今日・・・・・いや、もう昨日ね。久々、ニュース報道で大笑いをさせてもらった。
これは、全国区になっているのかどうかは定かでないが、地元、大阪ではけっこうなニュース。といっても、そのとらえ方は様々で、全然おかしくもないと思っている人もまぁ、多いのかもしれないが、私は、報道番組ではなく、そのニュースのノーカット版をネットで見て爆笑。
どんな内容かというと、
橋下市長と、テレビ局の報道番組担当の女性記者とのバトル。
といっても、橋下さんの圧勝で、バトル以前にその「かみ合わないやり取り」が私の笑いのつぼだったといってもいい。
女性記者は、「教育委員会」といもののポジションがどのようなものであるのかきっとよく理解していなかったのではないか?でなければ、あれほどくいさがった執拗な質問は恥ずかしくってできないでしょうと思う。
内容は君が代の起立・斉唱についてのアンケートを発端とするものだけど、私は、これについての是非的な意見は何も持っていないし、ここで、書きたいのはそのことではない。ついでに、橋下さんについても、特別なスタンスはないのよんアンパンマンのような御顔立ちが最近しまってきたなぁ~ってくらい
も一つついでに、この「思いこみ」ってのも私の「思いこみ」ではなく、その記者を知る、報道関係の人からのまさに私の裏どり取材で聴いた彼女の性格が「思いこみ」で突き進むタイプというものだったから、この題名で書きすすめるのよん(あまりに気になったから、知り合いにすぐに電話して聞いたのだ!)
で、話もどすけど、
記者は橋下さんに、君が代斉唱についての職務命令について、執行責任者は橋下さんで、その橋下さんが命令を出したのだと思い込んでいたのでしょう、きっと。
でなければ、その是非に関するアンケート内容について、一般論として聞くというスタンスを超えた、責任論的問い方はしないでしょう。
自分が関係ないことを、いきなり責任問題的聞き方されたらそりゃ~かなわないよね~。
地方自治は、執行機関は多元主義をとっていて、長の他に独立の権限をもった機関として委員会・委員をおいている。
そして、教育委員会はまさにその独立の権限をもった執行機関なのだ。
その教育委員会がした職務命令について、「あなたどうよ!」と自分に火の粉をぶつけられても、そりゃ~困惑するでしょう、橋下さんも。
で、橋下さんはそのことを伝えたかったのか、又は、この機会(無知な記者に出くわした偶然)を利用し誤報を修正し、自身の考えもより詳しく伝えたかったのか、
記者に
「その命令を出したのはどこなんですか?」との逆問いを繰り返す。
まさに間違い電話の相手に「どちらへおかけですか?」ってな調子さ~
普通、記者たるもの、この質問の空気をすぐに察知するくらい勉強して挑んでほしいものだが・・・・・まぁ、、そうした執行機関の構造をわかってなかったのかなぁ~、橋下さんのある意味思うつぼ
「あっ、間違えて別のうちにかけちゃった(汗)」ってな感じですぐに引くことをしないのよ!!この記者さん!!
って様子で延々と、ある意味毅然と質問を続けられるのは、彼女の思い込がなせる技だと、観てる側の私的には、そのかみ合わなさが、へたなコントよりおもしろかった。
この件の報道に関しては、橋下さんをしつこいとか、大人げない的な表現をとってる記事などもあるけど、何よりびっくりしたのが、その最後の後付けで、「この職務命令は教育委員会がだしていた」と結んでいること。
これって、橋下さんが出すこともありうると思わせるような表現だけど、それは無理でしょ~~。教育委員会の職務命令は教育委員会がすること。
とどめに可笑しいを超えて怖くなる。報道する側の、思いこみは怖い。笑の後は怖さがわいてきたよ~
かみ合わない話で純粋に笑ってられるのは友人間の戯言とギャグだけにしておきたいものだ。
で・・・・・・・
こうした思いこみってのは、何も、この記者や報道機関だけの事ではなく・・・・・ってか、むしろ一般的な日常の中に多く潜んでいるのではないかなぁ~
これは、乳がんブログだから、あえて病気という観点で書けば、がんイコール死という思いこみも未だ、世間ではある。
私自身も時として死というものと、自分の病気を近くにとらえて心揺れることもある。
が、そんな簡単に死なせてくれなくなったのも、がんをとりまく状況だし、死は別としても、治療法やリスク等々、思いこみの怖さはきりがない。
謙虚な気持ちで情報収集したり精査することは大切。そういう事を再認識させてくれたという意味では、いい報道だった。
まさに、他人のフリ見て・・・ってやつね。