とさき治療院にいきついたことは、私の乳がん生活5年8カ月の間、ずっと恐怖の支配だったリンパ浮腫との大きな区切りとなった。
医療がその間にすすんだというよりは、
リンパ浮腫をとりまく閉塞感がすっと開けて、私の中の恐怖支配を溶かしていく、その片隅の一つのコマに医療の進歩もあるということかな。(私的には)
つまりは、とさき先生と治療院のスタッフの存在が医療進歩にもまして、患者に届いていなかった(すくなくとも私に届いてなかった)光をくれた。ということ。
とさき先生はパワフルだった。優しくもあり、丁寧な饒舌だったよ~。
それは、すべて、この先生が積み重ねてきた勉強と経験にうらずけられてものなんだなと感じた。
医学界ではなく、医療者として患者と医学界の中間のスタンスで、いわば一番すべてを見渡せる場所で、リンパ浮腫を見てきたという感じ。
だから色んな事情も、技術も、背景も、患者の苦しみも、思いも、わかっている。
そのことが、あれほどパワフルにかつ優しくさせている源なのだと思った。(ご本人の仕事以外の性格もまぁあるのでしょうが・・・・ってか、その性格と仕事に向かう性格は合わせ技なのかな?)
初診ということもあり、これまでのリンパ浮腫の常識みたいなことの話から、そうなってしまった背景、いろんなことで、先ずは私の中にあるリンパ浮腫教科書を書き換えてくれる。
う~~ん、その内容、間違った言葉で私が書いてしまうと、読んでる人に混乱させるかもなので、あくまで、私が理解したこと、うけたイメージと思って読んでね。
これまでのリンパ浮腫の常識って、私の中では「そっと」ってのにつきるんだな。
もうはれものにさわるように、そっと。
だけどね、リンパは皮膚の表面だけじゃない、体の深部にも全身にはりめぐらされてるし、表面をそっとそっと、しかも方向まちがえないようにとか気にして「ちんたらドレナージ」の呪縛にくるしんでたってどんだけなの?ってのに気付かせてくれた。乱暴な言い方だけど、そういうことなんだよね。
動脈も内臓も、老化するようにリンパも老化する。10年たって突如リンパ浮腫って人も、もともとそういうリスクがあって、そこえ老化が重なっていろんな身体状況や生活環境などと複合的に、まるで運命の出会いがしらのようにリンパ浮腫になる。
そういう、リンパ浮腫の正体についてあまり考えてなかった、わからないままでいたことが、今ようやく分かり始めてる感じで、そして、そんな現状のリンパ浮腫研究をうけて、どんどん、医療技術も進歩していくなか、そのわからないでいたのに放置して正しいと思い込んでた医療者とは別に、リンパのことをどんどん吸収して、ではどうすればいいのかと考えて、考えて、患者の負担も考えて、医療の進化もプラスにと肯定して取り込んで、自分の考えるベストな施術とアドバイスを日々続けているのがとさき先生であり、とさき治療院である。
というのが、初診で私が感じた印象。
ということで、ま、安心して身をまかせ、どんなことがあったのかってこと書きます。
胸。
再建胸。
もまれたよん。っんも~~わし掴み。くるおしいまでに情熱的もみほぐしさ~
再建胸は、そっと、豚まんのアツアツの皮をふかふか触ってよろこんでるだけのようだったけど、もったいないよっ!
再建胸って、リンパを流すのにとてもいい道をつくってる可能性が高い、優れものなんだって。
で、リンパ液もたまりやすくもあるんだって。
だから、長所もあれば短所もあるんだけど、長所のほうがはるかに勝ってるし、扱いやすい。
あんのじょ、私の再建胸は随分硬くリンパ液もたまっていたみたいだけど、まるでミルクをしぼりだすように
ぎゅんぎゅんもんでもんで、(パウダーで肌保護しながらね)みるみる柔らかくなって、健康な胸と同じくらい柔らかくなった。
そして、もう、利尿剤飲んだように凄い尿の量。
再建胸は、形も、流す「機能」も、両方の意味でとてもほめてもらった。
あの頃の岡大に感謝。あの時の先生に感謝。
そんな感じで、腕も、あしとか、腋、背中とか、体全体のチェックをしながら胸と二の腕中心にケアをしていただき、
ほんとに体がすっきりした。
そして、ウレタンも作ってもらう。
これまでの常識とされてたことを白紙にして、ウレタンも活用しつつ、リンパ管静脈吻合手術(LVA)も2回目しようとおもう。
ただでさえ老化していく身体の機能、部品。ましてやのリスクもちの部品の私のリンパ管。
メンテしておいたほうがいいでしょ。
そう、LVAはメンテだという感覚が私の中ではつよい。
それだけでは、まだまだ失ったもの回復できるわけないじゃん!でも、質のいいメンテをしながら、正しい保存のしかたをしていけば、とてつもない恐怖ではないのだ!
美肌を目指す、白髪を染める、適度な体重をたもちたい、そんな思いと変わらないテンションでおつきあい。
ただ、医療のことだからね、
正しい情報の選択、水先案内人とよき理解者が大切。
それが、とさき治療院だったのだな~~
医療という事では、印象的なことがあったな。
私の理解した言葉で書くね。
その昔は、細い、腫れてふといという、とても原始的な判断で患者の自覚的所見を退けていたんだって、普通の医者はほとんどね、だから私レベルの太さ(細さ)じゃ、乳腺の主治医もリンパ浮腫として相手しないでしょうと。
だけど、今は、他覚的所見が得られる時代。リンパシンチとかで、患者の訴える違和感なんかを、正しく察知できる時代。そのことをちゃんと知ってるドクターで、それを生かそうと取り組む病院を選択していくのが、私達患者のすべきこと、そして、それを補完して心も体もよりそっていくのが、自分の役目なのだと、とさき先生の饒舌が語ってると思った。
あくまで私はね。
ということで、ま~~書きたいことは、まだまだ、カラフルスリーブでテンションあげあげのことや、再建患者さんとの情報橋渡しで欠損した乳頭のことなど、まだまだあるんだけど、
それはおいおいまた書く~~~
今日は、嵐の新アルバムDVDでまさに胸わし掴み。
まいにち、きゅんきゅん、ぎょうぎょう、もみほぐさな~~