたけど、伊勢志摩へと変更した。
伊勢神宮へは、ちょうど10年前に行った。
その時頂いてきた御札が10年間我が家の色々な出来事を見続けてきてくれていた。
ダンナッチの脳梗塞、動脈瘤、私のがん、再建・・・・・・等々・・・・・・・
けっこう、病気だけとってもハードな10年だったけど、それでも、こうして無事、笑って今すごしてられる。
特に信仰心が強いわけでもないけど、この御札をいったんお返しして
ちゃんと10年のお礼をしなきゃ~~って思いにふっとかられて、伊勢志摩へと変更したのだ。
そんな思いでいたせいか、私にはいつも偶然の女神がほほ笑む。

夜明けの空と海を見ながら温泉に入るだけって感じでいただけなのに・・・・・

目の前には息をのむ光景が・・・・。新しい日が昇る瞬間が美しかった。我が家にとっての初日の出のようだった。

これから先の10年も、きっと、なんとか乗り越えられるような力強い新しい朝の日の光。
見る事が出来て幸せだった。本当に。

ラッキーな私。だけど、寒さだけは今回、敵になってしまった感じだったわ。
こうして昼の光景は暖かな感じだけど、寒い寒い。長袖セーター2枚きてるのが、ミスマッチな雰囲気だ~。
今回、それだけが残念。でも、まぁすべてばっちりより、ちょっと難があった方が先にいっていい思い出ね。

そんな謙虚な思いで、お伊勢さんに参ってきました。キレイな馬。これも、いつも見れるとは限らないみたいで、
こうして姿を見れたのもやはり強運と思いましょう
何事も、先ずは「気」からだからね
で・・・・・
ちょっと書いておきたい番外編

このお人形。江戸時代の成人女性の平均的な等身大なんですって!!
私の身長で154だから、かなり小さい。当時の食生活ではこのくらいの成長だったのね。
そんな時代の中、ここ伊勢の地には、一生に一度は・・・・との思いで、
日本中からはるばる参拝に来る人たちで賑わっていたそうな。
中でも、丁稚で働く子供が、「おかげ」とかかれた柄杓一つ背中に担いで参拝の旅に出る「ぬけまいり」
というのが、社会現象として今でいうブームになったこともあったそうな。
その柄杓を担いでいると、伊勢の人達が、食事や寝るところの世話をしてくれて、
参拝を達成させてくれたようで、まさに「おかげ」という感謝の言葉を背負う旅だったということね。
時は流れ江戸時代から平成の世になった今でも、私も色んな事に感謝をする旅ができた。
これも伊勢マジックかな。
が・・・・・食生活はバリバリ現代人の私。
せっかく伊勢志摩へ行ったのなら、ちょっと寄り道で、松坂で松坂牛を食べてみたいもの!
で、以前、テレビで知った「和田金」。聞けばダンナッチは何度か行ったことがあると
そりゃ~、私が行ってないというのは不公平ではないか
って事で、旅の最後はしっかり大阪に来た嫁の帳尻を合わせてもらったさ~~


炭を盛って焼いてくれるすき焼きは美味しかった~~
本当に、自分の脚で歩いて、歩いて、歩き疲れて、食べられて・・・・・・その事に感謝・感謝。
「おかげ」さま。
再建一周年記念旅は祈念の旅でもありました。
~完~