もうクリスマスも終わり、そろそろ今年のことなんかをゆっくり振り返ったりする時期になってしまった。あっという間と言うか長かったと言うか時間感覚を全く失ってしまった2020。
それは季節をあまり感じなかったからかもしれないね。
そんな中で、今年は精神面で目まぐるしく色んなことがあった。もちろんコロナというのが常にあったおかげで私の生活は一変したよ。今年の漢字を一文字で表すなら「守」かな。
徹底的に守ってきた気がする。それはコロナから身を守る、家族を守る、ということに始まって
あれだけ攻めの姿勢でやってきた宿の仕事を辞めるという決断をしたのもある意味守るということ。財産を守る、信頼できるスタッフの生活を最後まで守ると言うことかな。
綺麗事のようだけど、そのままずっと宿泊業をやっていても出て行くものばっかりで入ることはないのだから大切なスタッフを最後まで守ることは自分の中で真っ直ぐな気持ちではできなかったかもしれないし、やはり正解だったなー。
などと
年の瀬のタクシーのおじさんなんかと話しながら、改めて世の中の商売人の変貌、悲惨さなど、自分に置き換えたら胸が痛い。
閉める決断を早くしたことは良かったと思うけど、いつか良くなると思い続けてきた人たちの判断も痛いほどわかる。
わたしは、駆出しで始めた宿を守るより、自分の心を守ることを選択しただけ。
どんな立場の人も何かを守りながら懸命に今年を生きてきたのでしょう。
と、
ここでよぎるのがあまりにも自己保身に走っているこの国の政治。どこまでしがみつきたいのか、、、
と、話はずれそうだから、修整。
とにかく、いろんなものを守ることを第一に考えて生きてきた今年。
最後、何を守りたいのか?と自問しながら、わたし的にはめずらしく宿のホームページでお別れと閉館の挨拶を載せないでいる。
なんかねー、
うちが辞めようが続けていようが世界は変わらないんだけど、それでも、あの小さな宿に来てくれた人たちの中で少しの記憶が刻まれ、その場所にまた行きたいと思ってくれてる人がいて、彼らから連絡もらう度に、心が痛むんだなぁ、みんな、時間を追うごとにウイルスに憎しみをいだき、ウイルスの原因を糾弾する感情を強め、言葉の隙間に負の感情を擦り込めている。
うちが辞めたと知らせる事で、何人かの人の気持ちをさらに負に向かわせる。
そんな葛藤もあったりして、今は、彼らの気持ちを少しでも守っていると勝手にヒロイン気取りかな。
まー、
どんな言葉を書けばいいのか分からないでいるということ。
これは、年をまたぐ案件かな。
唯一、守りから逸脱したのは、
食欲管理
あ〜
あ~
どうしよー